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まもなく再開! 高円宮杯U-18プレミアリーグ
2014年06月26日
第5節の終了後、約1カ月の中断期間に入っていた高円宮杯U-18プレミアリーグが6月29日(日)に再開します。
EAST
EASTでは、清水エスパルスユース(静岡)がここまで5戦全勝と好スタートを切っています。劣勢に陥りながらも試合終盤に逆転し、そのまま勝点3をもぎ取る展開が多いため、大榎克己監督は「毎回、冷や冷やさせられる」と話します。しかし、勝ち切る勝負強さは本物で、選手たちも「負ける気がしない」と自信満々。ケガで離脱しているエース・北川航也選手の復帰を待ちつつ、全勝での首位キープを狙います。
千葉県勢の3チームも奮闘中です。2位の柏レイソルU-18は、初参戦ながら、堂々とした戦いぶりを見せています。徹底したポゼッションサッカーで試合の主導権を掌握。唯一、黒星を喫した流通経済大学付属柏高校戦でもほぼ一方的に押し込み、相手の本田裕一郎監督に「力の差があり過ぎる」と称されるほどでした。現在、3位につける市立船橋高校は、堅守が光ります。開幕から3試合は勝利に見放されていたものの、第4節以降は完封で連勝を収めるなど、勝点を積み重ねています。昨年度の王者・流経大柏も4位ながら虎視眈々(たんたん)と上位進出をうかがいます。
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 |
1 | 清水エスパルスユース(静岡県) | 15 | 5 | 5 | 0 | 0 |
2 | 柏レイソルU-18(千葉県) | 10 | 5 | 3 | 1 | 1 |
3 | 市立船橋高校(千葉県) | 8 | 5 | 2 | 2 | 1 |
4 | 流通経済大学付属柏高校(千葉県) | 8 | 5 | 2 | 2 | 1 |
5 | 東京ヴェルディユース(東京都) | 7 | 5 | 2 | 1 | 2 |
6 | 青森山田高校(青森県) | 5 | 5 | 1 | 2 | 2 |
7 | 鹿島アントラーズユース(茨城県) | 5 | 5 | 1 | 2 | 2 |
8 | 三菱養和SCユース(東京都) | 5 | 5 | 1 | 2 | 2 |
9 | コンサドーレ札幌U-18(北海道) | 3 | 5 | 1 | 0 | 4 |
10 | JFAアカデミー福島(福島県) | 2 | 5 | 0 | 2 | 3 |
※第5節終了時点
WEST
一方のWESTは、これまでの5試合で2失点と安定感を誇る名古屋グランパスU18(愛知)が無敗で首位に立っています。「守備陣だけでなく、攻撃陣も90分間、集中を切らさないで戦っている」とGK小島亨介選手が手応えを語る通り、誰一人サボらずに走り切るサッカーを貫いています。首位の名古屋を勝点差1で追うセレッソ大阪U-18(大阪)は手堅い試合運びで勝点を積み上げてきました。前線の前川大河選手、CBの庄司朋乃也選手など年代別代表の候補メンバーを中心に4勝を挙げています。大熊裕司監督は「得点した後に隙を見せなければ、もっと強くなる」とチームに可能性を感じている様子です。
3位のガンバ大阪ユース(大阪)と4位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、共に勝点10で並び、優勝を狙える位置につけています。G大阪は第1節以降、負け無しと調子を上げてきました。現在、5ゴールで得点ランキングのトップに立つFW髙木彰人選手を軸に、さらなる高みを目指します。一方の広島は、昨年のチームの主力がこぞって抜け、やや出遅れました。それでも、「信じていることを続ければ大丈夫」という望月一頼監督の言葉通り、パスサッカーを貫き、第3節以降は無敗を維持しています。
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 |
1 | 名古屋グランパスU18(愛知県) | 13 | 5 | 4 | 1 | 0 |
2 | セレッソ大阪U-18(大阪府) | 12 | 5 | 4 | 0 | 1 |
3 | ガンバ大阪ユース(大阪府) | 10 | 5 | 3 | 1 | 1 |
4 | サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県) | 10 | 5 | 3 | 1 | 1 |
5 | 東福岡高校(福岡県) | 9 | 5 | 3 | 0 | 2 |
6 | ヴィッセル神戸U-18(兵庫県) | 8 | 5 | 2 | 2 | 1 |
7 | 東山高校(京都府) | 5 | 5 | 1 | 2 | 2 |
8 | 京都サンガF.C.U-18(京都府) | 3 | 5 | 1 | 0 | 4 |
9 | 富山第一高校(富山県) | 1 | 5 | 0 | 1 | 4 |
10 | 京都橘高校(京都府) | 0 | 5 | 0 | 0 | 5 |
上位争いはもちろん、EASTではコンサドーレ札幌U-18(北海道)やJFAアカデミー福島(静岡)、WESTでは富山第一高校(富山)や京都橘高校(京都)といった下位のチームの巻き返しにも注目です。中断期間を経て、各チームはどのように調整してきたのか、会場でU-18年代の選手たちの戦いぶりにご注目ください。
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