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皇后杯が開幕!東洋大学などが2回戦進出を決める 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

2022年11月27日

皇后杯が開幕!東洋大学などが2回戦進出を決める 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会は、11月26日(土)に開幕し、1回戦の10試合を実施しました。セイホクパーク石巻 石巻フットボール場では、1試合目開始時で17.2℃と過ごしやすい気候の中、大学生チームがなでしこリーグチームに挑戦しました。

ピックアップマッチ1

朝日インテック・ラブリッジ名古屋 6-0(前半4-0、後半2-0) 札幌大学ヴィスタ

なでしこリーグ1部で6位の朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこ1部/愛知)は、皇后杯初出場となる札幌大学ヴィスタ(北海道2)の挑戦を受けました。

名古屋はなでしこリーグのベストイレブンに初選出された山田仁衣奈選手を軸に、立ち上がりから札幌大を攻め立てます。4分の高い打点のヘディングシュートで山田選手が先制点をもたらすと、11分にはロングフィードをDFライン裏で受けた山田選手が2点目。札幌大はなかなか攻撃に転じることができません。前半途中から選手の配置を変化させた名古屋は、さらに2点を加えて4-0で後半に入ります。

札幌大も安田聖羅選手を前線に移動させるなど打開を試みますが、途中出場した名古屋の上田桃選手が75分に強烈なミドルシュート。これが決まって5-0とすると、その2分後には山田選手がハットトリックをマークして、さらに点差を広げました。名古屋は札幌大のシュートを1本に抑える堅い守備も見せ、6-0の大勝で初戦を制し2回戦に進みました。

ピックアップマッチ2

東洋大学 5-0(前半2-0、後半3-0) ノルディーア北海道

なでしこリーグ2部で7位のノルディーア北海道(北海道1)は、前回大会ベスト4の日テレ・東京ヴェルディメニーナが敗れた関東地域予選で優勝した東洋大学(関東1/群馬)と対戦しました。

序盤は東洋大の今西那歩選手がシュートをゴールポストに当て、北海道の右サイド鈴木麻理菜選手が立て続けにシュートを放つなど、互いに攻め合います。すると14分に東洋大の稲山美優選手がカウンターから先制点を決め、流れを引き寄せます。26分には東洋大の北川愛莉選手が左足で強烈なミドルシュートを決めて2-0とし、北海道を押し込みました。

北海道は後半、鈴木環子選手を3トップの一角に据えましたが、東洋大の攻撃は衰えません。門脇真依選手のドリブルシュートや、稲山選手の自身2得点目で4-0とリードを広げると、60分には稲山選手と息の合ったプレーで門脇選手が再び追加点。稲山選手と門脇選手が2点ずつを決める活躍で、5-0とした東洋大が北海道を下して2回戦に進みました。

監督・選手コメント

FW #18 山田仁衣奈 選手(朝日インテック・ラブリッジ名古屋)
皇后杯は負けたら終わりなので1回戦はどこのチームも苦戦すると予想していましたが、自分たちのサッカーをイメージしてプレーできたので勝利につながったと思います。いろいろな形でゴールできたのが今日の収穫で、今後も自分の長所を生かしてゴールへの意識を高く臨みたいです。2回戦で対戦する可能性があるバニーズ群馬FCホワイトスターはなでしこ1部のライバルで、早稲田大学は母校なので、どちらでも対戦が楽しみです。

DF #5 諸岡紬 選手(札幌大学ヴィスタ)
なでしこ1部の格上との対戦なので、チャレンジャー精神で相手を食ってやろうと臨みました。15分まで無失点でつなぎたかったのですが失点でプランが崩れ、全員で声を掛け合いましたが2失点目も早くなってしまいました。2大会前は出場辞退となり、先輩に「皇后杯頑張って」と言われていて、大会に懸ける思いは大きかった分、悔しいです。(12月に開幕する)全日本大学女子サッカー選手権大会でもチームの気持ちを一つにし、ベスト8を目指したいです。

GK #1 今井佑香 選手(東洋大学)
相手の様子を見ながら、自分たちのプレーに自信を持って臆することなく挑みました。私たちは開幕戦が得意ではないので、ピッチ環境を含めてメンタル面でも試合に入り込むまで時間がかかったと思います。でも先制点が取れたので、それが私たちの流れを変えるきっかけになりました。今シーズンは攻撃力があり、みんなが点を取ってくれますし、90分間戦えるチームです。今日の反省を生かして2回戦に向けていい準備をしていきたいです。

佐藤誠 監督(ノルディーア北海道)
立ち上がりにビッグチャンスがあり、そういった部分を決められたかどうかで展開が変わってしまったのかなと思います。相手の攻撃をしのぐ時間が長かったので、テンポが上がらず失点を重ねてしまいました。今シーズンは選手たちが相手に立ち向かっていく姿勢を見せてくれましたが、それを突き詰めてチームに落とし込めなかったのは、僕の指導不足です。今後は、共有できた部分をより強く意識してゲームに向かえるよう取り組んでいきたいです。

開催期間:2022年11月26日(土)~2023年1月28日(土)
【1回戦】11月26日(土)、27日(日)
【2回戦】12月3日(土)、4日(日)
【3回戦】12月10日(土)、11日(日)
【4回戦】12月17日(土)、18日(日)
【準々決勝】2023年1月15日(日)
【準決勝】2023年1月22日(日)
【決勝】2023年1月28日(土)

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