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流経大柏、待望の無失点試合 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2014年07月21日
ピックアップマッチ
東京ヴェルディユース 0-3(前半0-2、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校
7月20日(日)、高円宮杯U-18プレミアリーグはEAST第9節を開催。時折、夏の厳しい日差しが注ぐ中、東京ヴェルディユース(東京)と流通経済大学柏高校(千葉)の選手たちがピッチを駆け抜けました。
序盤、ペースを握ったのは東京V。高い位置を取った両サイドバックが敵陣深くに侵入し、マイナスのクロスを林昇吾選手らがシュートに持ち込みます。一方の流経大柏は、時間の経過とともに運動量が増加しました。マンツーマンの守備で相手を自由にさせず、奪ったボールはシンプルに前線へ。相手サイドバックの裏にボールを送ることで東京Vのサイド攻撃を封じ、徐々に流れを奪い返します。37分、左からのクロスに反応したDF水野晧太選手が流経大柏に先制点をもたらし、勢いが加速しました。前半アディショナルタイム、クロスに再び水野選手がヘッドで飛び込むと、そのこぼれ球を高沢優也選手が押し込んでリードを2点に広げます。
2点差とされた東京Vは後半、小気味良いパスワークで反撃を開始。中野雅臣選手や田代蓮太選手を軸に局面の打開を図り、ゴールに迫りました。攻撃の手を休めず、果敢に突破を仕掛けるものの、62分、安在達弥選手がGKへのファウルで退場に。一人少なくなった東京Vに対して、流経大柏が息を吹き返しました。64分には相手ペナルティーエリア左で得たFKを相澤祥太選手が直接ねじ込み、流経大柏が3-0とします。
このままスコアは動かず、試合終了。要所で得点を重ねた流経大柏が、第3節以来の完封勝利を収めました。
監督・選手コメント
冨樫剛一 監督(東京ヴェルディユース)
相手が厳しく寄せてきたら簡単にパスを捌けばいいですし、プレッシャーがない場面では前を向けばいい。今日は相手の守備に苦しめられたというより、自分たちが準備を怠った結果、得点することができず、最後はセットプレーによる失点で敗れました。攻守において準備をしないと、どれだけ良いサッカーをしても勝利にはたどり着けないと思います。
中野雅臣 選手(東京ヴェルディユース)
鹿島アントラーズユース(茨城)との前節は前半の入り方が悪かった。この1週間、課題を克服しようと練習してきただけに、結果を残せず、残念です。相手のマークが厳しく、プレスをかいくぐるのが難しかったですが、そこは判断力でカバーしないと。流経大柏のように、気合いを前面に押し出す相手にも、しっかり対応する力を付けたいと思います。
榎本雅大 コーチ(流通経済大学付属柏高校)
これまでの試合で、ずっと失点してきていたので、今日は無失点に抑えることができて、素直にうれしいです。東京V戦まで「失点しなければ負けない」と守備をテーマに掲げて練習してきました。単純なことですが、個々の選手が自分たちの役割を担ったからこそ、完封できたのだと思います。セットプレーでの得点も、練習の成果が表れました。
水野晧太 選手(流通経済大学付属柏高校)
僕は空中戦に自信があるので、先制した場面は「決めてやる」と思ってクロスに飛び込みました。ゴールしたことはもちろんですが、今日は無失点に抑えられたことがうれしい。東京V対策として、先週は毎日マンツーマンの守備の練習に取り組んできました。練習で磨いたことを試合で発揮しようと戦った結果、完封につながったのだと思います。
その他の試合結果
コンサドーレ札幌U-18 1-0(前半0-0、後半1-0) 市立船橋高校
青森山田高校 1-1(前半0-1、後半1-0) 鹿島アントラーズユース
柏レイソルU-18 1-0(前半1-0、後半0-0) 清水エスパルスユース
三菱養和SCユース ※雷雨の影響により再試合 JFAアカデミー福島
※再試合の日程は別途、当ホームページにてご案内させていただきます。
コンサドーレ札幌U-18(北海道)と市立船橋高校(千葉)の一戦は、後半アディショナルタイムの粟飯原尚平選手のゴールで、札幌が劇的な勝利を収めました。敵地に乗り込んだ鹿島アントラーズユース(茨城)は、前半に奪ったリードを守り切ることができず。青森山田高校と勝点1を分け合っています。2位の柏レイソルU-18(千葉)と首位の清水エスパルスユース(静岡)による上位対決は、開始1分の中山雄太選手のゴールが決勝点となり、柏が勝利。この結果、シーズン前半戦は柏が首位となって折り返します。
また三菱養和SCユース(東京) vs JFAアカデミー福島(静岡)の試合は、雷雨の影響により再試合となりました。再試合の日程は別途、当ホームページにてご案内させていただきます。
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
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