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接戦を制したC大阪が首位キープ 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2015年07月06日
ピックアップマッチ
セレッソ大阪U-18 2-1(前半1-0、後半1-1) 名古屋グランパスU18
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは7月4日(土)、5日(日)に第8節を行い、セレッソ大阪U-18(大阪)が名古屋グランパスU18(愛知)と対戦しました。
ここまで快調に首位を走るC大阪ですが、この日は中盤でのパスミスが目立ち、思うようにシュートまで持ち込めない時間が続きました。それでも、自陣からロングボールを前線に送り、FW岸本武流選手、FW井上泰斗選手の2トップのポストプレーから好機を演出。26分には名古屋のFW森晃太選手のFKを防いだGK松原秀模選手のキックから素早くペナルティーエリア左に転じ、岸本選手がゴール前にクロスを入れましたが、味方と合わずゴールとはなりません。以降もこう着状態が続きましたが、45分に右サイドを駆け上がったDF堀江大騎選手がゴール前にクロスを展開すると、こぼれ球をMF原大知選手が押し込み、C大阪が均衡を破りました。
「苦しいときに決めてくれて、前半を良い形で終われたのは大きかった」(大熊裕司監督)C大阪ですが、後半は流れが一転し、攻勢を強めた名古屋のペースに。47分には左サイドを仕掛けた名古屋のFW北野晴矢選手のクロスをDF柴田駿選手がフリーで合わせましたが、松原選手の好セーブに阻まれました。高田哲也監督が「あの決定機をものにできなかったのが悔やまれる」と振り返ったように、同点のチャンスを生かせなかった名古屋は、77分にクリアボールをC大阪の岸本選手に決められます。このまま引き下がれない名古屋は、81分に森選手が持ち込み、自ら決めて1点差に詰め寄ると、86分にも途中出場のMF川崎健太郎選手が上げたクロスをFW深堀隼平選手がフリーで合わせましたが、シュートは惜しくも枠外へ。2-1で熱戦を制したC大阪が首位の座をキープしています。
監督・選手コメント
大熊裕司 監督(セレッソ大阪U-18)
雑なプレーが目立って前半からボールを失う回数が多く、内容的には褒められたものではありません。もっとていねいにプレーしなければいけませんが、苦しみながらも勝点3を拾えたことは収穫です。後半は予想どおりオープンな展開になりましたが、選手たちがよく我慢してくれました。もう少し高い位置で相手の攻撃を食い止めたいとは思っていましたが、失点した場面までは決定機も与えなかったので、及第点の出来です。
原大知 選手(セレッソ大阪U-18)
自分がスタメンになって2試合目とあって立ち上がりは緊張からかパスミスもありましたが、持ち味である、守備や長い距離を走るプレーができればと考えていて、ある程度は持ち味が出せたかなと思います。後半は苦しい時間が続いて精神的に厳しかったので「早く試合が終わってくれないかな」と考えたりもしました。難しい試合を最後まで全員で走り抜いて勝てたことは、必ず今後につながると思います。
高田哲也 監督(名古屋グランパスU18)
開幕から第6節までを考えると、だいぶ復調してきているし、失点するとズルズル引きずってしまっていたのが、あわや同点という場面までつくれるようになりました。ただ、少しのミスで結果につながっていない。前半もルーズボールの処理ミスが続き、失点してしまいました。後半もチャンスはつくれましたが、最後にパスが通るかどうかが勝敗を分けました。良い流れはつくれるし、頑張れるようになっているけど、もっと細かいところまでこだわらないといけません。
吹ヶ徳喜 選手(名古屋グランパスU18)
自分たちのサッカーができず、相手のプレッシャーにのまれたことが敗因です。本来は最終ラインでボールをつなぐサッカーをやっているのに、相手FWのプレスに負けて苦し紛れのボールを蹴ってしまい、相手にこぼれ球を拾われました。守備に関しても前節まではうまくできていたのに、相手のロングボールに対して、セカンドボールをきっちり拾うなど、背が小さいなりの対処をしていれば違った結果になったのかなと思います。
その他の試合結果
ガンバ大阪ユース 1-1(前半0-0、後半1-1) ヴィッセル神戸U-18
東福岡高校 2-1(前半0-1、後半2-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
大分トリニータU-18 2-1(前半1-1、後半1-0) 京都サンガF.C. U-18
京都橘高校 1-4(前半1-2、後半0-2) 履正社高校
ガンバ大阪ユース(大阪)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)の一戦は59分にFW山中海斗選手の得点でG大阪が先制しましたが、77分にDF山川哲史選手が同点ゴールを奪い、引き分けに。前節、6試合ぶりの黒星を喫した東福岡高校(福岡)はサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)を追いかける展開となりながらも、後半に2得点を奪い逆転勝利。敵地に乗り込んだ京都サンガF.C. U-18(京都)は前半に退場者を出したことが響き、大分トリニータU-18(大分)に逆転負けを喫しました。京都橘高校(京都)と履正社高校(大阪)による高体連同士の対決は林大地選手がハットトリックを達成するなど履正社の攻撃陣が躍動。今シーズン初白星を手にして、最下位を脱出しています。
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