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横浜FMと大宮の一戦はドローに 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第17節

2023年10月10日

横浜FMと大宮の一戦はドローに 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第17節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EASTは10月7日(土)から9日(月・祝)にかけて第17節の6試合を開催しました。横浜国立大学フットボール場(人工芝)では、横浜F・マリノスユース(神奈川)と大宮アルディージャU18(埼玉)が対戦しました。

ピックアップマッチ

横浜F・マリノスユース 1-1(前半1-0、後半0-1)大宮アルディージャU18

試合前の時点で4勝4分け8敗で10位の横浜FMと、3勝4分け9敗で11位の大宮。似たような状況のチーム同士の試合は、共にロングボールを前線に送り、セカンドボールを拾い合う展開になります。立ち上がりに横浜FMがセットプレーでたたみ掛けると、9分にはMF德田佑真選手(#14)のCKがオウンゴールを誘発し、幸先よく先制します。

しかしその直後、右サイドバックで先発していたDF三橋拓真選手(#2)が右足首を負傷するアクシデントが発生。数分間ピッチに立ち続けますが、プレー続行不可となり、15分にDF舩木大輔選手(#3)と交代します。

その後は大宮がセカンドボールを拾う回数が増え、31分にMF種田陽選手(#10)、32分にはFW高橋伸太朗選手(#7)が立て続けに惜しいシュートを放ちます。これで得たCKからチャンスをつくりますが、横浜FMの選手たちは体を張って跳ね返し、1点差で前半を折り返します。

後半開始早々には横浜FMのFW大當侑選手(#12)がスルーパスに抜け出して際どいシュートを放ちますが、その後は前半同様、大宮が攻勢に転じていきます。そして58分、「スペースにうまく運べた」という種田選手がドリブルで切り込んで右足を振り抜き、同点ゴールを奪います。70分にはクロスボールを受けたFW石川颯選手(#9)が鋭い切り返しから左足でシュートを放ちますが、ここは「カバーリングの意識は常にしていた」という横浜FMの舩木選手が必死にクリアして追加点を許しません。

その後は横浜FMも反撃に転じ、74分には左サイドからのクロスボールをMF望月耕平選手(#10)が左足で合わせますが、これはクロスバーの上へ。最後まで一進一退の攻防が続くものの両チームとも決勝点を挙げることはできず、1-1のままタイムアップ。勝ち点1を分け合う結末に、横浜FMの大熊裕司監督は「難しい状況で勝ち点1を積み上げられたことはポジティブ」と語る一方、大宮の森田浩史監督は「状況的に勝ち点3を取りたかった」と悔しさをにじませました。

監督・選手コメント

大熊裕司 監督(横浜F・マリノスユース)
難しい状況で勝ち点1を積み上げられたことはポジティブだと思います。相手も似たような状況でしたが、その点におけるプレッシャーというより、自分たちのメンタルコントロールやコンディション調整の面がいま一つでした。先制点を奪ってから強く(前に)出られず、それが最後まで続いたという印象で、その中でよく耐えたという感じです。現状では負けなかったことが大事。次節は勝ち点3を取れるようにしっかり準備したいと思います。

DF #3 舩木大輔 選手(横浜F・マリノスユース)
ルーズボールが多くなると思っていたので、球際の強さを普段の試合よりも一層、強くすることを意識していました。立ち上がりの早い段階で得点できて良い流れだったのですが、後半、停滞してロングボールが多くなったときに球際が弱くなって失点し、そこからズルズルと下がってしまい、思い通りのサッカーができませんでした。僕自身は前半の途中から入ったのですが、思った以上に体が動いて、すぐに試合になじむことができました。

森田浩史 監督(大宮アルディージャU18)
セットプレーで失点したことで難しいゲームになりましたが、前半の途中からは自分たちがやりたいこと、相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、攻撃につなげるところが少しずつ出始めました。後半、メンバーを代えて自分たちの狙いを再徹底し、追い付けたことは良かったと思います。ただ、2点目が取れないと勝てないですね。状況的に勝ち点3を取りたかったので、どうやって勝ち点3につなげていくかが課題だと思います。

MF #10 種田陽 選手(大宮アルディージャU18)
早い時間帯にセットプレーで失点してしまったことは改善点ですが、追い付けたことは大きかったと思います。相手は思ったよりもロングボールが多く、後手を踏んでしまう部分もありましたけど、流れの中からの失点がなかったのはとても良いことで、自信を持てた部分です。ただし、チーム全体で決定力がないのは大きな課題で、何度もチャンスがありながら決め切れませんでした。全員で結果を求めてやっていく必要があると思います。

その他の試合結果

昌平高校 1-2(前半1-1、後半0-1)尚志高校
旭川実業高校 1-2(前半0-1、後半1-1)流通経済大学付属柏高校
青森山田高校 2-1(前半2-0、後半0-1)川崎フロンターレU-18
前橋育英高校 3-1(前半2-0、後半1-1)市立船橋高校
柏レイソルU-18 4-1(前半1-1、後半3-0)FC東京U-18

2位につける尚志高校(福島)は昌平高校(埼玉)に先制を許すも、前半のうちに追い付き、50分にはFW網代陽勇選手(#9)の逆転弾で勝利を挙げています。流通経済大学付属柏高校(千葉)と旭川実業高校(北海道)の一戦は2点のリードを奪った流経大柏が相手の反撃を1点に抑えて僅差の勝利。青森山田高校(青森)と川崎フロンターレU-18(神奈川)による上位対決は、序盤に2点を挙げた前者に軍配が上がりました。前橋育英高校(群馬)はFW大岡航未選手(#40)らの得点で市立船橋高校(千葉)を下して第13節以来の勝ち点3を獲得。柏レイソルU-18(千葉)は同点で迎えた後半に3点を挙げてFC東京U-18(東京)を突き放し、4-1の勝利を収めています。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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