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最後に笑うのはどのチームか 高円宮杯U-18プレミアリーグ

2014年11月17日

最後に笑うのはどのチームか 高円宮杯U-18プレミアリーグ

高円宮杯U-18プレミアリーグが11月22日(土)に再開します。

EAST

プレミアリーグEASTでは、前半戦を首位で折り返した柏レイソルU-18(千葉)がその後も好調をキープし、頭一つ抜け出しています。第12節に今シーズン初の連敗を喫するも、その後は3連勝を記録するなど、しっかりと立て直しました。これまでの15試合のうち、複数失点したのはわずか1度だけと、リーグ随一の安定感を誇ります。最終節に清水エスパルスユース(静岡)との上位対決を残していますが、その前にEAST優勝を決め、「プレミアリーグ昇格1年目で優勝」(下平隆宏監督)という目標達成を目指します。
一方、2位の清水は中断前の3試合で勝利に見放され、柏との勝点差を広げられています。第15節で流通経済大学付属柏高校(千葉)と引き分けた後、平岡宏章監督は「絶対に勝たなければいけない試合だった」とコメント。落胆の色を隠せませんでしたが、この一戦でケガから復帰した北川航也選手がフル出場するという好材料もありました。中断明けに、サッカー王国の意地を見せたいところです。
中位以降は、残留争いがヒートアップしています。4位の市立船橋高校(千葉)から降格圏となる9位の三菱養和SCユース(東京)まで、6チームが勝点差7の中にひしめく混戦状態。ラスト3試合のうち2試合でコンサドーレ札幌U-18(北海道)、JFAアカデミー福島(静岡)と対戦する三菱養和をはじめ、残留争いを繰り広げるチーム同士の対決からも目が離せません。粘り強く勝点を積み重ね、最後に笑うのはどのチームでしょうか。

順位表

順位チーム名勝点試合数
1 レイソル(千葉県) 32 15 10 2 3
2 エスパルス(静岡県) 26 15 8 2 5
3 アントラーズ(茨城県) 24 15 6 6 3
4 市立船橋(千葉県) 22 15 6 4 5
5 青森山田(青森県) 20 15 5 5 5
6 コンサドーレ(北海道) 20 15 5 5 5
7 アカデミー(静岡県) 19 15 5 4 6
8 流経大付柏(千葉県) 19 15 5 4 6
9 三菱養和(東京都) 15 15 4 3 8
10 ヴェルディ(東京都) 10 15 3 1 11

※第15節終了時点

WEST

EASTと反対に、WESTは優勝争いが混沌(こんとん)としています。首位を走るガンバ大阪ユース(大阪)は、現在5連勝中。これまでの15試合で無失点に抑えたのはわずか2試合ですが、得点ランキング首位の髙木彰人選手や同7位の妹尾直哉選手を中心に強力な攻撃で相手を退けてきました。残り3試合のうち、上位陣との対決は第17節の名古屋グランパスU18(愛知)戦のみ。ここで名古屋を叩いた上で、残り2試合を取りこぼさなければ、悲願の優勝が見えてきます。とはいえ、ライバルも黙っていません。2位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)は首位のG大阪に勝点2差と迫っており、現在8連勝中と勢いに乗っています。得点ランキング首位タイの米澤令衣選手の存在はもちろん、第8節以降、守備陣が複数失点を喫しておらず、チームのバランスは抜群。WEST連覇に向けて万全の状態です。
首位と勝点3差のセレッソ大阪U-18(大阪)や、同6差の名古屋も逆転優勝の可能性を残して戦います。C大阪にとってカギとなるのが、第17節の神戸戦。前回の対戦で1-3と敗れた相手にリベンジを果たせば、G大阪にプレッシャーをかけることができます。名古屋もここ5試合で16失点の守備陣を修正すれば、勝機が見えてきます。
残留争いに目を移すと、富山第一高校(富山)、東山高校(京都)、京都橘高校(京都)に絞られています。最下位の京都橘は、第17節の富山第一との直接対決で、何とか勝点を伸ばしたいところ。こちらの争いも必見です。

順位表

順位チーム名勝点試合数
1 ガンバ(大阪府) 34 15 11 1 3
2 ヴィッセル(兵庫県) 32 15 10 2 3
3 セレッソ(大阪府) 31 15 10 1 4
4 グランパス(愛知県) 28 15 9 1 5
5 サンガ(京都府) 26 15 8 2 5
6 サンフレッチェ(広島県) 23 15 7 2 6
7 東福岡(福岡県) 22 15 7 1 7
8 富山第一(富山県) 9 15 2 3 10
9 東山(京都府) 6 15 1 3 11
10 京都橘(京都府) 5 15 1 2 12

 ※第15節終了時点

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

 コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
 流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
 京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
 柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
 富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
 東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
 市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
 JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
 ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
 東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
 京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
 セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
 青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
 名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
 ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
 三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
 サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
 鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
 清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
 東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』

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