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大学日本一を目指す戦い「全日本大学サッカー選手権大会」が開幕!
2019年12月12日
12月11日(水)、大学チームの日本一を決める第68回全日本大学サッカー選手権大会が開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。
高松大学(四国地区代表) 1-4 中京大学(東海地区第3代表)
今大会が40回目の出場となる中京大学が“常連校”の貫禄で、初出場の高松大学を圧倒しました。中京大学は13分、東家聡樹選手がミドルシュートを決めて先制点を挙げると、15分にも西口黎央選手が追加点を決めて2-0とリードします。中京大学は38分に辻泰志選手、加藤弘也選手がパスをつないで崩すと、最後は西口選手がこの日2点目となるゴールを決めて3-0に。さらにその1分後の39分には、久保藤次郎選手がボールを奪い、ドリブルで相手をかわして追加点。中京大学が前半だけで4点を奪います。後半に入ると高松大学も中野瑛登選手らがゴールを狙いますが、中京大学の守備を崩すまでには至りません。アディショナルタイムの90+3分に、交代出場の蓬莱優比選手がヘディングシュートを決めて一矢報いますが、反撃はここまで。前半だけで4得点を奪った中京大学が、危なげない試合運びで高松大学を下しました。
びわこ成蹊スポーツ大学(関西地区第3代表) 2-1 福山大学(中国地区第2代表)
両チームとも立ち上がりからチャンスを作りますが、先制したのはびわこ成蹊スポーツ大学でした。13分、相手の裏に抜け出した佐藤諒選手が右足を振り抜くと、シュートが相手に当たりそのままゴールへ。びわこ成蹊スポーツ大学が幸先のよいスタートを切ります。その後は一進一退の展開となりましたが、74分にびわこ成蹊スポーツ大学大学の主将・井上直輝選手が、ゴール前に抜け出したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを自身で決め、追加点を挙げます。2点のビハインドを負った福山大学も、81分にコーナーキックから塚本和輝選手がヘディングシュートを叩き込みますが、追加点を奪えず試合終了。1点差を守りきったびわこ成蹊スポーツ大学が2回戦に駒を進めました。
鹿屋体育大学(九州地区第2代表) 3-4 新潟医療福祉大学(北信越地区第1代表)
全国大会常連校同士の対戦は、激しいゴールの奪い合いとなりました。先にペースを掴んだのは鹿屋体育大学。12分に藤本一輝選手がペナルティーエリア内で倒されてペナルティーキックを獲得すると、藤本選手自身が決めて鹿屋体育大学が先制します。このゴールで勢いに乗った鹿屋体育大学は、15分に西村光明選手、17分に根本凌選手と連続ゴールを挙げ、わずか5分のうちに3点のリードを奪います。試合序盤は鹿屋体育大学の猛攻になす術なく立ち尽くしていた新潟医療福祉大学ですが、次第にボールをキープし始めると30分には小森飛絢選手が1点を奪い、3-1で試合を折り返します。すると後半は一転、立ち上がりから新潟医療大学が主導権を握る展開になりました。58分に塚田裕介選手が直接FKを決めて1点差に迫ると、65分にはシマブクカズヨシ選手が鮮やかなドリブルで突破し、同点に追いつきます。完全に足が止まってしまった鹿屋体育大学に対し、新潟医療福祉大学は何度となく攻撃を仕掛けます。そして86分、ゴール前で佐々木快選手からのクロスを収めた矢村健選手が、GKをかわしてシュート。これが決まり、新潟医療福祉大学が勝ち越します。試合はそのまま4-3で終わり、新潟医療福祉大学が劇的な逆転勝利を収めました。
東北学院大学(東北地区第2代表) 0-3 東海学園大学(東海地区第1代表)
序盤は得意とするパスワークが冴えず、ペースを掴みきれなかった東海地区の王者・東海学園大学。12年ぶりの出場となる東北学院大学にチャンスを作られる時間帯もありましたが、展開を大きくしてボールを落ち着かせると、35分には榎本啓吾選手のシュートのこぼれ球を拾った、加藤大貴選手が押し込んで先制します。その後、加藤選手が負傷退場するアクシデントに見舞われますが、56分には児玉駿斗選手が直接FKを決めて追加点。さらに67分、榎本選手のクロスに白川大吾廊選手が頭で合わせてゴールネットを揺らします。終わってみれば3-0と東海学園大学が快勝し、初出場の2013年以来6年ぶりとなる初戦突破を果たしました。
