高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月27日（土）、28日（日）にEAST第15節を開催します。

青森山田高校（青森）をホームに迎えるJFAアカデミー福島（静岡）は、前節の東京ヴェルディユース（東京）戦に勝利。現在9位に甘んじているものの、この一戦で連勝を飾れば中位チームにプレッシャーをかけることができます。対する青森山田は、現在5戦負けなしと好調です。ここ5試合で6得点2失点と攻守のバランスが良く、黒田監督も「選手たちの集中力、攻撃時の守備意識が高い」と手応えを感じています。
残留争いの真っただ中にいる三菱養和SCユース（東京）は、市立船橋高校（千葉）と対戦します。今シーズンはまだ連勝がなく、勝点を積み重ねるのに苦労していますが、粘り強い戦いぶりは健在。前節も首位・柏レイソルU-18（千葉）と接戦を演じました。今節は、ここ3試合勝利から見放されている上、キャプテンの藤井拓選手をケガで欠く市立船橋を相手にどのような展開に持ち込むか注目です。

コンサドーレ札幌U-18（北海道）と鹿島アントラーズユース（茨城）の一戦は共に第6節以降の9試合でわずか1敗と好調のチーム同士の対決です。札幌は豊富な運動量をベースに走り勝ち、順調に白星を積み重ねています。一方の鹿島も前節に2位の清水エスパルスユース（静岡）をシュート1本に抑えて3-0で完封するなど4連勝と勢いに乗っています。攻守に隙がない2チームの対戦は必見です。
首位・柏と最下位・東京Vの一戦は、前回の対戦で3-1と勝利した柏の優位が予想されます。しかし、東京Vも残留するためにこれ以上は負けられません。現在7連敗と苦戦中で、いずれの試合でも複数失点を喫しているため、まずは守備を整え、失点を減らすことが勝点奪取のカギになりそうです。

［EAST第15節の注目試合］
流通経済大学付属柏高校 vs 清水エスパルスユース

9月27日、「流輝祭」という文化祭を開催する流通経済大学付属柏高校（千葉）は、清水との一戦に臨みます。流経大柏にとって今節は流輝祭のプログラムの一環。同校は早くから清水戦に向けて集客の準備をしてきました。ただでさえ熱心な流経大柏の応援団に文化祭の来場者の声援が加われば、選手たちのモチベーションはさらに上がるでしょう。一方の清水はプレーでその声援を静めることができるか。首位・柏にプレッシャーをかけるために取りこぼしが許されないこの一戦、雰囲気にのまれず冷静に戦うことが勝利への近道となります。

■流通経済大学付属柏高校 vs 清水エスパルスユース
日時：9月27日（土）13：00キックオフ
会場：流通経済大学付属柏高校グラウンド
アクセス：
東武バス「柏の葉公園」下車、徒歩約12分
東武野田線「江戸川台」駅東口より東武バス「流経大柏高校前」下車

なお、上記試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
　三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
　サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
　鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
　清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
　東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』