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C大阪が2大会ぶり4度目の日本一に輝く JFA 第27回全日本U-18 女子サッカー選手権大会決勝

2024年01月09日

C大阪が2大会ぶり4度目の日本一に輝く JFA 第27回全日本U-18 女子サッカー選手権大会決勝

JFA 第27回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月8日(月・祝)、J-GREEN堺(大阪府堺市)・S1ピッチで決勝を行いました。キックオフ前には、能登半島地震で被災された多くの方たちへの哀悼の意を表し、黙とうが捧げられました。

決勝

日テレ・東京ヴェルディメニーナ 0-1(前半0-1、後半0-0) セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18

大会最多10回の優勝を誇り、2連覇を目指す日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)と、2大会ぶり4回目の優勝を狙うセレッソ大阪ヤンマーガールズU-18(関西1/大阪)が決勝の舞台に立ちました。

主導権を持ったのはメニーナでした。相手の強いプレスに対しても技術の高さでボールをキープし、巧みにパスをつないで相手陣内に攻め入ります。しかし、武内明香里選手や松永未夢選手のシュートは、枠を捉えることはできません。

一方のC大阪は、前線からの連動した守備で、ボールを保持するメニーナにプレッシャーをかけ、ボールを奪うとショートカウンターで攻撃に転じます。すると、19分に得たCKが試合を動かします。木下日菜子選手が蹴ったボールに、「これまで得点を多く重ねてきたわけではないけれど、良いボールだったので当てるだけだった」という吉田琉衣選手が頭を合わせ、先制点を奪います。C大阪が1点リードし、折り返しました。

ビハインドのメニーナは、さらに相手ゴールに迫ります。波状攻撃も仕掛けますが、C大阪は「うまい選手をフリーにさせず、チャレンジ&カバーやマークの受け渡しを意識して」(吉田選手)集中した守備を見せ、ゴールを守ります。

メニーナは中盤で舵をとっていた眞城美春選手を前線に上げ、ゴール前でのチャンスをさらに多くつくりましたが、スコアは動かないまま試合は終了。1-0で勝利したC大阪が、2大会ぶりの女王に返り咲きました。また、今大会のフェアプレー賞は、C大阪に授与されました。

監督・選手コメント

坂口佳祐 監督(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
大会直前に、日テレ・東京ヴェルディベレーザとの兼ね合いで、メンバーを変更しました。急な変更だったので、初戦で敗れる可能性もあると思っていましたが、選手たちは決勝まで勝ち上がってくれました。最後にいい結果は得られませんでしたが、自分たちが主体性を持ってゲームを運ぶメニーナのサッカーを体現してくれました。内容と結果の両方を得られるようにまた成長を重ねます。

青木夕菜 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
夏にクラブユース(第5回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18))の決勝で戦った相手との試合でしたので、今回も絶対に勝とうと臨んだ試合でした。この1年に甘さがあったのかもしれません。仲間だからこそ言える厳しさもあっただろうし、もっと高め合えたのではないか、もっと責任を持ってできたのではないかと、試合を終えた今、感じています。来年こそは全ての大会で勝利し、日本一の価値があるチームにしたいです。

日高欣弘 監督(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
攻撃にも守備にも勇気を持ってやろうと1年間積み重ねてきました。決勝は、守備では押し下げられる場面もありましたが、リスクを整理しながら選手たち自身で判断できていました。夏からだけでなく、この大会中にも選手たちが成長してくれていることを感じました。セレッソファミリーが応援に駆けつけて選手たちの背中をあたたかく押してくれたことに感謝しています。

中田昌那 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
たくさんのサポーターの方たちに応援いただき、素晴らしい環境でサッカーをさせていただきました。クラブユースの決勝で敗れた相手だったので、今回こそは気持ちで絶対に勝とうと挑んだ試合でした。ハードな練習をしてきたおかげで全員が最後まで守備で走れたことが勝因になったと感じています。最初は勝てないこともあったけれど、最後に優勝できて最高のチームでした。

大会期間:2024年1月3日(水)~2024年1月8日(月・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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