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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 逆転優勝を狙う大宮と市立船橋が対戦
2016年11月24日
EAST第16節の注目試合
大宮アルディージャユース vs 市立船橋高校
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの第16節が11月27日(日)に開催されます。埼玉スタジアム2002第2グラウンドでは大宮アルディージャユース(埼玉)と市立船橋高校(千葉)が対戦します。
現在、勝点27で4位につける大宮と勝点26で5位の市立船橋。両者ともに首位の青森山田高校(青森/勝点30)をかわして逆転優勝するチャンスを残しています。
大宮はシーズン序盤こそ下位に沈んだものの、第4節以降はわずか1敗と巻き返しに成功。ここ3試合は複数得点を挙げて3連勝を飾るなど、攻守がかみ合っています。前線の小柏剛選手は6試合連続得点を記録中で、MF長谷川元希選手も3試合続けて得点を挙げており、攻撃陣が調子を上げています。
シーズンを通して無失点に抑えたのは1試合だけと守備に課題を残しますが、その完封試合は今回の相手・市立船橋戦で第7節に達成したもの。「チームはいいイメージで週末の一戦に臨むことができる。90分間集中力を保った、いい試合になると思う」と大塚真司監督は期待を寄せます。
対する市立船橋は、11月20日に高校選手権の千葉県予選決勝で流通経済大学付属柏高校(千葉)を下し、2年連続で全国大会の切符をつかんだばかりです。予選では僅差の試合が続き、「高い強度の試合を戦い抜いての優勝だったので、選手も多少は気が緩むと思う」と朝岡隆蔵監督。それでも選手たちは高校選手権に向けたレギュラー争いが控えており、再びギアを入れ直して週末の一戦に挑みます。
第12節以降の4試合で2得点のみの市立船橋にとって今週末のポイントは「ゴールを奪い切ること」(朝岡監督)。攻撃意識の高い相手をしっかりと抑えつつ、高い位置に攻め込んだときにシュートを決め切る力を発揮できるかが勝負の鍵です。
監督・選手コメント
大塚真司 監督(大宮アルディージャユース)
自分たちは開幕3連敗でシーズンをスタートさせましたが、いまでは頂点も狙える位置につけています。ここまで、1試合が終わるたびに自分たちに足りない点を見つめ直し、次の試合に向かって積み重ねてきました。選手たちも「もっとやるんだ」という気持ちで練習に取り組んできたことが、現在の成績につながっていると思います。チームと選手たちの成長を感じていますし、残り3試合の初戦である市立船橋戦も、いままで取り組んできたことをしっかりとピッチで表現してほしい。これまでの努力の成果を発揮してほしいです。
小柏剛 選手(大宮アルディージャユース)
今回の対戦相手、市立船橋はインターハイ優勝という実績を持っており、タフで力強い選手も多いという印象です。相手をリスペクトした上で、個人としてスピードを生かしたプレーで相手ディフェンス陣を崩したい、自分の得点でチームを勝利に導きたいと思っています。この一戦はリーグ終盤ということもありますし、優勝に向けて大事な試合です。簡単な試合ではありませんが、自分たちの長所を発揮して粘り強く戦い、勝点3を積み上げて残りの試合につなげたいと思います。
朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
高校選手権の千葉県予選が終わったばかりとあって、正直、選手たちが気持ちを切り替えるのは難しいと思います。選手の心のコンディションに注意しながら週末の試合に臨みたいです。一度千葉県予選決勝でピークを迎えた選手たちの心に、再度刺激を与えることが不可欠かと思いますし、チーム内でもう一度、競争してもらいたいと考えています。選手たちはプレミアリーグでの逆転優勝をあきらめていません。チャンスがあるかぎり、逆転優勝に向けて頑張ろうと考えているようです。
金子大毅 選手(市立船橋高校)
今週末の試合は、技術レベルが高い相手に対して、全員でいかに組織的に守ることができるかがカギになってくると思います。その中でも球際の攻防、1対1での対応、セットプレーが大きなポイントになると考えます。個人的には、豊富な運動量を生かしてセカンドボールを拾うこと、ボール奪取力といった持ち味を発揮したいです。長所をしっかりと出しながら、ビルドアップや攻撃参加などでもチームに貢献したいと思います。
大宮アルディージャユース vs 市立船橋高校
日時:11月27日(日)13:00キックオフ
会場:埼玉スタジアム2002 第2グラウンド
アクセス:埼玉高速鉄道「浦和美園駅」より歩行者専用道路で徒歩約15分
プレミアリーグEAST 第16節
11/27(日)
11:00 清水エスパルスユース vs 柏レイソルU-18(藤枝総合運動公園サッカー場)
11:00 青森山田高校 vs 鹿島アントラーズユース(青森山田高校)
11:00 流通経済大学付属柏高校 vs アルビレックス新潟U-18(流通経済大学付属柏高校)
13:00 FC東京U-18 vs 横浜F・マリノスユース(東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド/人工芝)
首位の青森山田高校(青森)はホームに鹿島アントラーズユース(茨城)を迎えます。前回対戦時は0-0で勝点を分け合っているだけに、今回は勝点3をもぎ取りたいところですが、残留を懸けて戦う鹿島が相手とあって、一筋縄ではいかなそうです。Jユースカップの覇者・FC東京U-18(東京)は、リーグ3位の横浜F・マリノスユース(神奈川)との上位対戦に臨みます。他会場の青森山田の結果次第では首位に立つチャンスもあり、この一戦はともに勝点3獲得を狙います。降格圏内に沈む流通経済大学付属柏高校(千葉)とアルビレックス新潟U-18(新潟)による試合は、ともに勝利が必要な状況。逆転での残留に向けて絶対に落とせない一戦です。清水エスパルスユース(静岡)と柏レイソルU-18(千葉)のゲームは勝敗だけでなく、新戦力の台頭にも注目。ともに来シーズンも視野に入れた戦いを始めています。
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