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大阪勢が首位決戦に臨む 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2014年09月26日
高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月27日(土)、28日(日)にWEST第15節を行います。
9位の東山高校(京都)は、ここ3試合白星がない東福岡高校(福岡)との一戦に臨みます。両チームとも「失点してから崩れてしまうことが多い」(東山・福重瑛貴選手)、「立ち上がりの戦い方が消極的」(東福岡・小笠原佳祐選手)と課題は明確。これらを克服したチームが、勝利に近づくでしょう。
前節、連敗を3で止めた名古屋グランパスU18(愛知)は、京都橘高校(京都)と対戦。優勝戦線にとどまるためにも、今節も勝点3がほしいところ。ケガから復帰した大野拳弥選手、仙頭啓生選手が軸となる京都橘の攻撃を封じられるか注目です。
ヴィッセル神戸U-18(兵庫)は5位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)をホームに迎えます。神戸はシーズン序盤こそ相次ぐケガ人に悩まされたものの、野田知監督の「チームコンセプトを理解している選手が復帰すればうまく戦える」という言葉通り、主力が戻った第8節以降は7連勝で3位に上昇。今節も、「ボールを奪ったら、まずFWを見るようにしている」と選手たちが意識するスピーディーな攻撃で広島から勝点奪取を狙います。
前節、9試合ぶりの黒星を喫した京都サンガF.C.U-18(京都)ですが、川勝博康監督は「やっているサッカーは悪くない。現在の状態を継続して、プレーの質を向上させていきたい」と話します。対するのは富山第一高校(富山)。西村拓真選手が「目指すべきサッカーが皆の中で固まってきた」と語るようにチーム内の意思統一が図れています。両チームともに自分たちの信念を貫きつつ、勝利を目指します。
[WEST第15節の注目試合]
セレッソ大阪U-18 vsガンバ大阪ユース
大阪の2チームが首位決戦に臨みます。2位・C大阪は「攻守の切り替えをできるだけ早くして、高い位置から攻める」(高田和弥選手)スタイルが機能し、苦戦を強いられながらも粘り強く勝点を積み上げてきました。プレミアリーグではここ3試合全勝と相性の良い相手に対し、今節も勝利を狙います。一方、首位のG大阪は4連勝と好調をキープ。リーグトップの39得点を記録している攻撃陣と、前谷崇博選手が軸となる守備陣のバランスが良く、相手に付け入る隙を与えません。「皆、勝てば優勝に近づくと分かっている。最低でも勝点1を奪いたい」と林瑞輝選手が語る通り、各選手はこの一戦の重要性を理解しています。大阪ダービーは、1点を争う熱戦となりそうです。
■セレッソ大阪U-18 vs ガンバ大阪ユース
日時:9月27日(土)17:00キックオフ
会場:セレッソ大阪舞洲グラウンド
アクセス:JR環状線「西九条駅」より市バス「舞洲中央」下車すぐ
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』