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FC東京、レアンドロ選手のゴールでホーム初勝利 ~AFCチャンピオンズリーグ2020~
2020年02月19日
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020は2月18日(火)にグループステージ第2節が行われ、グループFのFC東京はホームでパース・グローリー(オーストラリア)と対戦。FWレアンドロ選手の試合終盤のゴールで1-0と勝利を収めて今大会初白星を挙げ、1勝1分けで勝点を4としました。
アウェイで蔚山現代(韓国)と1-1と引き分けた試合から一週間。FC東京はホームにACL初出場となるパースを迎え、新加入のレアンドロ選手、FWアダイウトン選手、FWディエゴ・オリヴェイラ選手のブラジル出身の攻撃陣を揃えましたが、守備を固める相手に苦戦します。
それでも前線にスペースがない中、辛抱強くボールをキープして相手の穴を探し、21分には中央を抜けたレアンドロ選手からのパスにゴール前に入ったオリヴェイラ選手がシュートを放ちますが、相手DFに阻止されます。
前半終盤にはオリヴェイラ選手が右サイドで仕掛け、MF高萩洋次郎選手やDF室屋成選手と絡んで得点機を探りますが、シュートには至りません。
パースは、第1戦の上海申花(中国)戦が新型コロナウィルス感染流行の影響を受けて延期になったために、この試合が今大会初戦でしたが、オーストラリアAリーグでは現在9戦負けなしで3位につけ、試合勘に問題はありません。
サンフレッチェ広島でもプレーした元オーストラリア代表DFのトニー・ポポビッチ監督が率いるチームは引き気味に戦いながら、チームの得点源であるFWブルーノ・フォルナロリ選手やMFトミスラブ・ムルセラ選手を中心に攻撃を試み、前半31分にムルセラ選手のシュートがクロスバーを叩きます。
後半もFC東京が主導権を握り、59分に大卒ルーキーのMF紺野和也選手をアダイウトン選手に代えて投入すると攻撃が活性化。ペナルティエリア周辺で相手ゴールに迫る場面が増えます。
待望のゴールが生まれたのは83分でした。左サイドでレアンドロ選手がMF安部柊斗選手へスルーパスを送り、ペナルティエリア深くに持ち込んだ安部選手から折り返しを受けると狙いすまして右足を振ると、シュートは相手GKの頭上を越えてゴール右に吸い込まれました。
パースは、60分にフォルナロリ選手のペナルティエリア右からのシュートでゴールに迫る場面を作り、終盤には選手交代でFWの枚数を増やして初の勝点獲得を探りましたが、FC東京は最後まで得点機を与えず、1-0で勝利。今大会初勝利で勝点を4に伸ばしました。
なお、同組の蔚山現代と上海申花の対戦は、新型コロナウィルス感染流行の影響を受けて5月19日に延期され、次節のFC東京の上海申花戦も当初予定の3月4日から5月27日に変更されています。
この結果、FC東京のみがグループFで2試合を消化して勝点4でトップ。1試合消化の蔚山が勝点1で2位、まだ試合のない上海申花とFC東京に敗れたパースは勝点がありません。
グループHの横浜F・マリノスとグループGのヴィッセル神戸は19日(水)に第2戦を迎え、横浜FMはホームでシドニーFC(オーストラリア)、神戸はアウェイで水原三星(韓国)と対戦します。
監督・選手コメント
長谷川健太 監督(FC東京)
非常に難しい相手ということは対戦前から分かっていたので、いかにゴールをこじ開けるか、この1週間トレーニングをしてきましたが、相手もボールを動かすのがうまく、なかなか簡単にはゴールを割らせてもらえず、ビッグチャンスも作れませんでした。それでも危ないシーンはほぼ作らせていなかったですし、じれずにしっかりと戦えたのが良かったと思います。紺野選手が(途中出場で)流れを変えてくれて、より深い位置を狙いながら相手を押し込む状態を作ることができたので、レアンドロ選手のシュートシーンが生まれたと思っています。今日ホームで勝点3を取れたのは、非常に大きな勝利でした。こういう状況の中、しかも平日の試合に7千人を超えるサポーターが来てくれたことに感謝しています。
MF 紺野和也 選手(FC東京)
前半ベンチから見て攻めあぐねていたので、自分が入ったらどんどんリズムを出して、相手の懐に潜り込もうという意識を持ってやっていました。サポーターの応援もあって公式戦ですし、緊張感のある試合でした。出場できて、これでやっとスタートが切れましたが、これから試合に出続けることが大事です。日々の練習が大事になるので、毎日全力で取り組んで試合で100%を出して、チームの勝利に貢献したいです。
FW レアンドロ 選手(FC東京)
厳しい試合でしたが、相手に引かれても我慢強く戦って隙を狙おうと考えていました。ゴールはうれしいですが、チームが勝てたことが何よりで、今日の目標を果たせました。練習でも試合でも自由にやっていいと言われていて責任もあります。監督からの信頼を得ていることも自信につながっています。
トニー・ポポビッチ 監督(パース・グローリー)
ACL初試合でしたが、我々は積極的に戦い、良いチームを相手に良い試合をしたと思っています。19歳で今日が初出場という選手もいて、彼を含めて選手たちは素晴らしいプレーをしました。パフォーマンスには満足です。自分たちは、このレベルでも十分戦えると感じました。それだけに結果は非常に残念で、引き分けが妥当だったと感じていますが、FC東京にはレアンドロ選手のようなクオリティの高い選手がいます。彼らにはおめでとうと言いたいと思います。
大会期間:
プレーオフ:2020年1月28日(火)
グループステージ:2020年2月11日(火)~5月27日(水)
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