12月6日(金)から8日(日)の3日間にわたり、Ｆリーグ2019/2020 ディビジョン１ 第28節の6試合が行われました。フットサル日本代表のスペイン遠征による中断期間を経て行われた今節は、下位チームが上位チームを下す波乱の結果となりました。

金曜ナイターで行われたフウガドールすみだとエスポラーダ北海道の一戦は、激しい点取り合戦となりました。ホームゲームで勝利し、プレーオフ出場圏内の3位をキープしたいすみだは、立ち上がりから先制点を狙い開始わずか21秒で1点をリードします。しかしシーズン終盤にかけてまとまりを見せる北海道は、佐藤明生選手のアシストから水上玄太選手のゴールで同点に。その後も北海道が逆転するとすみだが追いつくシーソーゲームが展開され、3-3の同点で前半を折り返します。後半も立ち上がりに追加点を挙げたすみだは24分、セットプレーからデネル選手がゴールを突き刺し2点をリード。しかし、北海道が追い上げを見せ、2分足らずで3得点を挙げ逆転に成功します。33分には木村優太選手が追加点を挙げ、北海道がリードを広げると、2点を追うすみだは中田秀人選手をGKに置きパワープレーを開始します。39分、中田選手のパスをガリンシャ選手が押し込み1点差に迫ったすみだでしたが、その後は北海道の集中した守備を崩すことができずにタイムアップ。勝点3を獲得した北海道は順位を9位に上げています。

今シーズン、ホームゲームでの勝利がないバルドラール浦安は、ホーム初勝利を目指しＦリーグ選抜と対戦しました。序盤から拮抗した展開が続く中、試合を動かしたのはアウェイのＦ選抜。12分、左サイドの畠山勇気選手の折り返しに吉田愁平選手が頭で合わせ、先制に成功します。前半終了間際にも追加点を挙げたＦ選抜が2点をリードし、0-2で前半を折り返します。迎えた後半、27分に永島俊選手のゴールで1点差に迫った浦安でしたが、その後に失点し再度2点を追う展開に。4分を残し加藤竜馬選手をGKにパワープレーを仕掛けると、この流れから1点を返しますが、追加点を奪うことができません。終了間際までゴールを狙った浦安でしたが、追撃及ばず2-3で試合終了。今節の結果により、Ｆ選抜が8位に浮上しています。

引き分け以上の結果でプレーオフ出場が決まるバサジィ大分は、シュライカー大阪との上位対決に臨み、大阪の勢いに押され2-8で敗戦。プレーオフ出場決定は持ち越しとなりました。11位のヴォスクオーレ仙台は、上位のペスカドーラ町田から7得点を奪う大金星を挙げています。

熾烈な順位争いが繰り広げられている今シーズンのＦ1リーグも残すところ5試合。第29節は12月14日(土)、15日(日)に開催されます。

その他の試合結果・日程はこちら(Ｆリーグ公式サイト)をご覧ください。

監督コメント

小野寺隆彦 監督（エスポラーダ北海道）
金曜日の夜という試合の中でお客さんにたくさん入っていただいて、得点の取り合いというおもしろいゲームをお見せすることができ、さらに勝利できたことを大変うれしく思います。Ｆリーグの監督を務めて11年目ですが、自分の誕生日当日の試合で勝ったことがなかったので、このような熱い試合で勝ってくれたことが非常にうれしいです。今シーズンを以って監督の退任を決断し発表した中で、選手たちがどういう奮起をしてくれたのかは分かりませんが、粘り強い試合をしての勝利はうれしい結果でした。チームとしてはリーグ戦後半、だいぶ勝点が取れるようになってきましたし、失点もありましたが今季最高の7得点で、しっかりと勝ち切れたことが大きいです。次節は首位の名古屋オーシャンズと対戦するので、しっかりと気持ちを高めて戦っていきたいと思います。

金井一哉 監督（Ｆリーグ選抜）
今節もたくさんのお客さんに来ていただき、バルドラール浦安の皆さんに素晴らしい運営をしていただいたことを感謝しています。試合での勝利はもちろんうれしく感じていますが、何に一番喜びを感じているかというと、ここ数試合、勝ち切れなかったり同点に追いつかれたりという展開が多かった中で今節は選手たちが最後まで集中力を持って「あと一歩前に」という気持ちをプレーで体現できたことがとてもよかったと思います。Ｆ選抜の残り少ない活動の中で、選手とともに一歩ずつ進んでいきたいと思います。残り5試合、すべての試合で勝利を目指すことも目標ですが、その裏側では選手たちがどれだけ成長できるかというところにも目を向けてしっかりと戦っていきたいと思います。

Ｆリーグ2019/2020 ディビジョン1

開催期間：2019年5月25日(土)～2020年1月13日(月・祝)　全33節/198試合

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