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決勝進出を懸けて浦和と新潟L、日テレとマイナビが激突 皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会

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2020年12月23日

決勝進出を懸けて浦和と新潟L、日テレとマイナビが激突 皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会は12月24日(木)、サンガスタジアム by KYOCERAで準決勝を行います。

準決勝第1試合は、4連覇まであと2勝と迫った日テレ・東京ヴェルディベレーザ(なでしこ1部/東京)が、初の決勝進出を目指すマイナビベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城)と対戦します。

日テレは、リーグ戦とは異なるシステムを使いながら、ここまで進んできました。「今のシステムでは、私のポジションはスプリントを求められるが、そこでチームに貢献したい」と清水梨紗選手。準決勝では後半の半ば過ぎからゴールラッシュ。小林里歌子選手がハットトリックを決めるなど、ノジマステラ神奈川相模原を5-0で破りました。シーズン終盤になって、チーム状態は上昇一途です。

マイナビは、4シーズンぶりのベスト4進出です。準々決勝のセレッソ大阪堺レディース戦は、一時逆転を許す苦しい展開でしたが、有町紗央里選手の2戦連続延長戦ゴールでPK戦へ持ち込み、粘り勝ち。試合間隔が詰まってくるこの準決勝で、相手より1日短いインターバルと2試合連続PK戦の疲労は懸念されますが、劇的勝利の連続で勢いを加速しています。

両者の対戦成績を見ると、日テレが圧倒的にマイナビをリードし、リーグ戦では負けなしの16勝1分け(2015年エキサイティングシリーズの対戦を含む)。この皇后杯でも2014年、18年の対戦でいずれも日テレが勝利を収めています。マイナビとしては、ここで悲願の白星を手にしたいところです。

準決勝の第2試合は、浦和レッズレディース(なでしこ1部/埼玉)と、アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟)の顔合わせになりました。どちらも、準々決勝のスコアは3-2。点の取り合いを制して、ここに進んでいます。

浦和は、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに一度は追いつかれながら、勝ち越し点を奪っての勝利。清家貴子選手、塩越柚歩選手、そして南萌華選手と、11月のなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプに選出された3人がゴールを挙げました。南選手は「新潟戦は難しい試合が多いというイメージ。まずは失点をしないことでチームに貢献したい。短い時間だが、コンディションを整えていい準備をしたいと思う」と次のゲームに目を向けます。

新潟Lは、INAC神戸レオネッサに2点のビハインドを負いましたが、鮮やかな逆転勝ちを見せました。同点ゴールをアシストした上尾野辺めぐみ選手は「リーグ戦の後半から、やりたいことを出せる試合が増えてきて『あとは点を取るだけ』という話をしていました。3点は出来すぎかもしれませんが、こういう結果が残せてよかったと思います」と自信をうかがわせています。

この準決勝の成績では、10戦して4勝6敗の浦和に対して、新潟Lは4勝1敗。決勝戦進出率では新潟Lが上回りますが、ただ一度だけ敗退した2010年の対戦相手は浦和です。今回、5回目の決勝進出を果たすのはどちらでしょうか。

開催期間:2020年11月28日(土)~2020年12月29日(火)
【1回戦】11月28日(土)・29日(日)
【2回戦】12月5日(土)・6日(日)
【3回戦】12月12日(土)・12月13日(日)
【準々決勝】12月19日(土)・12月20日(日)
【準決勝】12月24日(木)
【決勝】12月29日(火)

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