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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 浮上を狙う横浜FMが柏と対戦
2016年08月25日
EAST第10節の注目試合
横浜F・マリノスユース vs 柏レイソルU-18
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第10節が、8月27日(土)と28日(日)に各地域で開催されます。28日には日産フィールド小机にて横浜F・マリノスユース(神奈川)と柏レイソルU-18(千葉)が対戦します。
現在、7位の横浜FMは、シーズン序盤こそ勝ち星に恵まれませんでしたが、次第に調子を上げると、ここ3試合は無敗をキープ。第7節にFC東京U-18(東京)を、第9節は青森山田高校(青森)と上位陣を撃破するなど、順調に勝点を伸ばしています。
プレミアリーグでは全9試合のうち8試合で失点を喫していますが、中断期間に出場した日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では、グループステージ3試合を無失点で突破。ラウンド16では延長戦の末、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)に敗れましたが、後半のアディショナルタイムまで相手を無失点に抑え、一定の成果を挙げました。
松橋力蔵監督は、「夏の大会では非常にいい試合をすることができた。守備力の向上は相当な自信になるので、あとは持ち味の攻撃面をさらに磨いていきたい」と意気込みます。
対する柏は、4勝1分け4敗で現在リーグ5位。今年も例年と同様、ポゼッションの志向が強いチームに仕上がっています。
とはいえ、横浜FMとの前回対戦時は前半から主導権を握られて相手の背中を追う展開に。試合終了間際に追い付きましたが、試合後、各選手は「ラッキーな試合だった」と振り返りました。この経験があるだけに、今回の一戦は「自分たちが当時からどれだけ成長したかを測る、貴重な場になる」と永井俊太監督。「前回は開幕戦ということで少し萎縮していたけれど、今回は硬さもなくなり、いい試合ができるはず」(同監督)と期待を寄せています。
監督・選手コメント
松橋力蔵 監督(横浜F・マリノスユース)
リーグ前半戦と夏の大会を終えて、自分たちの課題や成果がある程度、見えてきました。今回の一戦にはそれらを踏まえた上でチームを磨き、しっかりと戦うことを意識します。柏はボール保持に長けた素晴らしいチームだと思いますが、われわれも負けじとボールを持ち、試合の主導権を握ることができれば、面白い展開になると思います。リーグの中断期間に非常にいい経験を積むことができたので、今週末の試合では、柏という素晴らしい相手に、その成果を発揮したいですね。
原田岳 選手(横浜F・マリノスユース)
前線からの守備や走り負けないところ、自陣のゴール前で全員が体を張って守るところには自信があります。柏のパスサッカーに対して、どれだけ自分たちが圧倒できるか、我慢強く戦えるかがポイントになると思います。個人的にはスケールが大きく、迫力のあるプレーを見てもらいたいですし、ゴールにつながるようなプレーをしたいです。シーズン残り半分も、特徴が豊かな相手やチームに対して、チームとしても個人としてもどこまで通用するか、楽しみながら戦いたいと思います。
永井俊太 監督(柏レイソルU-18)
プレミアリーグの中断期間は、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会も含めて、チーム全体の底上げを図りました。特に力を注いできたのは、苦しい時間帯でいかに高い水準を保つかということ。選手個々の動きを注意深く見て、練習の中でポジショニングを怠っている選手、少しさぼっている選手には口を酸っぱくして要求してきました。いま、練習場には良い意味でピリッとした雰囲気が流れていますし、夏の間に培ってきたものを、プレミアリーグ折り返しの初戦で表現できればと思います。
横浜F・マリノスユース vs 柏レイソルU-18
日時:8月28日(日) 15:00キックオフ
会場:日産フィールド小机
アクセス:●JR「新横浜駅」下車、徒歩14分
●横浜市営地下鉄「新横浜駅」下車、徒歩12分
●JR「小机駅」下車、徒歩7分
プレミアリーグEAST 第10節
8/27(土)
15:00 アルビレックス新潟U-18 vs 市立船橋高校(デンカスワンフィールド)
16:00 清水エスパルスユース vs FC東京U-18(清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP)
8/28(日)
11:00 青森山田高校 vs 流通経済大学付属柏高校(青森山田高校)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 大宮アルディージャユース(県立カシマサッカースタジアム)
首位・市立船橋高校(千葉)は、アウェイでアルビレックス新潟U-18(新潟)との一戦に臨みます。清水エスパルスユース(静岡)はFC東京U-18(東京)と対戦。両者は先の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の決勝で顔を合わせ、このときはFC東京が2-0で勝利しています。青森山田高校(青森)と流通経済大学付属柏高校(千葉)はインターハイ準決勝以来の対戦に。青森山田は広島で敗れたときのリベンジを狙うと同時に、何としてでもホームの連敗を避けたいところです。鹿島アントラーズユース(茨城)は大宮アルディージャユース(埼玉)をホームに迎えます。両者ともに前節を落としているだけに、この一戦では勝点3獲得を狙います。