6月29日（日）に高円宮杯U-18プレミアリーグが再開します。EASTは第6節の5試合を開催します。

開幕から5戦全勝で首位を走る清水エスパルスユース（静岡）は、ホームで流通経済大学付属柏高校（千葉）と対戦します。清水は、昨シーズンの同カードで0-7と大敗しているだけに、「あの悪夢を払拭（ふっしょく）したい」（水谷拓磨選手）と1年越しのリベンジを誓います。一方の流経大柏は、中断期間中に全国高等学校総合体育大会（インターハイ）の千葉県予選を戦い、準決勝で習志野高校に敗北。連続出場記録が「11」で途切れました。選手たちが本リーグの再開までに気持ちを切り替えることができるか注目です。

共に連敗して中断期間に入った鹿島アントラーズユース（茨城）とコンサドーレ札幌U-18（北海道）は、今回の対戦を制して浮上のきっかけをつかみたいところ。前節、試合終盤に立て続けに失点した鹿島は「試合の終わらせ方」が、ここまでリーグワーストの16失点を喫している札幌は、「前後半への入り方」がカギとなりそうです。

東京ヴェルディユース（東京）は柏レイソルU-18（千葉）と激突。「昨年と比べて今年のチームはボールを動かす能力がある」と東京Vの三竿健斗選手は語るものの、この一戦ではポゼッションサッカーを徹底する柏に守勢を強いられる可能性があります。機に応じて粘り強く戦い、勝点3を上積みすることはできるでしょうか。

市立船橋高校（千葉）は、リーグ3連勝を懸けて三菱養和SCユース（東京）と戦います。市立船橋は本リーグの中断期間中にインターハイ出場を決めるなど好調をキープ。対する三菱養和はここ2試合で8失点の守備面が課題です。「まずは無失点で試合を運ぶこと」（山本信夫監督）で敗戦のリスクを減らし、勝点の積み上げを狙います。

［EAST第6節の注目試合］
青森山田高校 vs JFAアカデミー福島

現在、リーグ6位の青森山田高校（青森）と、同10位のJFAアカデミー福島（静岡）による一戦は、上位進出を目指す両チームにとって重要な試合となりそうです。青森山田は前節、札幌を5-1で下して今季初勝利を獲得。黒田剛監督は「まだ詰めが甘い」と厳しい姿勢を示しますが、秋までにチームを完成させるという目標に向かって大きな一歩を踏み出しました。一方のアカデミー福島は、2分け3敗と今シーズン未勝利。ここまで、複数得点を挙げた試合と無失点に抑えた試合がありません。「昨年からメンバーが大幅に入れ替わった。序盤に苦しむのは想定内」と中田康人監督は語るものの、そろそろ結果を残したいところ。ブレイク期間明けの初戦で勝利を挙げることができれば、最下位脱出も見えてきます。

■青森山田高校 vs JFAアカデミー福島
日時：6月29日（日）13:00キックオフ
会場：青森山田高校グラウンド
アクセス：市バス「サンワドー中央店前」下車、徒歩約7分。青森空港から車で20分。新青森駅から車で20分。青森中央ICから車で5分。

なお、この試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回は東京ヴェルディユース、京都橘高校、セレッソ大阪U-18を掲載。

東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』

京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』

セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』