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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST エース不在の鹿島、優勝を懸けて市立船橋と対戦
2015年12月04日
高円宮杯U-18プレミアリーグは12月6日(日)にEAST最終節を開催します。
2位の青森山田高校(青森)は、アウェイでFC東京U-18(東京)と対戦します。前節、鹿島アントラーズユース(茨城)との首位対決に敗れ、優勝を目前にして2位に陥落しましたが、「まだチャンスはあると思っている」と黒田剛監督。この一戦に勝利し、他会場で鹿島が敗戦するか、あるいは引き分けに終わった場合は、逆転優勝を手繰り寄せることができます。青森山田の勝利へのカギは、前節前半1本に終わったシュートの意識を高く持つことです。セットプレーやクロスの精度が高い選手を多く擁すると同時に、パスで相手を崩す技術も備えるだけに、多彩な形でFC東京ゴールを狙います。
大宮アルディージャユース(埼玉)はJFAアカデミー福島(静岡)とホームで顔を合わせます。大宮は前節、攻撃の中心を担うMF黒川淳史選手とFW藤沼拓夢選手が不在の中、後半はシュート1本に抑え込まれるなど、良いところなく流通経済大学付属柏高校(千葉)に敗戦を喫しました。第14節以降、4試合でわずか1得点と攻撃陣に元気がなく、些細なミスが目立っているのも懸念材料です。今年の奮闘を来シーズンにつなげるためにも、今節はこれまで披露してきた攻撃的なサッカーを取り戻したいところです。
前節、プレミアリーグ残留を決めた流経大柏(千葉)は清水エスパルスユース(静岡)戦で今年初のリーグ3連勝を狙います。チームは大宮戦でハットトリックを達成したFWの兼田晏音睦をはじめ、攻撃陣が元気です。スーパーサブとして期待されるFW近藤潤選手を含め、新戦力が台頭してきた点も来年へのプラス材料といえます。清水との前回対戦時は0-2と完封負けを喫しているだけに、今回は内容と結果を追求して良い形でシーズンを終えることがターゲットになります。
現在、8位の柏レイソルU-18(千葉)と9位・コンサドーレ札幌(北海道)による一戦は、残留が懸かった重要なゲームです。ただし、勝点3差で柏が札幌を上回っている上、柏の得失点差-5に対して札幌は-17。札幌は12点差以上で勝利しない限り、降格が決定します(得失点差で並んだ場合、札幌が総得点数で柏を上回って残留)。
[EAST第18節の注目試合]
市立船橋高校 vs 鹿島アントラーズユース
鹿島アントラーズユース(茨城)はこの一戦に勝利すれば優勝が決まりますが、そう簡単にはいかなそうです。今節の対戦相手・市立船橋高校(千葉)はここ4試合で3勝1分けと好調。チームは今冬の全国高等学校サッカー選手権大会への出場も決めており、最後の大会に向けて士気が高まっています。鹿島にとって痛手なのが、FW垣田裕暉選手の累積警告による出場停止。チームの総得点25点のうち、12得点を積み重ねてきたエースの不在をどのようにカバーするか。これまで、粘り強さを発揮してきた鹿島が最終節で最大のハードルを乗り越えることができるか注目です。
日時:12月6日(日)13:00キックオフ
会場:船橋法典公園(グラスポ)球技場
アクセス:●JR「西船橋駅」、JR武蔵野線「船橋法典駅」から京成バス「大塚ガラス」下車、徒歩1分
●東武野田線「馬込沢駅」からコミュニティバスフラワー号「エステ・シティ」下車、徒歩約3分
プレミアリーグEAST 第18節
12/6(日)
13:00 市立船橋高校 vs 鹿島アントラーズユース(船橋市法典公園(グラスポ) 球技場)
13:00 大宮アルディージャユース vs JFAアカデミー福島(秋葉の森総合公園 天然芝サッカー場)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 清水エスパルスユース(流通経済大学付属柏高校)
13:00 柏レイソルU-18 vs コンサドーレ札幌U-18(日立柏サッカー場)
13:00 FC東京U-18 vs 青森山田高校(東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝)