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3連勝の湘南が5位に浮上! 名古屋がリーグ戦1位、大分がプレーオフ出場を決める ~Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第29節~
2019年12月17日
12月14日(土)、15日(日)の2日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第29節の6試合が行われました。
ホーム最終戦を様々な演出で彩ったフウガドールすみだ。前節、ホームでのシュライカー大阪との接戦を落としており、必勝を掲げ湘南ベルマーレと対戦しました。プレーオフ出場を目指す両者は激しい攻防を繰り広げ、湘南が得点を挙げるとすみだが追いつく点取り合戦に。しかし10分、ロドリゴ選手のキックインがすみだのオウンゴールを誘い2対3と湘南が勝ち越すと、そのおよそ30秒後にはこぼれ球に詰めたロドリゴ選手のゴールでリードを広げます。前半終了間際には林田フェリペ良孝選手が追加点を挙げ、2対5で前半終了。迎えた後半、序盤から積極的にゴールを狙うすみだは渡井博之選手、上福元俊哉選手のゴールで追い上げを見せますが、その後は湘南ペースで試合が進み、さらに2点を追加。3点を追うすみだはデネル選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、これを凌いだ湘南が4対7で勝利し、勝点3を獲得しました。
リーグ戦3位以内の成績で出場できるプレーオフを目指し、熾烈な順位争いを繰り広げるペスカドーラ町田とシュライカー大阪の対戦は、序盤からペースを握る大阪が2分、アルトゥール選手のゴールで先制に成功すると、その後も2点を追加し3点をリードします。0対3で迎えた後半、ホームの声援に後押しを受ける町田はセットプレーの流れからヴィニシウス選手が1点を返すと、試合終盤には室田祐希選手のゴールで1点差に迫ります。しかし、逆転を狙い仕掛けたパワープレーから失点を喫し、2対4で試合終了。勝点3を獲得した大阪が、プレーオフ出場に向け一歩前進しています。
既にプレーオフ出場を決めている名古屋オーシャンズは、ホームでエスポラーダ北海道と対戦しました。40分を通し試合を支配した名古屋は6対1で快勝。2019/2020シーズンのリーグ戦1位に確定し、来年1月に行われるプレーオフ決勝へとシードされることが決まりました。2位のバサジィ大分は立川・府中アスレティックFCに完封勝利を収め、名古屋に次ぎプレーオフ出場権を獲得。残る1枠を争い、さらなる激戦が繰り広げられることになりそうです。
第30節は12月21日(土)、22日(日)の2日間で開催されます。21日(土)の立川・府中アスレティックFC対ペスカドーラ町田戦、22日(日)のバルドラール浦安対ヴォスクオーレ仙台戦は、日本女子フットサルリーグ最終節との共同開催。両クラブが趣向をこらし、フットサル界全体を盛り上げるイベントを予定しています。
その他の試合結果・日程はこちら(Fリーグ公式サイト)をご覧ください。
監督・選手コメント
奥村敬人 監督(湘南ベルマーレ)
まずは(同日に開催されたJ1参入プレーオフで)サッカーのJリーグ・湘南ベルマーレがJ1に残留できたことが本当にうれしく、ホッとした気持ちでした。試合前のミーティングでは、この日が浦上浩生選手の誕生日だったこともありめでたい日ではありましたが、気持ちを切り替えて試合に臨みました。すみだは前からのプレスが激しく、ピヴォへの攻撃も素晴らしい。切替が早くカウンターもうまいと、選手全員が認識しています。それを全部上回ってやろうと言葉をかけ、一週間の練習に入りました。前からプレスにいき高い位置でボールを奪えればチャンスになりますし、ピヴォへ長いボールを当てられたら撤退を早くしカバーに入る、という意識を常に持ちながらプレーしたことが結果につながったと思います。前に走って、ピヴォに当てられたら戻って、カウンターでの相手より走るという繰り返しは本当に厳しいと思いますが、最後までやり切ってくれた選手たちに感謝しています。自分たちはプレーオフ出場に向けて後がない状態からここまできました。プレーオフに出て湘南ベルマーレがフットサル界を盛り上げていこう、という話をずっとしてきています。少しその目標に届きかけているので、次節のホームでの名古屋オーシャンズ戦に、何としてでも勝ちたいと思います。
比嘉リカルド 監督(シュライカー大阪)
いい前半で3点をリードしたのですが、後半は足が止まってしまいました。当日移動だったことや、一週間のトレーニングの負担もあるかもしれませんが、そういったところを修正し、前半と後半を同じリズム、同じ強度でできるようにしていかないといけないと思います。ただ、全体的にはプレーオフ出場に向けて大切な結果を得ることができました。勝点3を取れてよかったです。
田村友貴 選手(シュライカー大阪)
自分たちの今シーズンの課題は、リードしている試合のコントロールです。この試合も3対0でリードしましたが、そこから難しい時間帯が長くありました。これから厳しい試合が続くと思うので、リードしている時間帯をしっかりコントロールして勝ちきることができるように頑張りたいと思います。ですが、大事な試合で勝点3を取れたことは本当に大きかったと思います。
滝田学 選手(ペスカドーラ町田)
前身のカスカヴェウの時代からチームの歴史を作り上げてきた尊敬する方たちが試合前のエキシビションマッチを盛り上げてくれ、この日を「ペスカドーラ町田の日」にしなくてはならないと個人的に思っていましたが、残念ながらそうすることができませんでした。前半に3失点し、後半は追い上げましたが、それは実力を完全に出し切った結果で追いつけそうだったということではなく、ゲームになっていないところからの立て直しだったので、評価できない部分は多いと思います。自分たちの試合にすることができず、残念です。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1
開催期間:2019年5月25日(土)~2020年1月13日(月・祝) 全33節/198試合
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