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2年ぶりに開催される高校年代フットサル頂上決戦!大会概要&甲斐稜人選手(ペスカドーラ町田)インタビュー JFA 第8回全日本U-18フットサル選手権大会
2021年07月28日
高校年代のフットサル日本一を決めるJFA 第8回全日本U-18フットサル選手権大会が、7月29日(木)から8月1日(日)にかけて京都府京都市体育館で行われます。
本大会には、全国の地域大会を勝ち上がった16チームが参戦し、4つのグループに分かれてリーグ戦を行います。各グループの上位2チームがトーナメント方式の決勝ラウンドに進み、日本一を競います。
2年前の第6回大会では、決勝が初めてフットサルを専門とするチーム同士の対決となり、ペスカドーラ町田U-18が初優勝を遂げました。今大会にもバルドラール浦安テルセーロ(関東1)、フウガドールすみだファルコンズ(関東3)という2つのFリーグ下部組織チームやU-20フットサル日本代表候補にも選出されたFP陣川凌選手、FP中島圭太選手を擁するエスタボンU18(関西1)といったフットサルの専門チームが出場します。
また、過去に本大会を優勝した経験のある名門サッカー部の作陽高校(中国)、帝京長岡高校(北信越)、矢板中央高校(関東2)、聖和学園(東北)も出場を決めており、2大会ぶりにサッカーの強豪校が優勝する可能性も十分です。
今大会を経験して、FリーグやJリーグに羽ばたく選手も徐々に増えてきています。日本のフットボール界を担う高校生年代の選手たちが繰り広げる熱戦にぜひご注目ください。
インタビュー
ここでは第6回大会で優勝を果たし、現在はペスカドーラ町田で活躍する甲斐稜人選手に登場いただき、大会の思い出や高校時代について語ってもらいました。
○オンライン取材日:2021年7月19日
――U-18フットサル選手権の優勝から2年が経ちました。今でも、大会を思い出すことはありますか?
甲斐 思い出しますね。今でもJFA TVに映像が残っているので、それを見直すこともあります。当時と今で自分のプレースタイルがどう変わったかを見比べたり、成長できているかを確認したりしますね。準決勝のサントス戦で決めたゴールシーンを見て、良いイメージを作ることもあります。
――全国大会では、圧倒的な強さを見せました。うまくいった要因は何だったのでしょうか?
甲斐 僕もいろいろなチームでプレーしてきましたが、チームの雰囲気がすごくよかったです。あとは短期間での連戦なので、チームスタッフのサポートが良かったと思います。僕たちは1試合目と2試合目の間に時間が空いていたら、ホテルに戻ってアイスバスで体を冷やしてケアをしたりしていました。少しでも時間があれば、自分の部屋に戻って休憩していました。試合以外の時間の使い方もすごくよかったと思います。
――決勝戦はシュライカー大阪 U-18との試合でした。この試合はどんな記憶がありますか?
甲斐 決勝ということで気持ちが高ぶり入りが良くなかったのですが、そこでもみんな声を掛け合い、ぶれずに戦って先制点を取ることができたと思います。全員で戦えたことが、勝てた要因かなと思っています。
――日本一はこの大会が初めてでしたか?
甲斐 はい。すごくうれしかったのですが、優勝の瞬間はまだ実感がわかないというか、目の前の試合に勝ったなという感じでした。終わって、少し時間が経ってアドレナリンが抜けて疲労感を感じた時に「ああ、日本一になったんだな」という感じになりました。
――今も当時のチームメート数名と一緒にFリーグを戦っています。チームメートはどんな存在ですか?
甲斐 (毛利)元亮がフットサル日本代表に呼ばれているのは、刺激になりますね。中学生、高校生の時から一緒にやっていたメンバーで、頭一つ抜けて一つ先のステージに行っているという意味では、良い刺激になります。
――この大会に出場する選手たちにメッセージをもらえますか。
甲斐 4日で最大6試合というのは、本当に厳しい戦いになると思います。僕が言えるのは、試合のない時間帯をどう過ごせるか。そこの過ごし方が大事ですし、コロナ禍で活動が制限された中、チームとしてのまとまりがどれくらいあるかは注目したいです。個人的には、やっぱりフットサル専門のチームに優勝してほしいです。U-20日本代表にも数多くの選手が選ばれていたバルドラール浦安テルセーロは楽しみですし、関東のチームに連覇を果たしてもらいたいですね。
大会期間:2021年7月29日(木)~8月1日(日)
大会会場:京都府/京都市体育館