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「悔しさが残る最後の大会」遠藤渓太選手(横浜F・マリノス)インタビュー前編 ~高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会~

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2019年12月12日

「悔しさが残る最後の大会」遠藤渓太選手(横浜F・マリノス)インタビュー前編 ~高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会~

U-15年代の日本一を決する高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会が12月21日(土)に開幕します。ここでは第23回大会に出場した横浜F・マリノスの遠藤渓太選手に大会の思い出や中学生時代について聞きました。
※このインタビューは11月25日(月)に実施しました。

――横浜F・マリノスジュニアユース時代に出場したこの大会について、まず頭に浮かぶのはどんなことでしょうか。

遠藤 悔しかった、という思いですね。中学3年生のときは個人としてもチームとしても結構自信を持っていたので、初戦でジュビロSS磐田に負けた時は本当に悔しかったし、落胆しかありませんでした。ジュニアユースでの最後の大会だったので、これで終わってしまうという悲しさと虚しさ、ここまでしか来られなかった自分たちのふがいなさに、茫然としていました。

――試合は2度リードしながら、残り2分から連続失点で敗れました。記憶に残っているシーンはありますか。

遠藤 3失点目のシュートは、僕の股下を抜かれたものだったと思います。確かそう……いや、絶対にそうですね。たまたま僕のところにボールが来たのですが、僕の体でキーパーにはボールが見にくくなっていたと思います。

――「ここには負けたくない!」というチームはありましたか。

遠藤 横浜FCが結構いいところ、確かベスト4まで勝ち進んだんです。僕らは初戦で負けたのに、試合をすることも多かった同じ横浜のチームが勝ち上がっていき、悔しかったのを覚えています。その横浜FCも準決勝で、堂安律たちがいるガンバ大阪に打ちのめされるんですけどね。同じ世代で大宮アルディージャとガンバの力が抜け出ているのは、肌感覚でも分かっていました。その2チームが決勝に勝ち上がったので、「やっぱりな」という感じでした。
僕らの世代の大宮は、めちゃくちゃ強かったんです。歯が立ちませんでした。特殊なポゼッションをするチームでした。そのチームの監督だった伊藤彰さん(現ヴァンフォーレ甲府監督)が僕らの代の選手たちと一緒にユースに上がって指揮を執ったので、その大宮ユースもめちゃくちゃ強かったんです。高校3年生になってようやく勝ったけど(2015年の日本クラブユース選手権決勝で5-3と勝利)、それまで一度も勝てませんでした。

――ジュニアユース時代に、特に意識して取り組んだことはありますか。

遠藤 利き足とは反対の左足の練習をすごくしていましたね。当時は右サイドハーフで出ることが多かったので、なおさら左足を使えないと生き残れないと思って、意識して練習しました。

――昇格へ毎日必死だったのでしょうか。

遠藤 いや、なぜかユースに上がれる自信はあったんですよ。でも、進路をどうするかという面談をしたら、当初は「△」という感じでした。その際、三浦文丈監督に「日々の練習を100%でやっていない」と言われて、どきっとしました。手を抜いたつもりはなかったのですが、それくらいでもできてしまう部分があったのでしょう。それ以降、毎日の練習を100%でやりました。そうやって、がむしゃらにやったのが良かったのかな。そういう姿勢を評価してもらえたのかもしれないですね。あいつならきついときでも頑張るだろうと。

 

高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15 サッカー選手権大会

大会期間:2019年12月21日(土)~12月28日(土)
会場:
1回戦~準々決勝
コーエィ前橋フットボールセンター(群馬県)、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬県)、J-GREEN 堺(大阪府)
準決勝~決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)

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