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第29回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!
2020年12月25日
第29回全日本大学女子サッカー選手権大会が12月24日(木)、兵庫県三木市の三木総合防災公園で開幕し、各地域の代表14チームが1回戦を戦いました。
ピックアップマッチ1
大東文化大学 7-0(前半4-0、後半3-0)北陸大学
関東第7代表の大東文化大学と北信越第2代表の北陸大学の一戦。北陸大学は、福井工業大学と合同チームでの出場です。キックオフから大東文化大学が主導権を握りボールを支配しますが、北陸大学の素早い守備の対応でボールを弾き返します。7分に加藤梨子選手のコーナーキックから浅田真理奈選手がヘディングシュートを決め先制点を挙げ、14分には池田千織選手が中央を突破し追加点。その後、31分、37分はコーナーキックからのオウンゴールにより追加点を挙げます。北陸大学は44分平能彩佳選手からのスルーパスを川端志歩選手が裏へ抜け出しシュートを打つも、惜しくもゴールポストの右側へ外れてしまいます。後半、大東文化大学は相手の状況を見ながらボールを回し、次第にリズムに乗ってきます。中村姫花選手の右サイドでのスピードに乗ったドリブルから何度もチャンス演出。49分には長い距離のドリブルから、中村選手が6点目のゴールを決めます。89分には交代で入った小林るりい選手が起用に応え7点目を挙げ、2回戦進出を決めました。
ピックアップマッチ2
八戸学院大学 1-6(前半1-2、後半0-4)福岡大学
九州第1代表で、古豪復活を目指す福岡大学と、創部2年目から6年連続出場となる東北第2代表の八戸学院大学との一戦。前線にターゲットを置き、そこを起点に両ワイドを広く使って攻める福岡大学に対し、八戸学院大学はバランスよくショートパスと個人技を主体に攻める展開となりました。立ち上がりからロングボールを有効に使った福岡大学が14分、サイドにボールを展開。古庄恵実選手が見事なドリブルで切り込みクロスをあげると、原田優選手が見事に合わせて先制点を挙げます。その後も優位に試合を進める福岡大は、CKのこぼれ球を古庄選手がペナルティエリア外から豪快に蹴り込み、追加点を得ます。しかし八戸学院大も前半アディショナルタイムに佐藤悠乃選手が豪快なシュートを放ちます。バウンドしたボールがGKの頭を越えてゴール。福岡大リードの2-1で前半を折り返します。後半流れに乗りたい八戸学院大でしたが、福岡大が押し込む展開が続きます。52分に冨田選手、58分に安藤選手が立て続けに追加点を挙げて八戸学院大を突き放します。時間とともに受け身となった八戸学院大の足が徐々に止まりはじめ、福岡は70分に西山陽菜選手、77分には再び冨田選手がゴールを決めて試合を決定づけます。最後まで攻撃の手を緩めなかった福岡大学が6-1の勝利を収め、2回戦進出を決めました。
ピックアップマッチ3
仙台大学 1-3(前半0-2、後半1-1)日本体育大学
東北第1代表の仙台大学と前回大会の覇者日本体育大学の一戦。開始早々4分、日本体育大学の富岡千宙選手のクロスに、目原莉奈選手が豪快なオーバーヘッドゴールを決めます。丁寧にパスを繋ぎ攻撃のチャンスをうかがう日本体育大学に対し、仙台大学は堅い守備でゴールを守ります。仙台大学も裏への飛び出しでチャンスを得ますが、得点には至りません。日本体育大学は徐々にペースを掴み、サイドを起点とした攻撃が続いた37分、関口真衣選手がクロスをあげ、目原選手のポストプレーから沖土井咲希選手が落ち着いて2点目を決めます。後半に入っても日本体育大学の攻撃が続く中、仙台大学は守備のラインをあげて攻めにでます。58分、仙台大学は素早い攻撃を仕掛け、高原天音選手のドリブル突破からのクロスに加村ななみ選手が合わせ、待望の1点を決めます。失点を許した日本体育大学は攻撃を強め、仙台大学ゴールに迫ります。再び日本体育大学ペースとなった65分、富岡選手のコーナーキックから関口選手がヘディングであわせ、追加点を挙げます。メンバーを交替して攻撃の手を緩めない日本体育大学に対し、仙台大学も最後までゴールを目指しますが、試合は3-1で終了。日本体育大学が2回戦進出を決めました。
コメント
MF #8 合田蒼乃 選手(大東文化大4年)
初戦で入りが難しい中でも前半のうちに点を決めることができ、1試合を通して自分たちのペースで試合を進めることができたのはよかったです。ですが、パスの質やシュートを決め切るという面でまだまだ課題の残る結果となりました。次の早稲田大学さんは関東予選で負けているチームなので、今回は勝って準々決勝に進めるように頑張ります。
DF #4 九谷さくら 選手(福岡大4年)
初戦で緊張もあり、雨の中で難しい入りになりましたが、しっかりと点を取ることができ、自分たちのペースで試合を進められ勝利することができました。私たちの目標はベスト8です。26日の試合ではチャレンジ精神で全力で戦って勝利できるよう頑張ります。応援してくれている方々の思いも背負って、目標達成のために準備をして、チーム一丸となって試合に臨みます。
GK #19 福田まい 選手(日本体育大4年)
コロナ禍の厳しい状況の中、インカレが開催されたことを心から感謝します。初戦で緊張感やプレッシャーが強い中、試合開始してすぐに得点できたことはとても良かったです。前半2-0で折り返しになり、皇后杯の結果を見ていると2-0は怖く、後半の入りをよくしようと話しました。それにもかかわらず、後半12分に失点してしまい、GKとして悔しく情けない気持ちでいっぱいです。この試合で出た課題点をしっかり見つめ直し、試合を積み重ねる毎に成長していけるよう挑んでいきます。
大会概要
第29回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:2020年12月24日(木)~2021年1月6日(水)
会場【無観客】:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、味の素フィールド西が丘(東京都北区)
公式Youtube(https://www.youtube.com/channel/
UCh_0JA9LCXCRp3G2uj1dOkQ)にて、全試合ライブ配信予定です。
当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。
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