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高円宮杯U-18プレミアリーグ EASTは4月11日(土)に東京で開幕
2015年03月31日
高校年代日本一を決するリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ 2015 プレミアリーグが4月11日(土)に開幕します。EASTは味の素スタジアム 西競技場で11日と12日に2試合ずつを、アミノバイタルフィールドで12日に1試合を開催。全カードを同じ地域で行う「セントラル方式」で新シーズンが始まります。
今シーズンのEASTは10チーム中6チームを関東勢が占めており、うち半分の3チームが千葉県勢。昨シーズンのEAST覇者・柏レイソルU-18(千葉)は、今年も持ち味のポゼッションサッカーでリーグ連覇を目指します。中山雄太選手や大島康樹選手をはじめ多くの選手が抜けましたが、チームの戦術は昨年と大きく変わらないため、選手たちはこれまで培ってきたものを発揮することに集中できます。一方で、流通経済大学付属柏高校や市立船橋高校は、「試合を重ねながら、選手が育っていけばいい」(流経大柏・本田裕一郎監督)「年間を通して成長したい」(市立船橋・朝岡隆蔵監督)と、共にシーズンを通して完成度を高める構えです。例年、夏以降に大幅にメンバーを入れ替える流経大柏も、1・2年生が積極的に試合に絡む市立船橋も、選手間でハイレベルな競争をすることによってチーム力向上を図ります。
千葉県勢の牙城を崩すべく意気込んでいるのが、鹿島アントラーズユース(茨城)です。昨年は柏に次ぐリーグ2番目の失点数の少なさで3位と奮闘。今年も豊富な運動量と堅守を武器に上位進出を狙います。北海道と東北からはコンサドーレ札幌U-18と青森山田高校(青森)が出場します。両チームとも昨年はシーズン序盤に出遅れたことが響き、終盤は残留争いに巻き込まれました。積雪のハンディもある中、万全の状態で開幕を迎えることはできるか。選手たちのコンディショニングが序盤戦のカギになりそうです。
東海の2チーム、清水エスパルスユース(静岡)とJFAアカデミー福島(静岡)の戦いも注目されます。昨シーズン、見事2位に入った清水は、北川航也選手や水谷拓磨選手など、高い個人技を誇る選手がトップチームに昇格。「今年のチームには突出した選手がいない」と平岡宏章監督も話すだけに、チームワークを武器に昨年を上回る飛躍を遂げたいところです。創設10周年を迎えるアカデミー福島は眞中幹夫新監督のもと、どのようなプレーを見せるでしょうか。
昨年、柏がプレミアリーグ昇格1年目でEASTを制したように、「昇格組」の躍進にも期待がかかります。初のプレミア参戦となる大宮アルディージャユース(埼玉)と、3年ぶりに大舞台に戻ってくるFC東京(東京)の戦いぶりにも、ぜひご注目ください。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグ
2015年4月11日(土)~12月6日(日)
全国より選出された20チームを10チームずつに分けてそれぞれホーム&アウェイ方式の総当たり戦
EAST(10チーム):
コンサドーレ札幌U-18(北海道)、青森山田高校(青森県)、鹿島アントラーズユース(茨城県)、大宮アルディージャユース(埼玉県)、市立船橋高校(千葉県)、柏レイソルU-18(千葉県)、流通経済大学付属柏高校(千葉県)、FC東京U-18(東京都)、JFAアカデミー福島(静岡県)、清水エスパルスユース(静岡県)
WEST(10チーム):
名古屋グランパスU18(愛知県)、京都サンガF.C. U-18(京都府)、京都橘高校(京都府)、ガンバ大阪ユース(大阪府)、セレッソ大阪U-18(大阪府)、履正社高校(大阪府)、ヴィッセル神戸U-18(兵庫県)、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県)、東福岡高校(福岡県)、大分トリニータU-18(大分県)