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前年王者・広島がアウェイで今季初勝利! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2017年04月24日
ピックアップマッチ
東福岡高校 0-2(前半0-2、後半0-0)サンフレッチェ広島F.Cユース
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは4月22日(土)、23日(日)に第3節を開催。東福岡高校グラウンドでは東福岡高校(福岡)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が激突しました。
前年王者として注目されながらも、開幕から2試合は白星が奪えずに終わった広島ユース。この日も立ち上がりは東福岡にチャンスをつくられましたが、「チーム全体で前からボールを奪いにいくことができたし、相手の隙を突くことができた」と村山勘治選手(MF #18)が胸を張ったように時間経過と共にアグレッシブな守備が機能し、高い位置でのボール奪取からゴールを伺いました。
最初の見せ場は15分。中央でボールを持った仙波大志選手(MF #14)が縦パスを入れると、桂陸人選手(FW #20)がペナルティエリア内で反応。胸で落としたボールを明比友宏選手(FW #11)が決めて、先制しました。以降は持ち前のパスワークで主導権を握り、積極的なサイド攻撃から好機を演出。27分には右サイドを飛び出した川井歩選手(MF #8)のパスから仙波選手がシュートを放ちます。この一撃はGKの正面に終わりましたが、こぼれ球を川村拓夢選手(MF #7)が押し込み、2点リードで前半を終えました。
追いかける展開となった東福岡は後半に入り、攻撃のスタイルを変更。「勝ちを意識しすぎて、貝のように(自陣に)閉じこもってしまった」(沢田謙太郎監督)広島ユースに対し、テンポの速いパス回しでゲームを支配します。相手エリアに入ってからは、後半途中に中央から左サイドに移ったMF福田湧矢選手(MF #10)の突破からチャンスを伺いましたが、「シュートに結びつくプレーが少なかった」と森重潤也監督が振り返ったように、あと一歩及ばず得点には至りません。それでも、68分には、左サイドでボールを受けた福田選手がゴール前に低いクロスを展開。ゴール前に走り込んだ青木真生都選手(MF #8)が頭で合わせましたが、シュートは枠を捉えることができません。
以降も東福岡が押し込みながらも、「相手にボールを持たれる時間が続いたけど、全員でコンパクトに守ることができた」と村山選手が振り返る広島ユースの固い守りを崩せず、時間が経過しました。44分には、右サイドの高い位置で獲得したFKから、東福岡の中村拓海(DF #24)がヘディングシュート。前方に飛び出したGKの脇を抜け、ボールは無人のゴールにボールが向かいましたが、懸命に戻った村山選手がクリアすると、直後にタイムアップ。前半のリードを守り切った広島ユースが2-0で今季初勝利を手にしました。
監督・選手コメント
森重潤也 監督(東福岡高校)
常にプロを意識しながらトレーニングをし、一緒に練習参加する機会もある相手に対し、うちはそうではないチーム。序盤はそうした日頃の経験の差が試合に出て、守備で慌ててしまいました。また、相手と駆け引きする場面でも判断が遅く、球際でも相手に負けていたように感じます。そうしたことが原因となり、全てで後手を踏んでしまいましたし、先制点のように一瞬の隙を突かれてしまいました。現時点での甘さが結果となって、表れた試合だったと思います。
MF #10 福田湧矢 選手(東福岡高校)
前半は自分たちのペースで試合を進めることができず、相手にとって良い時間帯に失点してしまいました。後半は攻撃の仕方を変えて、自分たちの流れに持ち込むことができたのですが、そこで決めきることができず、力の無さを改めて感じました。個人としても相手守備陣を突破するまでは良かったのですが、フィニッシュの質がまだまだ。今日の自分の出来は、まったくダメ。ボールに触る回数、パスミスの回数が多かったと思います。自分がこんなミスをしていては勝てないと思うので、一皮むけないといけないと感じました。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今日はしっかりと守備をしてくれましたし、良い形で奪ってゴールに向かう場面もあり、うちらしさを少しは見せることができたと思います。ボールが弾む難しいグラウンドでしたが、パスをつなぐところ、落ち着いてプレーすべきところで正しい選択をできました。攻撃の鋭さ、出足の速さと厳しさなどで、卒業した先輩たちの穴を感じるところがありましたが、キャプテン、副キャプテンを中心によく頑張ってくれました。
FW #20 桂陸人 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今は(満田)誠君が怪我でいないので、「誠君の分まで頑張ろう」と皆で頑張ってきたのですが、開幕からの2試合で勝てず悔しい思いをしました。今節に向けた練習で、皆でもう一度団結し、「目の前の勝利にこだわろう」と声を掛け合いやってきたことが、勝利につながったと思います。引かずにドンドン前から奪いにいく守備も、練習から徹底してきた部分で、今日はうまくハマりました。個人としては得点に絡むプレーは良かったのですが、自分の納得がいくプレーはできていないので、少しずつ良くしていきたいです。
その他の試合結果
アビスパ福岡U-18 0-5(前半0-0、後半0-5)ヴィッセル神戸U-18
阪南大学高校 0-2(前半0-0、後半0-2)大津高校
米子北高校 0-2(前半0-0、後半0-2)セレッソ大阪U-18
ガンバ大阪ユース 3-1(前半1-1、後半2-0)神戸弘陵学園高校
アビスパ福岡U-18(福岡)と対戦したヴィッセル神戸U-18(兵庫)は、後半だけで大量5得点を挙げ、開幕3連勝。セレッソ大阪U-18(大阪)は中島元彦選手(MF #10)の2ゴールで勝利し、2連勝で首位・神戸と勝点2差に迫っています。ここまで未勝利の阪南大学高校(大阪)と神戸弘陵学園高校(兵庫)は共に敗れ、今季初勝利は次節以降に持ち越しとなりました。
プレミアリーグWEST第4節
4月29日(土)
11:00 大津高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(大津町運動公園球技場)
15:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 東福岡高校(いぶきの森球技場)
4月30日(日)
11:00 アビスパ福岡U-18 vs セレッソ大阪U-18(レベルファイブ スタジアム)
13:00 神戸弘陵学園高校 vs 米子北高校(みきぼうパークひょうご 第1球技場)
16:00 ガンバ大阪ユース vs 阪南大学高校(ガンバ大阪グラウンド)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
大会情報はこちら
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