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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 困難を乗り越えた2チームが対戦

2016年09月23日

高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 困難を乗り越えた2チームが対戦

WEST第14節の注目試合
神戸弘陵学園高校 vs 大津高校

高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第14節が、9月24日(土)と25日(日)に開催されます。24日には神戸弘陵学園高校(兵庫)が大津高校(熊本)との試合に臨みます。

初挑戦となったプレミアリーグで、前期は苦戦を強いられた神戸弘陵ですが、第10節以降は4試合で1勝2分け1敗と着実に勝点を重ねています。第11節は同じ地元のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と1-1の引き分け。続く第11節のガンバ大阪ユース(大阪)戦も敗れはしましたが、一時は2点をリードする展開に持ち込むなど「前期と比較して、後期はできることが多くなってきた」と谷純一監督は手応えを感じている様子です。

一方、神戸弘陵に勝点2差をつけて7位に位置する大津も、シーズンを折り返して総合力を伸ばしているチームです。前節は鋭いサイド攻撃を披露し、大分トリニータU-18(大分)に3-0と完勝。それでも選手たちに満足する様子は見られず、「残り試合も全て勝ちにいく」と口をそろえていました。平岡和徳監督は週末の一戦に向けて、「先制すること」と「最後まで粘り強く戦うこと」をポイントに挙げます。「特に先制点は試合の流れを呼び込む上で重要なので丁寧に戦いたい」と同監督。開始10分までの試合の入り方に細心の注意を払います。

両チームには、共通点があります。神戸弘陵は1995年に発生した阪神淡路大震災を、大津は今春の熊本地震を乗り越えて戦っています。神戸弘陵の谷監督は、「両校の選手が、被災した後も頑張ってプレミアリーグという舞台で戦っている姿を示せば、さまざまな人たちの刺激になると思う」とコメント。大津の平岡監督は「選手たちには、『艱難 汝を玉にす』(※人間は困難を乗り越えることによって立派に成長するという意)と伝えている。ピンチをチャンスと捉えて人間力を養ってほしいし、この一戦でも成長した姿を見せてほしい」と期待を寄せています。

監督・選手コメント

谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
勝点3獲得を狙います。後期に入って、選手たちは守るべき時間と攻める時間をピッチで読めるようになってきました。主導権を握れないときはしっかりと守備を固め、チャンスとなったら点を奪い切る。シンプルですが、それが最も大事になると思います。われわれの現実的な目標は残留ですし、そのためには細かい隙を与えないことが重要です。残り5試合に、選手たちとともに気を引き締めて臨みたいと思います。

谷後滉人 選手(神戸弘陵学園高校)
試合終盤まで走り続け、攻守にわたって粘り強くプレーすることが自分たちのストロングポイントです。大津との一戦では、セカンドボールに素早く反応し、常にゴールを目指すことが求められると思います。個人としてはホームの応援団の声援を背に、勝利のために最後の最後まで走り続けたいと思っています。シーズンも後期に入って、プレミアリーグでしか味わうことのできないスピード感に慣れてきました。これから、巻き返していきたいです。

平岡和徳 監督(大津高校)
こうして毎週、真剣勝負ができることをうれしく思います。今週末の一戦は90分を通してのマネジメントが重要になります。先発したメンバーがしっかりと試合をつくり、途中で出場した選手が流れを変える、そして最後の交代選手が試合を終わらせるというシナリオどおりに運ぶことが理想です。前節、いい形で勝利することができましたし、今節も引き続き勢いを発揮してほしいと思います。

神戸弘陵学園高校 vs 大津高校
日時:9月24日(土)11:00キックオフ
会場:みきぼうパークひょうご 第1球技場
アクセス:●神戸電鉄栗生線「緑が丘駅」から神姫ゾーンバス防災公園線「防災公園前」下車

プレミアリーグWEST第14節

9/24(土)
11:00 名古屋グランパスU18 vs 大分トリニータU-18(トヨタスポーツセンター)
15:00 ヴィッセル神戸U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(いぶきの森球技場)
18:00 セレッソ大阪U-18 vs 東福岡高校(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
9/25(日)
17:00 京都サンガF.C.U-18 vs ガンバ大阪ユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)

現在、4位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)は首位サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)をホームに迎えます。神戸は今季、広島に土をつけている唯一のチーム。今回はどのような展開になるか注目です。2位の東福岡高校(福岡)と3位のセレッソ大阪U-18(大阪)による上位対決も見逃せません。C大阪は現在、AFC U-16選手権インド2016で奮闘中のU-16日本代表に6人もの選手を送り込んでいるだけにチームの総合力が試されます。名古屋グランパスU18(愛知)と大分トリニータU-18(大分)は、ともに下位に沈んでいますが、最下位の大分と6位の京都サンガF.C.U-18(京都)の勝点差はわずか「4」。勝ったチームは中位グループにプレッシャーをかけることができます。その京都は、前節、C大阪との大阪ダービーを制して勢いづくガンバ大阪ユースと対戦。粘り強く勝点を積み重ねることができるか見ものです。

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第14節を前に、第13節ダイジェスト映像をお届けします。

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