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目先の一戦に集中、勝点3を狙う首位の清水 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2017年07月14日
清水エスパルスユース(静岡)はプレミアリーグEAST第8節を終えて、5勝2分け1敗。前節は昨年王者の青森山田高校(青森)から逆転勝利を収め、首位に返り咲きました。
平岡宏章監督は好調の理由を「最初にFC東京から劇的な勝利を収めることができて、いいスタートダッシュが切れた。J3リーグも開幕前で、フルメンバーの相手から勝利できたのは選手にとって大きかった」と言います。今季開幕戦では昨年EASTで2位のFC東京(東京)と対戦。平墳迅選手(FW #9)の豪快な左足で先制するも、その後2度追いつかれる苦しい展開となりましたが、90+4分に鈴木魁人選手(FW #10)が土壇場で勝ち越しゴールを決めて開幕白星を手にしました。
さらに平岡監督は「第2節も京都に対していい形で勝てたり、あとは準備段階で海外遠征に行ったり、トップチームのルヴァンカップに招集されて、そういうのが自信になって出てきて、それがチームに浸透していった」と続けます。
今季のJリーグYBCルヴァンカップでは、若手選手の出場機会創出を目的に「21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発に含める」という変更が加わりました。これにより各J1クラブは高卒1~3年目の若手選手を起用する中、清水はトップ所属の若手に加えてユースからも2種登録選手を積極的に引き上げ、平墳選手、新関成弥選手(MF #14)、滝裕太選手(FW #11)がトップチームデビューを飾りました。
「選手たちもトップを目指しているし、頑張って試合で活躍すればトップに呼ばれる可能性があるというのが分かったと思うので、みんな練習から非常に高いモチベーションでできていた」と平岡監督。最近では昨年、U-15年代で3冠(JFAプレミアカップ、高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会)を達成した1年生がめきめきと成長。チーム内でさらなる競争が生まれそうです。
前半戦の最終戦は、5位の柏レイソルU-18(千葉)との一戦です。指揮官は「おそらくボールは柏が保持する時間が多くなる」と警戒しつつ、「まずはアグレッシブにボールを奪いにいって、後ろは粘り強く対応した中でチャンスをうかがいたい」と言います。
強力な攻撃陣に加え、守備陣も粘り強さが増してきたことで年間順位でも上位が見えてきましたが、チームにおごりはありません。「まずは残留が第一目標であることは変わらない。今はたまたま1位にいるが、拮抗したリーグなのでどこが勝ってもおかしくない。次の試合も負けてしまったら一気に4位くらいまで転落する可能性もある。そういう中なので、一戦一戦勝利を目指していきたい」と平岡監督。地に足の着いた清水は目標に向けて堅実にまい進します。
監督・選手コメント
平岡宏章 監督(清水エスパルスユース)
柏はクラブとしてジュニアユースからトップまでしっかりとスタイルがあるのが素晴らしいと思っています。その中で永井俊太監督が自身のエッセンスを加えながらいいチームにつくり上げているのが好調な理由だと思います。選手たちに常々、残留のためには勝点23が取れれば大丈夫だろうということを言っています。首位を守ることを意識するよりも、次の一戦でも残留に向けて勝点3を取れるようにしたいと思います。
FW #11 滝裕太 選手(清水エスパルスユース)
柏はポゼッションがうまいイメージがあります。また、一人一人の能力が高いイメージもあるので、しっかりとした守備から多くのチャンスをつくり、無失点で勝利できるように90分間集中を切らさずに戦います。プレミアリーグでは一人一人の能力を高めていかないといけないと思っています。個人的には、フィジカル面に課題があるので、体幹や筋肉トレーニングをし、チームとしては、パスの質や連携面をさらに高めていきたいです。
柏レイソルU-18 vs 清水エスパルスユース
日時:7月16日(日) 16:00キックオフ
会場:日立柏サッカー場
アクセス:
●JR常磐線・東武野田線「柏」駅東口より徒歩約20分
●「柏」駅東口5番乗り場より東武バス「緑ヶ丘」または「日立台」下車、徒歩約1分
プレミアリーグEAST 第9節 7月15日(土)・7月16日(日)
7月15日(土)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 浦和レッドダイヤモンズユース(鹿島アントラーズクラブハウス)
7月16日(日)
11:00 青森山田高校 vs FC東京U-18(青森山田高校)
15:00 横浜F・マリノスユース vs 市立船橋高校(日産フィールド小机)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs 大宮アルディージャユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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