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流経大柏が鹿島と勝ち点1を分け合う 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第3節
2024年04月22日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTは4月20日(土)、21日(日)に第3節を行い、各地で熱戦が繰り広げられました。流通経済大学付属柏高校グラウンド(人工芝)では流通経済大学付属柏高校(千葉)と鹿島アントラーズユース(茨城)が対戦しました。
ピックアップマッチ
流通経済大学付属柏高校 2-2(前半2-0、後半0-2) 鹿島アントラーズユース
開始早々、鹿島のDF土橋竜之介選手(#3)がシュートを放ちましたが、その後は流経大柏が主導権を握ります。14分、CKの流れの中からDF稲田斗毅選手(#6)がこぼれ球を蹴り込み先制すると、25分には左サイドからの折り返しを受けたMF和田哲平選手(#18)が追加点を奪います。
鹿島は21分、FW吉田湊海選手(#40)が相手DFのパスミスを突きシュートを放ちますが、ゴールポストに当たって得点ならず。「自分たちの流れでゲームを運べていた」というDF奈須琉世選手(#4)の言葉通りのパフォーマンスを見せた流経大柏の2点リードで前半を折り返します。
しかし後半に入ると、一転して鹿島ペースとなります。「相手陣地までシンプルに運ぶために選手交代も含めて戦い方を変えた」(柳澤敦監督)という鹿島は、後半開始から投入されたFW島田ビクトルゆうぞ選手(#20)が前線で起点をつくり、相手を押し込んでいきます。60分にはDF佐藤海宏選手(#7)の折り返しをMF福岡勇和選手(#19)が流し込み1点差とします。
流経大柏の榎本雅大監督はハーフタイムの指示で、選手たちに「次の1点がどちらに入るかでゲーム展開が大きく変わるぞ」と伝えていましたが、実際にこの1点で鹿島が勢いに乗ります。鹿島は63分、自陣右サイドからのロングパスを受けた吉田選手が左サイドからドリブルを仕掛けて右足でシュートを放ち、相手GKが弾いたボールが再び吉田選手の元へ。「ニアサイドが空いていたので、そこに流し込んだ」という冷静なフィニッシュで追い付きます。
流経大柏は選手交代をしながら流れを呼び込もうとし、84分にはロングスローの流れの中から途中出場のMF飯浜空風選手(#14)がフリーでシュートを放ちますが、これは鹿島のGK岸野瑛太選手(#21)がブロック。それぞれが持ち味を発揮した一戦は2-2の引き分けに終わりました。
監督・選手コメント
榎本雅大 監督(流通経済大学付属柏高校)
前半は非常に良いゲームで、後半は良くないゲームでした。1点を取られて気落ちしてしまいました。ハーフタイムには「次の1点がどちらに入るかでゲーム展開が大きく変わるぞ」と言っていたのですが、(追加点を)奪えませんでした。相手は1年生の選手もいましたが、非常にアグレッシブで、鹿島らしいファイティングスピリットを発揮し、運動量も多かったですね。われわれもチャンピオンを目指しているので、立て直して頑張っていきます。
DF #4 奈須琉世 選手(流通経済大学付属柏高校)
前半は自分たちの流れでゲームを運んでいました。2点を取れたことも大きかったのですが、課題である後半、一気に2点を奪われてしまいました。パスをつなげないと陣容が間延びして自分たちの良さが出なくなってしまうので、後半も気負うことなくパスをつなぐようにしていかなければならないというのが改善点です。負けなかったことはプラス要素ですが、勝ち切れないのが自分たちの課題なので、そこを克服していきたいです。
柳澤敦 監督(鹿島アントラーズユース)
立ち上がりは注意しようということで試合に入ったのですが、セットプレーから失点し、修正しなければならなかったのに追加点を与えてしまいました。自分たちの攻撃の形をつくれていなかったので、相手の陣地までシンプルに運んでいこうということで、選手交代も含めて戦い方を変えました。0-2からの同点はなかなかできることではないし、これを継続しながら次こそは勝ち点3を取りにいこうという話を選手たちにしようと思います。
FW #40 吉田湊海 選手(鹿島アントラーズユース)
前半で0-2となり、ハーフタイムに「この試合は絶対に負けられない」という話をしました。まず福岡選手が1点を返し、その流れで自分も絶対に得点してやるという気持ちだったので、実現できてよかったです。最初の右足のシュートはうまく当たらなかったのですが、GKが弾いて左足のほうに来て、ニアサイドが空いていたので流し込みました。自分の持ち味は点を取ることなので、これからも得点し続け、鹿島の中心になっていきたいです。
その他の試合結果
EAST
横浜FCユース 0-1(前半0-0、後半0-1) 青森山田高校
尚志高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 昌平高校
市立船橋高校 0-2(前半0-1、後半0-1) 大宮アルディージャU18
川崎フロンターレU-18 2-1(前半2-1、後半0-0) 前橋育英高校
柏レイソルU-18 3-3(前半1-2、後半2-1) FC東京U-18
WEST
神村学園高等部 1-3(前半1-0、後半0-3) ファジアーノ岡山U-18
ヴィッセル神戸U-18 0-1(前半0-0、後半0-1) 東福岡高校
名古屋グランパスU-18 2-1(前半1-1、後半1-0) 静岡学園高校
米子北高校 2-1(前半1-0、後半1-1) 帝京長岡高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-0(前半1-0、後半1-0) 大津高校
サガン鳥栖U-18 3-2(前半1-1、後半2-1) 鹿児島城西高校
大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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