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仙台がHonda FCを破り3回戦へ 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会

2022年06月02日

仙台がHonda FCを破り3回戦へ 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会は6月1日(水)、全国各地で2回戦29試合が行われました。

ピックアップマッチ

ベガルタ仙台 2-1(前半2-1、後半0-0)Honda FC

ユアテックスタジアム仙台では、ベガルタ仙台(J2)とHonda FC(アマチュアシード)が対戦しました。序盤から互いにプレッシャーを掛け合いますが、徐々にボールを持つ時間を増やしたのがHonda FCでした。13分には左サイドでワンタッチパスの連続で仙台をいなして、右サイドへ大きく展開。クロスボールは仙台DFに当たって逆サイドに流れますが、懸命に走った八戸雄太選手が拾って再度ペナルティーエリア内へ。川浪龍平選手が折り返したボールを、最終ラインから上がってきていた三浦誠史選手が押し込み、J2チームから先制点を挙げました。

Honda FCは連動する守備で仙台に縦パスを入れさせず、攻撃でも小気味良くショートパスをつなぎましたが、ラストパスは相手選手に引っかかる場面が散見されました。対する仙台が見せたのは、個の力でした。32分にはぽっかり空いたスペースを利用して、素早くワンツーパス。左サイドを崩すと、正確なクロスボールを中山仁斗選手が頭で同点ゴールを決めました。5分後には、高い位置でボールを奪ってショートカウンター。フォギーニョ選手が大外を走ることによってフリーになった加藤千尋選手が思い切って放ったミドルシュートがゴール右隅に決まり、仙台が前半のうちに逆転しました。

後半に入り、仙台は局面で個の迫力を出して勝負する場面が増えました。特に20歳の鎌田大夢選手は、積極的な飛び出しで好機を演出し、自らも果敢にシュート。自分で奪い切る守備も見せていました。呼応するように、Honda FCもスピーディーな攻めで仙台ゴールを目指し、CKも多く獲得。互いに交代カードを切り、チャンスをつくりましたが、スコアは動かずに終了。仙台が3回戦進出を決めました。

監督・選手コメント

原崎政人 監督(ベガルタ仙台)
負けたら終わりの大会なので、次に進めたのが一番の収穫です。リーグ戦前節のメンバーとは少し変えながらやりましたが、誰が出ても同じ狙いを持ってプレーできることを選手が示してくれたのも収穫です。前半はHonda FCに対する守備が狙い通りにできて、ボールも奪えていました。選手たちがしっかりとやってくれた、という印象の試合です。

加藤千尋 選手(ベガルタ仙台)
相手はボールを回すので、良い守備から良い攻撃につなげることを意識して臨みました。得点場面では、相手が僕に食いついたら、右サイドをオーバーラップしたフォギーニョ選手に出そうと思っていたのですが、そうならなかったので思い切り打ちました。リーグ戦でなかなか出場機会に恵まれない中、この試合で出られたので、守備の強度や攻撃の質を意識して臨みました。難しい試合で結果を出したのは自信になったので、リーグ戦にもつなげていきたいです。

安部裕之 監督(Honda FC)
選手同士の距離感は良かったのですが、選択が後ろ向きになりました。相手のビルドアップに、プレスが掛からなくなりました。ボール1個分パスがずれたり、一歩か二歩動けばいいところで動かなかったり、ダイナミックにアクションを出せないというシーンが見えることがありました。それでも、選手たちは最後の最後までよく戦ってくれたとは思います。

楠本祐規 選手(Honda FC)
先制した後、チームとしては攻撃的にというコンセプトがあるので2点目を取りにいきたかったのですが、少しボールを大事にしすぎて相手にプレッシャーを掛けられて失点してしまいました。後半はトーナメントの大会だから点を取るしかないということで、攻撃的にプレーできたと思います。ボールのポゼッションではしっかり通用したと思いますが、フィジカルや一瞬のスピード、勝負どころを見極めるといった個の能力では、プロのうまさを感じました。

 

【1回戦】5月21日(土)、22日(日)[予備日:5月23日(月)]
【2回戦】6月1日(水)、8日(水)
【3回戦】6月22日(水)[予備日:6月29日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】7月13日(水)[予備日:7月20日(水)]
【準々決勝】9月7日(水)[予備日:9月28日(水)]
【準決勝】10月5日(水)
【決勝】10月16日(日)

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