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高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準決勝進出の4チームが決定
2015年12月24日
12月23日(水・祝)に高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会の準々決勝4試合を開催し、準決勝に進む4チームが決定しました。
ピックアップマッチ1
JFAアカデミー福島U15 3-1(前半2-0、後半1-1) アビスパ福岡U-15
ケーズデンキスタジアム水戸での第1試合は、2回戦で今夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の覇者・横浜F・マリノスジュニアユース(関東3)に勝利したJFAアカデミー福島U15(東海3)と、徳島ヴォルティスジュニアユース(四国1)、FC東京U-15むさし(関東2)との激闘を制して勝ち上がってきたアビスパ福岡U-15(九州3)による戦いとなりました。
両チームとも序盤から積極的に攻勢を強めてゴール前でのチャンスを迎えますが、先手を奪ったのはJFAアカデミー。15分に左サイドからのクロスをファーサイドでフリーの作山博紀選手が合わせて先制します。さらに前半終了間際の40分にも、瀬畠義成選手からのゴール前へのパスを作山選手が競り合いながら頭でゴール右隅へと決め、JFAアカデミーが2点をリードして試合を折り返します。
追い掛けるアビスパは後半の立ち上がりから激しいプレスで主導権をにぎっていきますが、またしてもゴールネットを揺らしたのはJFAアカデミーでした。66分に中央でボールを持った作山選手が右足を一閃。強烈なミドルシュートをゴールへと突き刺し、試合を決定づけました。最後まで粘り強く戦うアビスパも73分に北島祐二選手がコースを突いた鮮やかなゴールを決めますが、反撃もここまで。作山選手のハットトリックの活躍が光った試合は、3-1でJFAアカデミーに軍配が上がりました。
ピックアップマッチ2
モンテディオ山形ジュニアユース庄内 1-2(前半1-1、後半0-1) 鹿島アントラーズジュニアユース
ケーズデンキスタジアム水戸での第2試合は、初のベスト4入りのチャンスをつかんだモンテディオ山形ジュニアユース庄内(東北3)と、2002年の第14回大会以来となる優勝を狙う鹿島アントラーズジュニアユース(関東6)が対戦しました。
試合はいきなり動きました。開始数十秒でゴール前に侵入した山形は、右サイドの佐藤颯太選手からのパスを中央の名古祐介選手が決めて先制に成功。これで山形がペースをつかむかと思われましたが、鹿島もゲームキャプテンの小沼樹輝選手が、「入り方の集中が甘かった。慌てずに、連続失点しないように仲間に声を掛けた」と落ち着きを取り戻し、中盤の圧力を強めていきます。すると11分、右サイドのCKから中央の大川健選手が頭で合わせ、早い時間帯で鹿島が同点に追いつきます。
試合はその後、鹿島が優勢に進めていきますが、スコアは動かないまま終盤へと突入。そして69分、鹿島に逆転ゴールが生まれます。小沼選手からのCKをニアサイドの増崎大虎選手が空中戦に競り勝ちゴールネットを揺らします。山形も最後まで走り続けましたが一歩及ばず、2本のセットプレーで勝利を呼び込んだ鹿島が準決勝進出を果たしました。
準決勝の2試合は12月26日(土)、味の素フィールド西が丘で行われます。
監督・選手コメント
廣山望 監督(JFAアカデミー福島U15)
今大会は、選手たちに「一年間を通してトレーニングでやってきたことを出し切って成果と課題が出るような試合をしよう」と話してきました。決勝までの5試合を積み重ねることができればすごく良い経験になるはずです。選手たちは3年間の寮生活で苦しい思いも楽しい思いも共有してきたので、そうした強みが出せていると思います。常に勝っても負けてもおかしくはないような相手との対戦でしたので、次の試合も目の前の試合に向かっていきます。
作山博紀 選手(JFAアカデミー福島U15)
みんなが丁寧にパスを通してくれたことで自分が3得点できたので、仲間に感謝しています。ヘディングでの2ゴールでしたが、練習からやっているような得意な形、タイミングで飛び込むことができました。この試合で勝ったこともそうですし、クラブユース選手権で優勝した横浜F・マリノスに勝ったことも自信に繋がっているので、勢いそのままにいきたいと思います。今はどのチームよりも強いと思っているので、自分もゴールという結果で貢献して、チーム一丸となって戦います。
宮武太 監督(モンテディオ山形ジュニアユース庄内)
相手のプレッシャーを受ける中で、後ろからしっかりとつないでいく本来の戦い方を出し切れませんでした。セカンドボールを相手に拾われてしまい、球際の強さやパスの質、ボールの置きどころなど、まだまだ足りなかったと感じています。それでも、今大会でここまで勝ち上がり、選手は一つひとつ自信を深めて成長できています。次につながる成果を得たと思いますし、3年生は今大会で最後ですが、今後も自信を持ってサッカーを続けてもらいたいです。
小沼樹輝 選手(鹿島アントラースジュニアユース)
いきなり先制をされてしまいましたが、そこでも慌てることなく、選手たちで声を掛け合って逆転できました。セットプレーは練習していますし、高さには自信を持っています。僕たちは他のチームよりも技術は高くありませんが、戦う気持ちや相手よりも走ることでここまで勝ち上がってきたと思っています。チームはまとまっていますし、ベスト4にも満足することはなく、戦う気持ちを忘れずに試合に臨み、最後の大会を優勝して終わりたいと思います。
JFA-TV
高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2015年12月19日(土)~12月28日(月)
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