北陸大学(北信越地区第2代表) 0-1 常葉大学(東海地区第2代表)
試合は終始、常葉大学が主導権を握る展開となりました。しかし常葉大学は北陸大学の粘り強い守備を崩し切れず、スコアレスでアディショナルタイムに突入。このまま延長戦突入かと思われた90+3分、ついに試合が動きます。コーナーキックを獲得した常葉大学は、土井智之選手のキックを山下柊哉がつなぎ、最後は加藤隼登選手が頭で合わせて待望のゴール。これが決勝点となり、常葉大学が2回戦進出を決めました。
福岡大学(九州地区第1代表) 3-0 北海道教育大学岩見沢校(北海道地区代表)
大学サッカー南北王者の対戦は、今大会出場チーム中最多となる出場43回目の福岡大学が、試合巧者ぶりを見せつけました。17分、福岡大学は左サイドからのクロスを梅田魁人選手が折り返し、最後は大熊健太選手が頭で押し込んで先制します。北海道教育大学岩見沢校も高さのある前線にボールを集めてチャンスを作りますが、ゴールを決めきれません。福岡大学は後半早々の49分にペナルティーキックを獲得すると、これを井上健太選手が決めて2-0に。さらに試合終盤の84分には、花田佳惟斗選手のシュートがポストに当たって跳ね返ったところを、今田源紀選手が詰めて北海道教育大学岩見沢校を突き放します。シュート数はほぼ互角ながらも、終わってみれば3-0と福岡大学が完勝を収める結果となりました。
宮崎産業経営大学(九州地区第3代表) 0-4 IPU・環太平洋大学(中国地区第1代表)
IPU・環太平洋大学が中国地区王者の実力を見せつけました。試合は序盤から動き、9分にはIPU・環太平洋大学の田中翔選手が相手GKのこぼれ球に詰めて先制点を挙げます。IPU・環太平洋大学はその後、赤木直人選手が何度となくシュートを放ちますが、ポストに嫌われるなどしてゴールを決められません。しかし後半早々の50分、恩塚幸之介選手からのパスを受けた赤木選手が、豪快なシュートをゴール右隅に突き刺して追加点を挙げます。さらに57分、田中選手がこの日2点目となるゴールを決めて3-0に。83分には途中出場の岡本奈也選手がドリブル突破からゴールを決め、試合を決定づけます。IPU・環太平洋大学は最後まで宮崎経営大学にゴールを許すことなく、4-0で試合終了。2年ぶりとなる2回戦進出を果たしました。
仙台大学(東北地区第1代表) 3-0 桃山学院大学(関西地区第4代表)
3年生ながら主将に就任した嵯峨理久選手が全得点に絡む活躍を見せ、仙台大学が桃山学院大学を下しました。仙台大学は22分、嵯峨選手の上げたクロスが相手のオウンゴールを誘い、ラッキーな形で先制します。主導権を握った仙台大学は36分、嵯峨選手がGKのこぼれ球を左足で押し込んで追加点。2-0とリードを広げます。桃山学院大学もハーフタイムから交代選手を送り込むなどして攻撃の活性化を図りますが、どうしてもゴールを割ることができません。逆に65分には、嵯峨選手が前線に入れた楔のパスに、岩渕弘人選手が対応。GKとの1対1を冷静に制すると、シュートを流し込んで3点目。桃山学院大学を突き放し、仙台大学が2年連続の2回戦進出を決めました。
12月14日(土)には2回戦が行われ、関東、関西のシード校が登場。1回戦を勝ち抜いた8チームと準々決勝進出をかけて戦います。
全日本大学サッカー連盟公式Twitterでは、当日試合速報を行います。
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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。
2019年度 第68回全日本大学サッカー選手権大会
大会期間:2019/12/11(水)~2019/12/22(日)
会場:浦和駒場スタジアム、NACK5スタジアム大宮、味の素フィールド西が丘、AGFフィールド
柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、川口市青木町公園総合運動場陸上競技場
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