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U-15年代の日本一を決する大会が開幕!“夏の王者”FC東京U-15むさしなどが初戦を突破 高円宮杯 JFA 第33回 全日本U-15サッカー選手権大会

2021年12月12日

U-15年代の日本一を決する大会が開幕!“夏の王者”FC東京U-15むさしなどが初戦を突破 高円宮杯 JFA 第33回 全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15サッカー選手権大会が12月11日(土)に開幕し、群馬県と大阪府、山口県の3会場で1回戦の16試合を行いました。

ピックアップマッチ1

青森山田中学校 0-3(前半0-0、後半0-3) FC東京U-15むさし

山口県維新百年記念公園ラグビー・サッカー場で行われた青森山田中学校(東北1/青森)とFC東京U-15むさし(関東8/東京)の対戦は、序盤からFC東京むさしのペースで試合が進みました。息の合った連係から積極的に相手ゴール前に飛び出し、チャンスをつくると、13分はMF菅原悠太選手(#33)のパスを受けたMF佐藤龍之介選手(#10)がゴール前まで持ち込んでシュート。17分にもFW山口太陽選手(#9)のパスから佐藤選手がGKとの1対1を迎えましたが、得点には至りません。その後も、FC東京むさしが見せ場をつくり、前半だけで14本ものシュートを放ちましたが、1点が奪えないまま前半を終えました。

「いつもだと決め切れなかったら焦って選手同士で言い合いして、1本決められてから火が付く流れが多かった。でも、今日は自分たちでも良い流れがつくれていると理解していたので、落ち着いてプレーできていた」。そう振り返るのはFC東京むさしのキャプテンMF立花圭吾選手(#6)。後半も焦れずに攻め続けると65分にはDF大舘琉史朗選手(#3)のクロスボールから、山口選手が先制点をマーク。70分には立花選手のパスからMF川村陸空選手(#14)がゴールネットを揺らしました。守備も最後まで全員がハードワークを続け、無失点に抑えると、終盤には山口選手がダメ押し点を挙げ、3-0で試合を終えました。

ピックアップマッチ2

ソレッソ熊本 2-2(前半1-0、後半1-2、PK4-1) ベガルタ仙台ジュニアユース

ソレッソ熊本(九州1/熊本)とベガルタ仙台ジュニアユース(東北3/宮城)による第2試合は、最後まで目が離せない展開となりました。序盤は互いにボールが落ち着かない場面が続きましたが、時間の経過と共にソレッソが良い守備から、前向きで仕掛けられる場面が増加しました。32分にはFW宮崎陽選手(#7)がFW山下景司選手(#9)とのワンツーパスで抜け出し、シュート。これはDFに阻まれましたが、ゴール前にこぼれたところをMF中村蒼選手(#8)が押し込み、ソレッソが先制しました。

後半も良い流れを継続したソレッソは52分に左サイドを抜け出したMF澤本和冴選手(#11)のパスから山下選手が2点目をマーク。そこからは縦に速い攻撃を仕掛けた仙台に押し込まれる場面が増えましたが、跳ね返しのセカンドボールをきっちり拾って、シュートを打たせません。しかし、56分にFW小島煌貴選手(#9)が放ったシュートのこぼれ球をFW浦上大和選手(#10)に押し込まれてからは、ソレッソのMF大倉慎平選手(#14)が「全員の声がなくなり、相手の勢いにのまれてしまった」と振り返ります。67分に小島選手にゴールを決められ、勝負の行方はPK戦に委ねられることになりましたが、ソレッソのGK宮本哲宏選手(#1)が1、2本目のキックをストップ。以降は全員のキッカーがしっかり決めたソレッソが2回戦へと駒を進めました。

監督・選手コメント

岩舘奏佑 選手(青森山田中学校)
チームとして最後の大会だったので、悔いだけは残したくなかったです。前半を0-0で耐え切り、いくつかチャンスはあったのですが、決め切れなかったのを引きずってしまいました。そこで失点したのは自分たちの力の無さ。高校に上がってから悔しさを胸に秘めて、勝てるチームをつくっていきたいです。自分は世界一のボランチになることが目標です。全国では及ばない部分がありましたが、遠くはないと思えました。今後も地道に努力し、まずは高校で日本一を取りたいです。

山口太陽 選手(FC東京U-15むさし)
みんなが互いの個性を分かっているので、前半からそれぞれを見合って、パスやスペースへの裏抜けができたから良い攻撃ができました。ただ、みんなの点を決めたい気持ちが強く空回りしていたため、あまりシュートが入らなかったです。後半はみんなが落ち着けたので、ゴールを決めることができて良かったです。夏の日本クラブユースサッカー選手権で優勝した直後から、冬の高円宮杯を意識して練習してきました。みんなが一丸となって、やる気に満ちているので今大会も日本一になりたいです。

広川龍介 監督(ソレッソ熊本)
序盤は少し、行ったり来たりのゲーム展開が続きました。ボールを上手く運び出したらチャンスメークできるようになりましたが、仙台がしっかりゲームプランを練られていたので間延びしてしまいました。蹴られた後のルーズボールの対応で後手を踏む時間帯もありましたが、2点取って追い付かれながら負けなかったのは大きい。トーナメントには絶対にある厳しい戦いを初戦で経験できて良かったです。先を見ず一つ一つ戦っていきますが、最終的な目標は日本一を目指しています。

門脇康太 選手(ベガルタ仙台ジュニアユース)
2得点は交替してベンチから見ていたのですが、3年間このチームでサッカーをやってきたみんなの思いが出ていました。僕たちは周りから、強くないと言われていた代で、1、2年生の頃は県内でポロっと負けることがすごく多かったんです。でも、自分たちの代になってから、“やってやろう”という気持ちが生まれ、どんどん勝利を積み重ねて高円宮杯に出られました。本当にベガルタが好きなので、このチームでプレーできて良かったです。

大会期間:2021年12月11日(土)~12月27日(月)
会場:
1回戦~2回戦
コーエィ前橋フットボールセンター(群馬県)、J-GREEN堺(大阪府)、維新みらいふスタジアム(山口県)、山口県維新百年記念公園 ラグビー・サッカー場(山口県)
準々決勝
前橋総合運動公園 群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬県)、アースケア敷島サッカー・ラグビー場(群馬県)
準決勝~決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)

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