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昨年王者・広島へのリベンジを誓う神戸弘陵 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2017年07月14日
WEST第9節の注目試合
神戸弘陵学園高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース
4月に開幕した高円宮杯U-18プレミアリーグも7月15日(土)と16日(日)に開催される第9節をもって折り返しとなります。今節のWEST注目は、神戸弘陵学園高校(兵庫)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)による一戦です。
現在、暫定7位の神戸弘陵は、前節の阪南大学高校(大阪)戦で逆転勝利を収め、今季初白星を挙げました。谷純一監督は「守りが固いチームに前半11分に先制され、苦しい展開となったが、後半に1点を返してから運動量で相手を上回ることができた。最後は相手のリズムになったが、粘り強く守って勝点3を取れた」と振り返ります。
一方、昨年のWEST王者である広島は、ここまで4位ですが、戦績はわずか1敗(4勝2分け)と連覇も射程圏内だと言えます。しかし、沢田謙太郎監督は「結果だけ見ればそこそこだが、勝った試合も紙一重。もっと自分たちのゲームをしたいという思いでいる」と現状に満足する様子はありません。
前節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦は雷雨により、前半27分に試合中断後、試合中止となりました。沢田監督は「(中断になるまでは)緊張感があり、良い試合になっていたので、選手たちも続行したそうだったが、こればかりは仕方がない。次に向けてやっていきたい」と切り替えます。不完全燃焼に終わった選手たちも神戸弘陵戦にそのエネルギーをぶつけてくることが予想されます。
また、この一戦では得点ランキング上位の選手にも注目です。神戸弘陵の竹村史明選手(MF #10)は4得点でランキング2位タイ、広島の明比友宏選手(FW #11)は5得点でランキング1位。どちらのチームの得点源がゴールを割るかは試合を大きく左右しそうです。
神戸弘陵にとって広島は「昨年、前期と後期の両方でやられたという感覚のチームの一つ」(谷監督)。さらには「ホームの試合でうちに勝って優勝を決めた」(谷監督)相手でもあります。
「毎年、前年度のチームを超えるということでやっている。昨年はこの時期で勝点5だったが、今年は勝点6。勝点1ではあるが前進して前期の最終戦を迎えられるので、なんとか食らいつきたい」と谷監督。因縁の広島を相手に価値ある勝点3を狙います。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
例年、夏に多くのトレーニングマッチや遠征を行い、夏明けくらいから冬に向けてだんだんチームができあがってきます。これから新しい選手も出てきてチーム内での競争意識も高まり、その競争を勝ち抜いた選手たちがチームを勝利に導いてくれると期待しています。広島は昨年から出場している選手もいるので、今の順位にいるようなチームではないと認識しています。昨年は2度負けている相手ですが、昨年に比べて粘り強い試合運びができればと考えています。
MF #10 竹村史明 選手(神戸弘陵学園高校)
広島はボールを支配し、サイド攻撃や中央突破が強烈なイメージがあります。粘り強く守備をしながら、チャンスをものにして、勝利したいと思います。得点を決められることが自分の特長だと思っています。プレミアリーグでは得点のチャンスが少ないので打てるときには必ず打つことを心がけています。個人的には少ないチャンスでも決められる選手になりたいです。そして、先輩方が残してくれたプレミアリーグの舞台を後輩にも残したいと思います。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
チームの意思統一も含めて課題は常にあるものの、チーム全員で攻めること、全員で守ることが少しずつ形になってきました。リーグ戦を戦う中で攻守の精度は上がりつつありますが、まだまだ途中段階だと捉えています。神戸弘陵は一人一人がボールをしっかり扱って、丁寧にサッカーをしてくるチームという印象があります。自分たちのスタイルで攻めてくると思うので、お互いの良さを出し合う試合になると予想しています。その中でどちらが早くペースを握ることができるかがポイントになると考えています。
FW #11 明比友宏 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
球際や競り合いの部分で絶対に負けないという気持ちです。練習からそういう部分で本気で戦っているので、他のチームには負けたくありません。声を出して、全力でプレーすることと、ボールを引き出す動き出しの部分が自分の特長だと思っています。試合終了まで声を出して100%の力でプレーします。神戸弘陵は前節の阪南大高戦で0-1から逆転勝利をしているので、とても粘り強く、最後まで戦ってくるチームだと思います。自分たちも最後まで集中して全員で戦います。
神戸弘陵学園高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース
日時:7月16日(日)15:00キックオフ
会場:みきぼうパークひょうご 第2球技場
アクセス:●神戸電鉄粟生線「緑が丘駅」から神姫ゾーンバス防災公園線「防災公園前」下車
プレミアリーグWEST 第9節 7月15日(土)・7月16日(日)
7月15日(土)
17:00 大津高校 vs アビスパ福岡U-18(大津町運動公園球技場)
18:00 セレッソ大阪U-18 vs 東福岡高校(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 阪南大学高校(いぶきの森球技場)
7月16日(日)
15:00 米子北高校 vs ガンバ大阪ユース(コカコーラウエストパーク球技場)
悪天候の影響により1試合未消化ながら首位をキープしているヴィッセル神戸U-18(兵庫)はホームに阪南大学高校(大阪)を迎えての一戦。4連勝で勢いに乗る東福岡高校(福岡)は、勝点1差で追い上げる2位のセレッソ大阪U-18(大阪)との上位対決に臨みます。大量失点が響き、最下位に沈むアビスパ福岡U-18(福岡)は今季2勝目を目指し、アウェイの大津高校(熊本)戦に乗り込みます。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
大会情報はこちら
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