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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 優勝目前の広島、東福岡を迎える

2016年11月25日

高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 優勝目前の広島、東福岡を迎える

WEST第16節の注目試合
サンフレッチェ広島F.Cユース vs 東福岡高校

高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第16節を11月26日(土)と27日(日)に開催し、27日にはサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と東福岡高校(福岡)が吉田サッカー公園で対戦します。

現在、首位を走る広島がこの一戦に勝利した上で、2位セレッソ大阪U-18(大阪)が大津高校(熊本)と引き分けるか敗れた場合、広島のWEST優勝が決まります。広島は第6節以降の10試合を8勝2分けで無敗街道を猛進中。プレミアリーグ中断期間に開催された2016Jユースカップ 第24回Jリーグユース選手権大会では、決勝でFC東京U-18(東京)に敗れましたが、ここでも安定した戦いを見せつけました。

チームを率いる沢田謙太郎監督は、中断期間の過ごし方に関して「Jユースカップの序盤に敗れたら、公式戦まで間隔が空いて嫌だなと思っていたけど、実際は決勝まで勝ち進むことができた。プレミアリーグにいい形で戻ってこられると思う」とコメント。チームは公式戦の試合感覚を心配することなく今回の一戦を迎えられそうです。

対する東福岡にとっては、高校選手権県予選から気持ちを切り替えることが、今節の一つのテーマになりそうです。プレミアリーグではここ2試合で10失点を喫していますが、中断期間にしっかりと修正を施し、県予選4試合でわずか1失点という安定した守備で福岡県代表の座を勝ち取りました。

森重潤也監督は「失点が多く、最後までパワーを維持できなかった前節の反省を選手権予選で生かすことができた。プレミアリーグの残り試合ではさらに強固な全員守備を見せたい。来シーズンにつなげる上でも、全力でぶつかって自分たちの力を試したい」と語ります。

前回対戦時は開始早々に先制しながら、終盤の2失点で逆転負けを喫した東福岡。チームはそのときの借りを返すために、何とか勝点を持ち帰ろうと目論んでいます。高体連の雄が意地を見せるか、それとも広島が首位チームの底力を発揮するか。両者の戦いから目が離せません。

監督・選手コメント

沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
対戦する相手や自分たちの置かれている状況に関係なく、今節もリーグ戦18試合のうちの1試合と捉えています。いざ試合になると選手たちはどうなるか分かりませんが、普段通りのプレーを見せてほしいです。今シーズンも残りわずかですし、試合に出場する選手・出場しない選手も含めて一つ一つの試合を大事にしてもらいたいと思います。WESTを制することができれば今度はチャンピオンシップの出場権を得て、このチームであと1試合長く戦えます。選手たちもそれに気づいていると思いますし、その思いが力になるはずです。

山根永遠 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
東福岡は個々の能力が高く、1対1に強いという印象があります。交代選手を含め90分間、攻守両面でハードに戦ってくると思うので、各局面で負けないようにしなければならないと思います。自分は前線の選手なので、動き出しのところで先手を取り、ゴールという形で勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。プレミアリーグは、現在のメンバーで戦うことができる最後の大会です。自分たちの結果次第でチャンピオンシップへの出場権を手にすることができますし、まずは今節の東福岡戦から1試合1試合、しっかりと準備して全力で戦いたいと思っています。チームをいい方向に導くことができるように頑張ります。

森重潤也 監督(東福岡高校)
われわれにはWEST優勝や降格の可能性はありませんが、だからといって気の抜けたような試合はしたくありません。強豪・広島相手に難しい展開になるとは思いますが、最後までしぶとく戦いたい。優勝に向かって走る広島を脅かす存在でありたいですし、この一戦にも勝ってWESTを盛り上げたいと思います。高校選手権という一発勝負のトーナメント戦にいい流れで入っていけるよう、これからのリーグ戦3試合は、「最少得点差であっても勝つ」という姿勢を示していくつもりです。

サンフレッチェ広島F.Cユース vs 東福岡高校
日時:11月27日(日) 11:00キックオフ
会場:吉田サッカー公園
アクセス:●JR芸備線「向原駅」下車、タクシーで約20分
     ●中国自動車道「高田」ICから車で約10分
     ●広島市内から車で約60分

プレミアリーグWEST第16節

11/26(土)
14:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 名古屋グランパスU18(いぶきの森球技場)
11/27(日)
14:00 ガンバ大阪ユース vs 大分トリニータU-18(ガンバ大阪グラウンド)
15:00 京都サンガF.C. U-18 vs 神戸弘陵学園高校(京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
15:00 セレッソ大阪U-18 vs 大津高校(セレッソ大阪舞洲グラウンド)

優勝戦線に踏みとどまるためにも勝点3がほしいセレッソ大阪U-18(大阪)は、ホームに大津高校(熊本)を迎えます。前回の対戦で3-0の勝利を収めている相手から再び勝利を手にすることができるか注目です。現在、降格圏の9位に沈む名古屋グランパスU18(愛知)は3位ヴィッセル神戸U-18(兵庫)の、同10位の大分トリニータU-18(大分)はガンバ大阪ユース(大阪)のホームに乗り込んでの一戦となります。下位2チームは、上位勢相手にアウェイでどのような戦いを見せるでしょうか。現在6位の京都サンガF.C.U-18(京都)と8位の神戸弘陵学園高校(兵庫)はともに勝点3を積み上げ、一歩でも残留に近づきたいところ。緊張感の漂うゲームが期待されます。

選手コメント

中畑雄太 選手(大分トリニータU-18)
今節対戦するガンバ大阪ユースはパス回しに長け、サイドでの仕掛けも力強いチームだと思います。自分たちは守備ブロックをつくりながらどこでボールを奪いにいくか、チームで意思統一していきたいです。先制点で流れをつかむこともカギだと考えます。個人的にはマッチアップした相手に仕事させないように守り、コーチングでチームをまとめていきたいです。チームは残り3試合で最下位という厳しい状況ではありますが、最後まで自分たちのサッカーを貫き、早く残留を決めたいと思います。

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