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高円宮杯U-18プレミアリーグ いよいよ勝負の最終クールへ
2015年11月16日
U-18年代の日本一を決する長期リーグ戦、「高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグ」が11月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)に再開します。およそ8カ月にわたって行われたシーズンも残り3試合。ここから各チームが意地をかけて戦います。
EASTで首位を争っているのは、青森山田高校(青森)、鹿島アントラーズユース(茨城)、大宮アルディージャユース(埼玉)、市立船橋高校(千葉)です。4チームは勝点差4の中にひしめいており、一つ一つの試合の結果が順位を左右します。
首位・青森山田は第6節以降、無敗を維持しています。長距離の移動が続いた第4、5節は連敗を喫したものの、この2試合を通じて、黒田剛監督は「戦術より運動量や攻守を切り替えるスピードなど根本的な部分を詰めなければ」と課題を発見。基本的なことを見つめ直してテコ入れを図った結果、チームは試合終盤になっても落ちない走力と正確なセットプレーを持ち味に勝点を積み重ね、トップに立っています。
大宮は開幕から第13節まで無敗をキープしながらも、第14、15節に連敗し、首位の座を青森山田にあけ渡すとともに鹿島にも抜かれて3位に後退。夏の終わりには連戦や遠征で疲労が溜まり、終盤に足が止まる場面もありました。それでも、残り3試合は首位争いを繰り広げている相手との試合がなく、ラスト2試合をホーム埼玉で迎えられるプラス材料もあります。昇格初年度に優勝という目標を達成することができるか注目です。
WESTでは、大阪勢と九州勢がリーグを盛り上げています。首位・ガンバ大阪ユース(大阪)は第13節以降、3試合続けて2-0の勝利を手にするなど攻守とも充実。特に武田太一選手、宮森祐希選手らアタッカーが結果を残しています。第9節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦ではトップデビューを飾っているMF堂安律選手が出場し、4-0の勝利に貢献するなど厚い選手層を誇る点も長所の一つです。一方、昨年の王者・C大阪はここ5試合で1勝4敗と不調にあえいでいます。第15節のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)戦で0-6と大敗するなど、不安を抱えたまま中断期間に入りました。このタイミングで中断できたことが吉と出るか凶とでるか。C大阪の代名詞である攻守にアグレッシブな姿勢を取り戻し、連覇を目指します。
現在2位につける東福岡高校(福岡)は大阪勢に待ったをかけ、97年(第8回大会)以来の高円宮杯優勝を狙います。ここまで3試合に1度のペースで無失点に抑えるなど、今年のチームの持ち味は堅守。同時に直近の全5試合では3得点以上を挙げており、攻撃力も光ります。中でも中盤の中村健人選手はその5試合で4得点をマーク、残り3試合も期待がかかります。4位の大分トリニータU-18(大分)は中断明けの第16節に東福岡と対戦。九州勢対決に勝利してタイトルレースに残りたいところです。なお、G大阪、C大阪、東福岡、大分は直接対決を残しており、タイトルをめぐる戦いはさらに激しくなりそうです。
プレミアリーグEAST 第16節 11/22 (日)
11/22(日)
11:00 青森山田高校 vs 清水エスパルスユース(青森山田高校)
11:00 流通経済大学付属柏高校 vs コンサドーレ札幌U-18(流通経済大学付属柏高校)
13:00 市立船橋高校 vs JFAアカデミー福島(ゼットエーオリプリスタジアム)
13:00 FC東京U-18 vs 大宮アルディージャユース(東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝)
16:00 鹿島アントラーズユース vs 柏レイソルU-18(鹿島アントラーズクラブハウス)
プレミアリーグWEST 第16節 11/21(土)・22(日)・23(月)
11/21(土)
15:00 ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース(ガンバ大阪練習場)
11/22(日)
11:00 履正社高校 vs 名古屋グランパスU18(履正社茨木グラウンド)
13:00 大分トリニータU-18 vs 東福岡高校(大分スポーツ公園だいぎんサッカー・ラグビー場)
15:00 セレッソ大阪U-18 vs ヴィッセル神戸U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
11/23(月)
11:00 京都橘高校 vs 京都サンガF.C. U-18(亀岡運動公園陸上競技場)