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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 前節の敗戦を払拭したい柏、ホームで鹿島と対戦
2016年09月01日
EAST第11節の注目試合
柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第11節が、9月4日(日)に開催されます。今節のピックアップマッチは柏レイソルU-18(千葉)対鹿島アントラーズユース(茨城)です。
現在7位の柏は前節、横浜F・マリノスユース(神奈川)に1-5で敗戦。持ち味である流麗なパスサッカーを見せられず、各選手は試合の後に「単純なミスが多く、ボールの失い方も悪かった」と語りました。それでも、永井俊太監督は、「選手たちに落ち込んだ様子はない」とコメント。「狙いとすることがすぐに形にならなくても、諦めずに続ければ成果は出る」と選手たちを勇気づけています。
今週末の鹿島戦に向けて、重要視するのは攻撃面です。「どれだけ自分たちのボールを大事にできるかがポイント」(永井監督)としながら、鹿島のセットプレーやゴール前での迫力ある攻撃に応対する構えです。前回の対戦時は3-2で勝利していますが、選手たちに慢心はありません。拮抗した展開も視野に入れつつ、今回の一戦に臨みます。
一方の鹿島はここ4試合で勝利に見放されており、8位に沈んでいます。ここまで10試合を消化した時点で引き分けが4試合、1点差での敗戦が3試合と、勝点を積み上げるのに「あと一歩」の状態が続きます。熊谷浩二監督はチームが抱える課題について、「わずかな隙を突かれ、先に失点する試合が多い。それが自分たちの実力と言えばそれまでだが、あらためて細部に注意を払いながら試合に入りたい」と、先制点を与えないことの重要性を説きます。
ボールを保持しながら試合の主導権を握ろうとする柏と、堅守をベースに試合を運びつつ、少ないチャンスから得点機をうかがう鹿島。対照的な2チームによる一戦では、先制点の行方が試合の流れを左右しそうです。
監督・選手コメント
永井俊太 監督(柏レイソルU-18)
前節は残念ながら、横浜F・マリノスユースに1-5で大敗してしまいましたが、われわれが実践しようとするサッカー、目指す場所は変わりません。これまでどおりボールを保持して、試合の主導権を握ることが、今週末の狙いです。われわれのスタイルが研究され、うまくいかない時間帯もあるかと思いますが、今節は、前節にできなかったことが少しでもできれば、それでいい。一歩ずつ、着実に成長していくことが、リーグ戦を乗り切る上でのポイントだと思います。
中川創 選手(柏レイソルU-18)
チームの組織力と攻守両面の連動性、リズムのいいパス回し、高い技術が自分たちのストロングポイントです。自分はDFなので、後方から積極的に声を出してチームを盛り上げ、勢いをもたらしたい。空中戦で強さを発揮し、守備から試合のリズムをつくることができるように、自分が中心となって戦いたいと思います。今週末は、守備時の味方との距離感、そして攻撃時に確実にチャンスをものにすること、ポゼッションの時間を増やすことを意識して勝利に近づきたいです。
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
プレミアリーグには楽な試合がなく、いつも厳しい戦いを強いられますが、何とか勝点をつかみ取りたいと思います。今週末はボールを持たれる展開になると予想する中で、自分たちはしっかりとした守備から、チャンスをものにできればと考えています。前回対戦時は2-3というスコアでしたが、先に3失点したということで「僅差」とは言えません。今回は早々に勝負を決められるような失点を回避し、0-0のときにいい攻撃ができればと考えます。
松浦航洋 選手(鹿島アントラーズユース)
声を出すこと、戦うこと、走ること、素早く攻守を切り替えることに関しては、どの相手にも負けないつもりです。今回の柏戦でも、空中戦での競り合い、球際での戦いに勝ち、個人としてはセットプレーで得点に絡みたいと思っています。勝利へのポイントはサイドでの攻防やセットプレー時の競り合いを制すること。五分のボールをものにして、勝点3を手にしたいと思います。
柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース
日時:9月4日(日)16:00キックオフ
会場:日立柏サッカー場
アクセス:●JR常磐線・東武野田線「柏」駅東口より徒歩約20分
●「柏」駅東口1番乗り場より東武バス「緑ヶ丘」または「日立柏サッカー場前」下車、徒歩約1分
プレミアリーグEAST第11節
9/4(日)
11:00 大宮アルディージャユース vs 青森山田高校(NTT東日本志木総合グラウンド)
11:00 アルビレックス新潟U-18 vs 清水エスパルスユース(新潟聖籠スポーツセンター アルビレッジ)
15:00 市立船橋高校 vs 横浜F・マリノスユース(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
15:30 FC東京U-18 vs 流通経済大学付属柏高校(東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝))
首位を走る市立船橋高校(千葉)は、ホームで横浜F・マリノスユース(神奈川)と対戦。両者とも3連勝を懸けてこの一戦に臨みます。前節、3本のシュートを2得点に結びつけた大宮アルディージャユース(埼玉)は、青森山田高校(青森)と顔を合わせます。青森山田は高橋壱晟選手をはじめ攻撃陣が好調。今週末も、チームの持ち味である堅守速攻で勝利を目指します。アルビレックス新潟U-18(新潟)は3連敗と調子を落とし、現在9位に沈んでいるだけに、清水エスパルスユース(静岡)とのホームゲームで勝点3を獲得したいところ。FC東京U-18(東京)は流通経済大学付属柏高校(千葉)戦で3試合連続完封勝利を狙います。
JFA-TV
第11節を前に、第10節ダイジェスト映像をお届けします。
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