JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 最新ニュース一覧 > メンバー大幅入れ替えの名古屋が京都を突き放し3勝目 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第9節
アイリスオーヤマ
トヨタ
ニチバン
モルテン
国内競技会開催事業

ニュース

メンバー大幅入れ替えの名古屋が京都を突き放し3勝目 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第9節

アイリスオーヤマ
トヨタ
ニチバン
モルテン
国内競技会開催事業

2021年07月05日

メンバー大幅入れ替えの名古屋が京都を突き放し3勝目 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第9節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021WESTは、7月3日(土)と4(日)に第9節を行い、京都サンガF.C. U-18(京都)と名古屋グランパスU-18(愛知)が対戦しました。

ピックアップマッチ

京都サンガF.C. U-18 2-3(前半1-1、後半1-2)名古屋グランパスU-18

リーグ再開後の初戦となった名古屋はトップチームのAFCチャンピオンズリーグに帯同する選手やけが人が多く、前節のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)戦から、スタメンが半数近く入れ替わり試合に挑みました。決してベストメンバーとは言えない布陣でしたが、MF佐藤大晴選手(#6)が「帰って来る場所をなくすくらいの気持ちで戦おうと話をした」と話す通り、選手の気合は十分。序盤はボールが落ち着かない展開が続きましたが、徐々に特徴である前からの守備とパスワークを発揮すると20分には高い位置で奪ったボールをFW遠山湧斗選手(#15)が豪快に決めて、均衡を崩しました。

対する京都は、ここまで1分3敗。DF大坪謙也選手(#4)が「まだ1試合も勝てていない状況なので、今週は勝点3を取るためにスタッフ含め一丸となって戦おうと決めていた」と振り返る通り、簡単には引き下がりません。序盤から、高い位置でのボール奪取を狙う名古屋の背後を突くため、自陣からロングボールを入れると、39分にはDF植田陸斗選手(#2)のパスから、ペナルティエリア右を抜け出したFW平賀大空選手(#11)がゴールネットを揺らしました。

1-1で迎えた後半も一進一退の展開が続きました。51分には、名古屋にチャンスが到来。左サイドからのドリブルでゴール前へと進入した佐藤選手が倒され、PKを獲得すると、自ら決めて2度目のリードを奪いました。対する京都も、直後の54分に右CKのこぼれ球をDF嶋洸輔選手(#3)が拾うと、最後はFW小山真生選手(#17)が見事な一撃を決めて、再び試合は振り出しとなりました。

「追いついた時に、このままの勢いで相手を圧倒できると思った」(MF遠山悠希選手/#7)京都は、64分には植田選手が自陣からパスを展開。MF山嵜陽選手(#8)、遠山選手とつないで、ゴール前に入れたボールを平賀選手が合わせましたが、シュートは枠を捉えることができません。

追いついた勢いで押し切ろうとする京都に対し、名古屋はフレッシュな選手を続々と投入し、攻撃の糸口を探ります。85分には、交替で入ったMF西凜誓選手(#24)がドリブルで進入したところを倒され、PKを獲得。「凜誓に蹴らしてあげたかったけど、下級生が外して落ち込む姿を見たくなかった。それなら、自分が責任を持って蹴ろうと思った」と話すMF加藤玄選手(#5)が決めて、三度目のリードを手にしました。終盤はプレミア初出場のGK北橋将治選手(#21)が2度のビッグセーブで失点を回避し、名古屋が今季3勝目を掴みました。

監督・選手コメント

志垣良 監督(京都サンガF.C. U-18)
苦しい状況の中、選手はよく戦う姿勢を見せてくれました。最後までよく走り切ったとも思います。ここまで勝点3が取れていませんが、相手に圧倒された試合は一つもありません。今日もセットプレーからやられましたが、インテンシティ高くプレスをかけたり、前方に走ったり、トップチーム同様に前向きな姿勢を見せてくれました。細部でゲーム不足の影響も感じ、今後ゲーム値を上げていくしかないと思いました。失敗の中からの学ぶことはたくさんあり、それが彼らの成長につながると思います。

DF #4 大坪謙也 選手(京都サンガF.C. U-18)
この状況下でもプレミアリーグができているのは、喜ばしいことです。その感謝の気持ちを忘れず、プレーしようと思っていました。また、これまで白星が奪えていないので、今日はチャレンジャーの気持ちを持ち、全員でハードワークしようと意識していました。僕が2失点目のPKを与えてしまったため、2度目に追いついた際は仲間への感謝と、「ここから逆転するぞ」と気持ちが昂っていました。ハードワークはできていたので、攻撃で冷静にゴールを決め切れるようになりたいです。

古賀聡 監督(名古屋グランパスU-18)
プレミアリーグが中断していた2カ月間は、攻撃でも守備でも個人で状況を優位に変えようと意識していました。今日奪ったPKでの2得点を含め、自らが状況を打開する場面が多かったです。これまで3年生は各々の特徴が見えるプレーが多かったのですが、下級生に見えづらかった。今日は彼らが特徴を出しながら試合に勝てたので、自信につながります。けがしている選手も、うかうかしていられないと思うはずです。

MF #6 佐藤大晴 選手(名古屋グランパスU-18)
これまでの4試合とはスタメンがガラリと変わったため、厳しい戦いになると予想していました。特に攻撃の前4人で残っているのは、自分だけだったのでチームを勝利に導く意思を強く持っていました。2点目の仕掛けなどプレミアリーグがなかった2カ月間での成長を実感できて良かったです。普段スタメンではない遠山のような選手が決めれば、競争が激しくなり、良い刺激になります。

その他の試合結果

サンフレッチェ広島F.Cユース 3-0(前半0-0、後半3-0)セレッソ大阪U-18
ジュビロ磐田U-18 2-1(前半0-1、後半2-0)ヴィッセル神戸U-18
大津高校 1-0(前半0-0、後半1-0)東福岡高校
ガンバ大阪ユース 1-3(前半0-1、後半1-2)サガン鳥栖U-18

暫定首位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、FW棚田遼選手(#10)の先制点を皮切りに後半だけで3点を奪い、セレッソ大阪U-18(大阪)に快勝しました。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)をホームに迎えたジュビロ磐田U-18(静岡)は、MF藤原健介選手(#13)の2ゴールで逆転勝ち。大津高校(熊本)と東福岡高校(福岡)による九州対決はMF碇明日麻選手(#30)のゴールを守り切った大津に軍配が上がりました。ガンバ大阪ユース(大阪)は、サガン鳥栖U-18(佐賀)に3失点を許し、今季初黒星を喫しました。

大会期間:2021年4月3日(土)~2021年12月5日(日)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー