JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 最新ニュース一覧 > 鳥栖、FC多摩など準決勝進出チームが出そろう 高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会

ニュース

鳥栖、FC多摩など準決勝進出チームが出そろう 高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会

2020年12月21日

鳥栖、FC多摩など準決勝進出チームが出そろう 高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会は12月20日(日)、前橋総合運動公園(群馬)とJ-GREEN堺(大阪)で準々決勝の4試合が行われました。

ピックアップマッチ1

FCラヴィーダ 0-0(前半0-0、後半0-0、PK3-4)サガン鳥栖U-15

近年安定した結果を残しているサガン鳥栖U-15(九州2/佐賀)と、昨夏にU-15クラブユース選手権で初出場ながらベスト8に入ったFCラヴィーダ(関東1/埼玉)。前評判が高い両チームの対戦で、先に流れをつかんだのはFCラヴィーダでした。「自分たちの流れをつくれた」と村松明人監督が話した通り、序盤からショートパスとコンビネーションで相手を翻弄します。石川穂高選手のロングフィードも冴え、豊富な攻撃パターンでチャンスをつくっていきます。一方の鳥栖は我慢を強いられ、前半は思うようにボールを運べません。しかし、戦い方を修正した後半はセンターバックの林奏太朗選手と大場章太郎選手が前方にパスをつなげられるようになり、サイドからゴール前に迫る回数が増えていきます。

以降も互いに決定機をつくり、得点まであと一歩の場面まで迫ります。ただ、最後の局面で精度を欠いてしまい、ゴールネットを揺らすことができません。試合は80分で決着が付かず、PK戦へ。鳥栖は1本目以外全て成功させた一方で、ラヴィーダは2本目と3本目を失敗。この結果、鳥栖が準決勝進出を決めました。

ピックアップマッチ2

ヴィッセル神戸U-15 1-2(前半1-0、後半0-2)FC多摩ジュニアユース

序盤にペースをつかんだのはヴィッセル神戸U-15(関西2/兵庫)でした。守備時は4-2-3-1の布陣で戦いつつ、攻撃時は両サイドバックが高い位置を取ってサイドハーフが中に絞る形で主導権を握ります。ボランチの次橋大地選手などを起点に攻撃を組み立て、14分にはCKの流れから阿江真嗣選手が泥臭くシュートを放って先制点を奪いました。以降もFC多摩ジュニアユース(関東6/東京)に流れを渡さず、1-0で前半を終えます。

しかし、後半は流れが一変。「引かずに戦って、得点を取るしかない」(平林清志監督)FC多摩が猛攻を仕掛けます。高い位置からプレスを掛けて相手の自由を奪うと、素早くボールを前線につないでチャンスをつくっていきます。54分には山下悠斗選手が浮き球のパスをゴール前に出し、貴田遼河選手が反応。ワンタッチで流し込んで同点に追い付きます。これで完全に流れを掴むと、65分にも貴田選手が菅井友喜選手のクロスに合わせて逆転に成功しました。以降もタフに戦ったFC多摩がこのまま逃げ切り、初出場ながらベスト4進出を決めました。

選手・監督コメント

村松明人 監督(FCラヴィーダ)
準備をしてきたのでやれた部分はありました。風もあったので相手が嫌がることをやろうと思い、相手が苦手な長いボールも織り交ぜていきました。ただ、1点が遠かったです。最後のところで取り切れず、メンタル面でゴールに向かおうという意識が強すぎて自分の間に持っていく余裕がなかったと思います。時間の経過とともにゴールが入る雰囲気も出てきて、PK戦も自信があったのですが、得点力不足が最後まで響きました。

石川穂高 選手(FCラヴィーダ)
センターバックのレギュラーを務めていた佐怒賀大門選手が出場停止で、彼をもう一度ピッチに立たせるためにもベスト4に進出しようと話していたので、良い雰囲気でゲームに挑めました。その中で(風の影響も考えながら)戦えたので良い試合の入り方ができていたと思いますし、自分たちも「いけるかもしれない」と感じていたのですが、勝つことができずに改めてベスト4に入ることの難しさを痛感させられました。

岡本歴大 監督(ヴィッセル神戸U-15)
幸先よく1点が取れたので良い流れをつくれました。前半は貴田選手などを警戒しながら、うまくスライドして(ゴール前に)入れさせない守備が機能していたと思います。後半は風上に立ったのでもっと上手く攻められると考えていたのですが、相手の圧力に屈してしまいました。関西も含めてタウンクラブが力を付けているので、Jのアカデミーでもあっても簡単に勝ち切れないと感じました。

貴田遼河 選手(FC多摩ジュニアユース)
練習からクロスを受けてシュートを放つパターンをやっていたので、ゴールは二つともイメージ通りでした。(初出場でベスト4に進出しましたが)僕たちは今季公式戦でまだ一回しか負けていません。ただ、この結果に満足したくないですし、去年のクラブユース選手権でベスト8に入った時に先輩たちから「俺たちを超えろよ」って言われていましたが、もっと上を目指して準決勝も戦いたいと思います。

大会期間:2020年12月12日(土)~12月28日(月)
会場:
1回戦~準々決勝
コーエィ前橋フットボールセンター(群馬県)、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬県)、J-GREEN 堺(大阪府)
準決勝~決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)

大会情報はこちら

アーカイブ
大会・試合
NEWS メニュー

過去の大会はこちら

JFA Youth & Development
Official Partner

  • トヨタ自動車株式会社
  • ニチバン株式会社
  • 株式会社モルテン

JFA Youth & Development Programme(JYD)

  • JFA Youth & Development Programme(JYD)
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー