高円宮杯U-18プレミアリーグは6月27日（土）、28日（日）にWEST第7節を開催します。

サンフレッチェ広島F.Cユース（広島）は、沢田謙太郎監督が「相手にやりたいことをやらせていれば試合に勝てない」と嘆くように守備の精細を欠き、第3節から勝利から遠ざかっています。今節の相手は17得点を挙げ、2位につけるガンバ大阪ユース（大阪）。迫力のある攻撃をいかに食い止めるかが見どころです。

東福岡高校（福岡）は5試合負けなしで3位と奮闘中ですが、「まだまだ甘いプレーが多い」（森重潤也監督）と気の緩みはありません。大分トリニータ（U-18）との九州ダービーでは、全員での守備から毎熊晟矢選手らの速さを生かし、激しい守備が持ち味の大分ゴールを破れるでしょうか。

開幕から勝利がない名古屋グランパスU18（愛知）と履正社高校（大阪）の対戦は、守備がポイントになりそう。ともに失点の多さが不調の要因でしたが、名古屋は中断期間中に戦った日本クラブユースサッカー選手権（U-18）の東海予選で3試合1失点と守備を修正。履正社もケガで離脱していたディフェンスの要・安田拡斗選手が戦線復帰するなど、課題の克服に向けて明るい話題を提供しています。

4位のヴィッセル神戸U-18（兵庫）はセレッソ大阪U-18（大阪）と激突。神戸は出だしでつまずきましたが、第4節の大分戦以降は3連勝と調子は上向き。前節の名古屋戦で8得点を奪った攻撃陣が再び爆発するか注目です。対するC大阪も、リーグトップの20得点を奪っているように波に乗ったときの攻撃は迫力満点。ともに持ち味を発揮すれば、見どころの多い試合になりそうです。

【WEST第７節の注目試合】京都サンガF.C. U-18 vs 京都橘高校

京都で凌ぎを削る京都サンガF.C. U-18と京都橘高校が今シーズン初めて顔を合わせます。「前半の内容が良くても後半に足が止まってしまう」（宅野海里選手）ため、先制点を生かせず開幕から4試合白星がなかったサンガですが、徐々に問題が解消。名古屋戦で初勝利を挙げると、続く履正社戦でも勝点3を獲得、順位を上げています。今節も90分間、走り抜き連勝を伸ばせるでしょうか。対する京都橘のキャプテン、小川礼太選手は中学時代、サンガに所属。古巣との対戦に「プレミアリーグで一番楽しみな試合。みんなと違う道に進んでも、やれるというところを見せたい。昨年は連敗したので、今年は絶対に勝ちたい」と意気込みます。なお、エースの岩崎悠人選手は出場停止だった前節に続き、今節もU-18日本代表の中国遠征のため不在。小川選手を中心に失点を回避し、ワンチャンスでゴールを狙います。

京都サンガF.C. U-18 vs 京都橘高校
日時：6月28日（日）17：00キックオフ
会場：京都サンガF.C.東城陽グラウンド
アクセス：近鉄京都線「大久保駅」よりタクシー10分、JR奈良線「城陽駅」・近鉄京都線「寺田駅」より城陽さんさんバスで「サンガタウン城陽」または「東宮ノ谷」下車
会場アクセス

プレミアリーグWEST 第7節 6/27(土)・28(日)

6/27(土)
11:00　サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユース（吉田サッカー公園）
13:00　東福岡高校 vs 大分トリニータU-18（レベルファイブスタジアム）
6/28(日)
11:00　名古屋グランパスU18 vs 履正社高校（トヨタスポーツセンター)
16:00　ヴィッセル神戸U-18 vs セレッソ大阪U-18（いぶきの森球技場）
17:00　京都サンガF.C. U-18 vs 京都橘高校（京都サンガF.C. 東城陽グラウンド）

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