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中断前ラストゲームで勝利を目指す北海道、好調の湘南に逆転負けを喫する 立川・府中に勝利した北九州は8位浮上【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第7節】
2021年07月20日
7月16日(金)から18日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第7節が行われました。新型コロナウイルス感染症の影響でバルドラール浦安対ペスカドーラ町田の一戦が延期となりましたが、開催された5試合ではそれぞれ熱戦が繰り広げられました。
東京オリンピック・パラリンピックと、その後に控えるFIFAフットサルワールドカップに向けて、およそ2カ月半の中断期間に入るF1リーグ。中断前のホーム2連戦のうち、初戦を引き分けで終えた北海道は、必勝を掲げ湘南ベルマーレと対戦しました。好調の湘南の圧力に苦しんだ北海道でしたが、15分には宮原勇哉選手のキックインに合わせた田辺陸選手のシュートで先制に成功します。第1ピリオドをシュート数わずか6本で終えた北海道は、第2ピリオドで攻勢を強めて追加点を奪いたいところでしたが、同点を狙う湘南の圧力の前にペースを握ることができません。それでも1点のリードを守りながら試合終盤を迎えた北海道でしたが、37分にロドリゴ選手の個人技から同点に追いつかれると、38分には左CKの流れから内村俊太選手にゴールを許し、1点を追う展開に。勝利を狙う北海道は、木村優太選手をGKに置きパワープレーを試みますが、高溝黎磨選手にパスカットからのパワープレー返しを浴び湘南にリードを広げられてしまいます。その後も終了間際までゴールを狙った北海道でしたが、残り3分の戦いが勝負を分け1-3で逆転負け。中断前ラストとなるホームゲームを勝利で飾ることはできませんでした。
前節、ペスカドーラ町田との接戦を落とし、馬場源徳監督が「成長は見えるが焦りを感じている」と話していたボルクバレット北九州は、中4日で立川・府中アスレティックFCと対戦しました。立川・府中も決定力に課題を抱えており、両者ともに是が非でも勝利がほしいと意気込んで迎えたこの一戦。序盤から激しい攻防を繰り広げる中、試合を動かしたのはアウェイの北九州でした。4分、この日がFリーグデビューとなった立川・府中のGK西滉太選手が取り落としたボールをチャオ パルメイロ クリスチャン選手がすかさずゴールに蹴り込み、先制に成功します。先手を取られた立川・府中が攻勢を強めますが、GK小島義瑛選手が好セーブを見せゴールを守ります。7分には樋口岳志選手が自陣から前線に大きく放ったボールをチャオ選手がダイレクトでゴール前に送り、前鈍内 マティアス エルナン選手が追加点。0-2で迎えた第2ピリオドも立川・府中の猛攻をしのぎ、長く続いたパワープレーにも集中した守備を見せた北九州が5試合ぶりの勝利を収め、順位を3つ上げて中断期間を迎えています。
F1リーグはFIFAフットサルワールドカップを終えた10月8日に再開を予定しています。
監督・選手コメント
金井一哉 監督(エスポラーダ北海道)
コロナ禍の中、多くの皆さんに会場に来ていただきありがとうございました。また、ホームゲームを開催することができ、すべての方々に感謝します。試合では長い時間リードをすることができましたが、最後まで守り切ることができず逆転負けという悔しい結果でした。応援してくださるすべての方に、本当に申し訳なく思っています。ですが、選手たちは最後まで諦めることなく、ギリギリの局面で体を張って集中してプレーをしてくれました。それ以外の部分で見えた課題をしっかりと次に生かして取り組んでいきたいと思います。中断期間では得点力にフォーカスをしたトレーニングをしていきたいと思っています。合わせて守備の改善にも取り組んでいきます。ゴールを奪うところと、ゴールを防ぐところ、どちらもゴールに関わる部分がポイントになってくると思います。
馬場源徳 監督(ボルクバレット北九州)
まず、相手の攻撃に関しては予想の範囲内で攻略ができたと思います。第1ピリオドでは自分たちがボールを持つ時間を確保できましたが、第2ピリオドではこれまで勝点を積み重ねられていないという焦りやクワトロのシステムに慣れていない点からなかなかボールを持つことができませんでした。その中でも体を張って守り、相手のベストセットでの攻撃やパワープレーをしのいで勝点を取れたことはよかったと思います。選手たちを褒めたいです。
水上玄太 選手(エスポラーダ北海道)
うまく先制することができましたが、第2ピリオドは防戦一方になってしまいました。やはり1点で勝つことは難しく、2点、3点と取れなかったことがこの結果につながったと思います。ここ最近は少ない得点しかできていないので、中断期間では得点力、決定力や勝負強さというところをしっかり進化させられるように頑張っていきたいと思います。
前鈍内マティアスエルナン 選手(ボルクバレット北九州)
難しい試合になると思っていました。相手も勝てない試合が続いていて、僕たちも同じ状況だったので、チームにとって大切な勝点3をしっかりと勝ち取ることができうれしく思います。(自身のゴールについては)監督から「後ろのポジションであるフィクソの選手でもしっかり得点ができるように」と言われているので、僕は後ろでプレーをすることが多いですが、いいボールが入ったらそのまま抜け出せばシュートのチャンスも出てくると信じて、チャオからの素晴らしいパスに合わせて決めるだけでした。
Fリーグ2021-2022 ディビジョン1
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