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札幌の連敗脱出なるか 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2015年04月23日
高円宮杯U-18プレミアリーグのEAST第3節を4月25日(土)、26日(日)に開催します。
市立船橋高校(千葉)はホームに清水エスパルスユース(静岡)を迎えます。市立船橋は昨年、清水に2戦2勝(第8節:2-0、第17節:3-0)。「技術で勝る相手に対し、われわれは粘り強く守るしかなかった」と朝岡隆蔵監督は振り返りますが、2戦とも堅守速攻で清水を攻略しました。今回の一戦でも相手の攻撃を受け止め、カウンターに活路を見出します。
FC東京U-18(東京)はJFAアカデミー福島(静岡)と対戦。前節、流通経済大学付属柏高校(千葉)に4-0で勝利したことについて、FC東京の佐藤一樹監督は「練習の成果が出た」と話すと同時に「失点を抑えることがリーグを戦い抜く鉄則」と無失点で終えた点を評価しました。一方、連敗スタートとなったアカデミー福島は、青森山田高校(青森)との前節をシュート4本で終えるなど攻撃陣が停滞気味。また、2試合続けて前半終了間際に失点を喫しているため、守備時の集中力も試されます。
柏レイソルU-18(千葉)と青森山田の一戦も見逃せません。柏は昨年からメンバーが大幅に入れ替わり、1、2年生が最終ラインでプレー。ここまで無失点と、DFがしっかりと機能しています。第1節にシュート2本、第2節は4本に終わった攻撃陣が奮起すれば、勝点3獲得に近づきます。対する青森山田は、黒田剛監督の「残留することが最優先事項」という心配をよそに連勝スタートを切りました。2勝目を挙げるまでに10試合を要した昨年から一変、今年はさらなる開幕ダッシュを狙います。
鹿島アントラーズユース(茨城)は流経大柏と顔を合わせます。鹿島は第1節のFC東京戦で先制した後、守備を固めて1点を守り抜き、リーグ1勝目を手中に収めました。コンサドーレ札幌U-18(北海道)戦では前後半に2点ずつ挙げて4-0と快勝するなど、充実した戦いを披露しています。対する流経大柏は「選手やシステムを変えても機能しない」(本田裕一郎監督)と連敗中。2年生がイタリア遠征でチームを離脱している中、どのような策を施すでしょうか。
[EAST第3節の注目試合]
コンサドーレ札幌U-18 vs. 大宮アルディージャユース
コンサドーレ札幌U-18(北海道)が本拠地で連敗脱出を図ります。札幌は昨年も開幕5戦で1勝4敗と負け越したように、例年、積雪の影響で開幕前に十分な準備ができず、序盤は苦戦を強いられてきました。未だに無得点と攻撃の課題は残りますが、今回の一戦は守備の整備を急ぎたいところ。対する大宮アルディージャユース(埼玉)はボールを保持しながらも決定力を欠き、勝ち切れない試合が続いています。「守備陣が守ってくれているのに、自分たち攻撃陣が点を取れていない」(黒川淳史選手)と選手もこの課題を理解しており、今回の一戦では、これまでのうっ憤を晴らそうと意気込んでいます。
プレミアリーグEAST 第3節
4/25(土)
11:00 市立船橋高校 vs 清水エスパルスユース(船橋市法典公園(グラスポ) 球技場
15:00 柏レイソルU-18 vs 青森山田高校(日立柏サッカー場)
15:30 FC東京U-18 vs JFAアカデミー福島(東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝)
4/26(日)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 流通経済大学付属柏高校(県立カシマサッカースタジアム)
14:30 コンサドーレ札幌U-18 vs 大宮アルディージャユース(宮の沢白い恋人サッカー場)