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U-15女子の頂上決戦がスタート!アカデミー福島は大量9ゴールで白星発進 JFA 第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会1回戦

2020年12月13日

U-15女子の頂上決戦がスタート!アカデミー福島は大量9ゴールで白星発進 JFA 第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会1回戦

JFA 第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会が12月12日(土)に開幕し、各地の予選を勝ち抜いた32チームが1回戦を戦いました。

ピックアップマッチ1

JFAアカデミー福島(東海1/静岡) 9-1(前半5-0、後半4-1)casa okinawa ale(九州3/沖縄)

静岡県にある磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ球技場(多目的G)で行われた第1戦では、一昨年の覇者であるJFAアカデミー福島と、昨年結成したばかりで今大会が初出場となるcasa okinawa aleが激突しました。

立ち上がりから勢い良く仕掛けるアカデミー福島は、7分、谷川萌々子選手が崩してスペースをつくると、中央に木村未来選手が飛び込んで幸先良く先制します。casa okinawaも前線からの連動した守備でボールを奪い、與那覇花菜選手がミドルシュートを狙いますが、枠を捉えることができません。

相手の圧力をかわして徐々に主導権を握ったアカデミー福島は、16分、21分に谷川選手が連続得点。27分に木村選手が、34分には筒井まつり選手が得点を重ねて、5-0と大量リードで試合を折り返します。

谷川選手をアンカーに据えた後半は、互いにディフェンスの強度を上げてやや重い立ち上がりとなります。こう着状態を打開したのは、谷川選手でした。50分、「チームの流れを変えたい」とドリブルで持ち込んでゴールをこじ開け、ハットトリックを達成します。勢いに乗るアカデミー福島は、51分に木村選手もこぼれ球を押し込んでハットトリックをマーク。

しかしこのままでは終われないcasa okinawaは、63分、松田琉璃子選手のドリブル突破から上原瑠夏選手がゴール。全国大会初得点で士気を高めますが、反撃もここまで。66分にも林椿選手に追加点を許し、9-1でアカデミー福島が2回戦に駒を進めました。

ピックアップマッチ2

北海道リラ・コンサドーレ(北海道2/北海道) 2-3(前半1-1、後半1-2)徳島ラティーシャ(四国1/徳島) 

北海道第2代表の北海道リラ・コンサドーレと、四国大会優勝の徳島ラティーシャが対戦した第2試合は、開始早々試合が動きます。

「暴れてこい」という太田宏監督の言葉に送り出された徳島は、1分に相手のミスを突いて杉本雪奈選手が先制点を奪取。その後も杉本選手の高速ドリブルで右サイドを再三切り裂いて勢いに乗ります。押し込まれる時間が続いた北海道ですが、高橋來碧選手がDFをかわして放ったシュートがゴールに吸い込まれ、1-1で前半を終えます。

「ここで自分が点を取らないと自分たちの流れにならない。真ん中が空いていたので、そこに行こうと仕掛けて、GKの股の間が空いていたのが見えたので狙いました」と振り返ったように、FW高井更紗選手がペナルティーエリア内でディフェンス3人に囲まれながら中央突破し、冷静にシュートを蹴り込んで勝ち越しに成功します。しかしその5分後、北海道は藤井美優選手の得点で試合を再び振り出しに戻します。

互いに決定機を生かせず、2-2のまま迎えた70分、徳島のキャプテン・岡田碧選手が左サイドゴールライン際に持ち込んでマイナスのクロスを供給すると、中央で待つ高井選手が押し込んで、三たび前に出ます。以降は北海道の反撃を抑え込み、2-3で徳島が接戦を制しました。

監督・選手コメント

谷川萌々子 選手(JFAアカデミー福島)
前半から、みんなで見極めて、どんどんみんなで前からプレッシャーを掛けて、いい流れを掴めたんじゃないかと思います。常にゴールを狙うことを意識して、自分がチームの流れを変えようと臨んでいたので、結果的に得点することができてうれしかったです。後半になってみんなの疲れが出てきたと思うんですけど、自分が流れを変えられるように積極的にシュートを狙いました。今大会はチームでは優勝を、個人としては得点を目標にしています。次の試合も一人一人が自分の持っているプレーを全力で出したいと思います。

塩川心春 選手(casa okinawa ale)
プレッシャーをかけて高い位置でボールを奪うことを狙っていました。予想より点差は開いてしまいまいたが、前から、という自分たちのプレーがチームとしてできたと思います。後半は下から細かくパスをつなぐ自分たちのいつものプレーもできました。立ち上がりはシュートもたくさん打てていたので、もっと枠内に入れて、決めるところで決められるように、細かい基本的な練習や体力づくりに取り組んでいきたいです。まだできて2年目のチームで、自分たちのプレーをしながら、楽しく勝つことを目標にしています。今回は大差で負けてしまったんですけど、この経験は次につながると思います。

紺谷あろえ 選手(北海道リラ・コンサドーレ)
みんな全力でプレーして、練習の成果を出せたと思うんですけど、どこかで気が緩んでいたり、力が抜けてしまったりした部分あって、それが失点につながってしまいました。先制点は少しビックリしましたが、みんなしっかりと切り替えられて、追いつくことができました。最初は相手の縦への突破に合わせるのに時間が掛かりましたが、段々対応することができました。運動量で少し徳島さんより劣っていたところが、足りなかった部分だと感じています。

太田宏 監督(徳島ラティーシャ)
決めるところで決められていたらもっと楽な試合になったと思いますが、最後まで気持ちが切れなかった子どもたちのがんばりを褒めたいです。普段の練習以上のことはできないので、気持ちを前面に出してこいという意味で「暴れてこい」という言葉で送り出しました。とにかくシンプルにゴールを狙う、みんなでボールを奪い合うという部分で、気持ちを出してくれたのかなと思います。これまでの全国の最高順位がベスト8なので、それ以上を目標にしています。次戦はアカデミー福島さんですが、気持ちでしっかりとチャレンジして、相手に嫌がられる戦いをしたいです。

大会期間:2020年12月12日(土)~12月28日(月)

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