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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 巻き返しを懸けた九州勢対決
2016年09月16日
WEST第13節の注目試合
大津高校 vs 大分トリニータU-18
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTの第13節が9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)に開催されます。18日には、大津町運動公園球技場で大津高校(熊本)と大分トリニータU-18(大分)が対戦します。
両チームはおよそひと月前の8月13日(第4節/延期分)に顔を合わせ、このときは大分が3-0で大津を下しました。大津はこの後、けがで戦線を離れていた選手が復帰し、第10節でガンバ大阪ユース(大阪)に3-0で勝利、続く第11節はサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)に0-1で敗れましたが、拮抗した展開に持ち込むなど調子を上げています。「それぞれのポジションの選手が成長し、新チームの発足時に思い描いていたサッカーができつつある。自分たちの長所を出せば、いい試合になる」と平岡和徳監督。週末に向けて自信をのぞかせます。
一方の大分も、中村有監督が「前回の大津戦はたまたま勝ったけれど、内容に差はなかった。むしろ逆のスコアになることもあり得た」と振り返るように、過去の結果に満足するそぶりはありません。前節、首位の広島から勝点1をもぎ取っているだけに、その勢いを今節にもつなげたいところ。「いいプレーをした次の試合が大事。(広島戦で)自分たちが何かを得たと勘違いしてはいけないし、地に足をつけて戦ってほしい」と指揮官は語ります。
現在、勝点9で8位に位置する大津と、勝点8で10位の大分。週末の九州勢対決は、巻き返しを懸けた重要な一戦となります。
監督・選手コメント
平岡和徳 監督(大津高校)
プレミアリーグの魅力は、選手たちが試合で成功した体験や失敗した体験を未来に生かすことができるところです。第4節(延期分)で大分に敗れたばかりですが、その試合で出た課題を選手たちがどう克服するか、今週末の試合でどんなプレーを見せるかが楽しみです。両チームとも春先の震災で大きな被害を受けた後、厳しい環境のもとで練習を積んできたので、互いへのリスペクトを胸に良い試合をしたいと思います。残留に向けて勝点を積み上げていくつもりです。
中村有 監督(大分トリニータU-18)
しっかりとした守備から入り、奪ったボールは簡単に失わない。この2点を徹底することが勝利の前提です。選手たちにはいつも言っていますが、当たり前のことを当たり前に実践するのは難しい。ですから、あらためて約束事を徹底しようと思います。プレミアリーグでは一瞬も気が抜けません。前後半の立ち上がり15分に加えて、クーリングブレイク(給水タイム)の前後も要注意です。選手たちには集中を切らすことなく、最後まで細心の注意を払って戦うことが求められます。
野上拓哉 選手(大分トリニータU-18)
自分たちのストロングポイントは、一人一人が走ってチームのために戦うところです。週末の一戦では、相手のロングボールを跳ね返した後のセカンドボールを拾って、試合を優位に運びたいと思います。攻撃面ではFWが起点となり、積極的にシュートを打っていくことが不可欠です。自分自身、攻撃をコントロールしつつ、相手が嫌がる場所をどんどん狙っていきたいと思います。プレミアリーグというレベルの高いところで試合に臨む中、なかなか結果がついてこなくても「積み重ね」という言葉を大切にして、巻き返していきたいです。
大津高校 vs 大分トリニータU-18
日時:9月18日(日) 11:00キックオフ
会場:大津町運動公園 球技場
アクセス:●JR豊肥本線「肥後大津駅」下車、タクシーで約10分
プレミアリーグWEST第13節
9/17(土)
17:00 東福岡高校 vs 神戸弘陵学園高校(東福岡高校)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 京都サンガF.C.U-18(いぶきの森球技場)
9/18(日)
19:30 ガンバ大阪ユース vs セレッソ大阪U-18(ガンバ大阪グラウンド)
9/19(月)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 名古屋グランパスU18(吉田サッカー公園)
現在、3位につける東福岡高校(福岡)はホームで神戸弘陵学園高校(兵庫)と対戦。ここ5試合で4勝と勢いに乗るチームが、今シーズン2度目の3連勝を狙います。京都サンガF.C.U-18(京都)も8月以降、3勝1敗と好調。上位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)戦はその真価が問われます。ガンバ大阪ユースとセレッソ大阪による「大阪ダービー」も要注目。第4節ではG大阪が4-3という壮絶な打ち合いを制しています。サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は名古屋グランパスU18(愛知)戦で勝点3を上積みし、首位キープを狙います。
JFA-TV
第13節を前に、第12節ダイジェスト映像をお届けします。