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高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 12月20日に開幕
2014年12月11日
U-15年代の日本一を決する「高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」が12月20日(土)に開幕し、出場32チームが12月27日(土)の決勝を目指して戦います。開幕に先立ち、前回大会をプレーバックします。
高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会には、全国各地の計32チームが出場。大阪の各会場を舞台に熱戦を展開しました。各チームがノックアウト方式でしのぎを削った末、柏レイソルU-15(関東2)、浦和レッズジュニアユース(関東1)、大宮アルディージャジュニアユース(関東4)、三菱養和SC巣鴨ジュニアユース(関東8)が準決勝に駒を進めました。
準決勝第1試合では、柏と浦和が対戦。浦和が終了8分前にゴールを挙げて優位に立ったものの、柏は後半アディショナルタイムに東山航大選手のPKで同点に。勝利目前で追い付かれた浦和ですが、延長戦に挙げた渡辺陽選手と萩原大智選手の得点で柏を突き放し、決勝に進みました。
大宮と三菱養和の第2試合も手に汗握る接戦になりました。前半は三菱養和の鋭い攻撃に手を焼いた大宮ですが、後半、豊富な運動量をベースに流れを引き寄せます。50分には、長谷川元希選手のパスに反応した小柏剛選手が先制点をマーク。この1点が決勝点となり、大宮が勝利をものにしました。
埼玉県勢の2チームによる決勝は、優勝決定戦にふさわしいハイレベルな攻防が繰り広げられました。ショートパスをつないで攻撃を組み立てようとする大宮に対し、浦和は高い位置でのプレッシングで応戦。大宮攻撃陣に自由を与えず、奪ったボールを速攻につなげます。萩原選手の先制点によって前半を1-0で折り返した浦和は、後半も攻撃の手を緩めることなく追加点を狙います。51分、左サイドを突破した渡辺選手がフィニッシュに持ち込み、リードを2点に広げました。
2点差とされ、あとがなくなった大宮はここから反撃を開始。選手交代で攻撃の活性化を図り、57分には山本剛嗣選手がゴールで一矢報いますが、この後、受けに回らずに追加点を狙う浦和の攻撃に苦しみ、大宮は追い付くことができません。このまま浦和が2-1で勝利し、8大会ぶりの日本一に。試合後、浦和の大橋浩司監督は、「今後は次のステージでこの大会での経験を生かしてほしい」と選手たちにエールを送りました。