JFA 第17回全日本O-70サッカー大会が、5月12日(金)に宮崎県宮崎市で開幕し、初日はグループリーグ第1節の6試合が行われました。

今年4月にオープンしたばかりのアミノバイタルトレーニングセンター宮崎をメイン会場に、12チームがA～Cの3グループに分かれ、総当たり方式のリーグ戦を戦います。決勝ラウンドに進むのは、各グループ1位と、各グループ2位のうち成績上位1チームの計4チームとなります。

グループAでは、初出場のSFL墨東70（関東1／東京）が、苫小牧シニア70サッカークラブ（北海道）を6-0と圧倒。宮崎選抜O-70（開催地／宮崎）も、信州惑々サッカークラブ（北信越／長野）に先制されながら、後半獲得したPKで勢いに乗ると追加点を決め、逆転勝利を収めました。

グループBでは前回大会の優勝チーム、アスレチッククラブちば（関東2／千葉）が0-2で初戦を落とすという波乱の展開。昨年のベスト4、静岡県選抜O-70（東海1／静岡）は福岡六十雀フットボール倶楽部（九州／福岡)を3ｰ0で下し、順調なスタートを切りました。2位にはアスレチッククラブちばを撃破した岩手70（東北／岩手）がつけています。

グループCは、兵庫県シニア70選抜（関西／兵庫）が、高知昭和OB会サッカークラブ（四国／高知）に対し3-0で勝利を上げ、愛知県選抜O-70（東海2／愛知）はシニア岡山FC（中国／岡山）を4-0で破って首位に立っています。

大会2日目は第2節、第3節が行なわれ、決勝ラウンドに進出する4チームが決定します。

選手コメント

松崎博美 選手（宮崎選抜O-70）
地元開催で、みんな緊張して動きが普段と違っていましたね。後半のサッカーが前半からできていたらと思いました。みんな病気やけがを抱えながらだからそんなに無理はきかないでしょうけど、地元でやるからには一番になりたい。11年前に（鵬翔高校を率いた全国高校サッカー選手権大会で）日本一になったので、72歳でまたシニアの日本一になったら笑えますよね。でも、国体で優勝したメンバーなどが中心なので、勝つ意識はみんな持っていると思います。

三井隆夫 選手（信州惑々サッカークラブ）
宮崎はずいぶん練習をやっていたんだと思います。うちもやっていたのですが、やはり練習量が違ったかな。PK取られるまでは互角以上の試合ができたので、今のところ満足しています。思った以上に素晴らしいグラウンドで、びっくりしました。サッカーは中学から始めて、社会人でもプレーしていました。天皇杯では、ヤンマーやヤマハなど、昔の日本リーグのいろいろなチームと対戦しました。60代で惑々に入って、70になってもずっと続けています。

田中泰 選手（愛知県選抜O-70）
リーグ戦では1勝が大事なので、勝って本当に良かったと思っています。欲を言えば後半も2、3点ほしかったのですが、明日につながると思います。岡山さんも良いチームでしたが、うちが少し走り勝っていたのかなと。会場はできたばかりということで、ここで試合ができたのはうれしいし、ありがたいことだと思っています。できれば予選リーグを突破したいと思っていますが、強敵も待っているので、少しでも上に行けるように頑張りたいと思います。

岡中正安 選手（兵庫県シニア70選抜）
3点取れたので初戦としてはなかなか良かったと思います。去年は準優勝で惜しいことをしたので、今年はリベンジしたいと思っています。サッカーは高校からですから15歳くらいからやっています。三菱重工神戸サッカー部に入って、関西リーグで35歳くらいまでプレーしていました。その後は、スポレクなどの大会に出て、50代、60代、今とずっと続けてきていますね。明日は愛知が強そうなので、頑張っていこうと考えています。

大会期間：2023年5月12日(金)～2023年5月14日(日)
会場：宮崎県／アミノバイタルトレーニングセンター宮崎、シーガイア スクエア1、国際海浜エントランスプラザ
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