高円宮杯U-18プレミアリーグは11月29日（日）にEAST第17節を開催します。

3位につける市立船橋高校は、同じ千葉県に拠点を置く柏レイソルU-18と対戦。前節にはケガで戦列を離れていたFW永藤歩選手が途中出場し、第10節以来の得点を挙げるなど、優勝の可能性を残しているチームに明るい話題をもたらしました。対する柏は、この一戦に勝利すれば残留に大きく近づきます。

首位まで勝点6差の大宮アルディージャユース（埼玉）は、流通経済大学付属柏高校（千葉）とホームで戦います。大宮は25日、GK加藤有輝選手、MF黒川淳史選手、FW川田拳登選手、藤沼拓夢選手のトップチーム昇格を発表。この4人の門出を祝う意味でも今節と最終節に勝って気持ち良く終わりたいところ。一方、前節に第11節以来の勝利を収めた流経大柏は、「ここからが正念場」（本田裕一郎監督）。

一戦必勝の姿勢で大宮に挑みます。

JFAアカデミー福島（静岡）とコンサドーレ札幌U-18（北海道）の一戦は、残留を懸けた大一番に。両チームは降格圏に沈んでおり、残り2試合で8位の流経大柏または7位の柏を追い抜くためには今節に勝点3を獲得する必要があります。アカデミー福島は3連敗中と苦戦中ですが、第8節に谷口憧斗選手の決勝点で札幌を下しており、今節もキャプテンの奮闘が期待されます。対する札幌は、「パスミスが多過ぎる」とFWの菅大輝選手が語るように課題は明確。攻撃面を整備してこの一戦を迎えます。

6位・清水エスパルスユース（静岡）と5位・FC東京U-18（東京）は、ともにタイトル争いや残留争いとは無縁です。清水はここ5試合で1得点の攻撃面を修正しつつ、ホーム最終節で勝利を狙います。一方のFC東京は今シーズン、一度しか複数失点を喫していない堅守をベースに戦います。残り2試合を消化試合と捉えるか、来シーズンに向けた成長の場と捉えるか、両チームにとって、選手個々の意識が試される試合となりそうです。

［EAST第17節の注目試合］
鹿島アントラーズユース　vs　青森山田高校

勝点36で首位を走る青森山田高校（青森）が、同34で2位につける鹿島アントラーズユース（茨城）との首位対決に臨みます。第6節から11戦無敗の青森山田は、中断明け初戦の清水戦で3-0の勝利を収めるなど好調。今年はセットプレーからの得点が目立ちますが、前節はいずれも流れの中からゴールを挙げるなど攻撃に幅が出てきました。一方、ホームの鹿島も3連勝中と波に乗っています。第15節の清水戦、前節の柏戦と、1点差のゲームをものにした点もプラス材料。前回、青森山田と対戦したときは相手攻撃陣をシュート3本に抑えているだけに、今回もロースコアに持ち込み、勝機をうかがいます。

日時：11月29日（日）13:00キックオフ
会場：鹿島アントラーズクラブハウス
アクセス：「鹿島神宮」行き高速バス「クラブハウス前」下車
「鹿島神宮」駅から「高松緑地公園」行きバス「高松緑地公園」下車徒歩15分

プレミアリーグEAST 第17節

11月29(日)
10:00　JFAアカデミー福島 vs コンサドーレ札幌U-18（時之栖スポーツセンター 時之栖グラウンド）
11:00　清水エスパルスユース vs FC東京U-18（清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP）
13:00　大宮アルディージャユース vs 流通経済大学付属柏高校（秋葉の森総合公園 天然芝サッカー場）
13:00　鹿島アントラーズユース vs 青森山田高校（鹿島アントラーズクラブハウス）
14:00　柏レイソルU-18 vs 市立船橋高校（日立柏総合グラウンド）

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