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鹿島が復調気配の市立船橋と真っ向勝負 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2017年08月25日
EAST第10節の注目試合
鹿島アントラーズユース vs 市立船橋高校
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの第10節が8月26日(土)と27日(日)に開催されます。鹿島アントラーズユース(茨城)は27日、茨城県立カシマサッカースタジアムで市立船橋高校(千葉)と対戦します。
鹿島の沖悠哉選手(GK #1)は、22日(火)にトップチームへの昇格が内定。熊谷浩二監督が「総合的に安定したパフォーマンスが発揮できるGK」と評する守護神を中心にリーグ最少6失点で勝点を積み重ね、4勝3分け2敗で4位に位置しています。
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会はベスト8で敗退しましたが、熊谷監督は「例年、夏の時期は1、2年生の底上げを考えている。今年もそこのベースアップに取り組んだ」と意に介さず。「新たにメンバーに入ってこれそうな選手が数名いた」と選手層にさらに厚みが増していきそうです。
一方の市立船橋は1勝2分け6敗、最下位でリーグの折り返し地点を迎えました。試合内容に結果が伴わない苦しい前半戦となりましたが、夏休みの期間には明るい兆しが見えてきました。
全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)では、僅差のゲームをものにしながらベスト4に進出。プレミアリーグ前半戦はキャプテンの杉山弾斗選手(DF #7)らが年代別の日本代表で不在にすることもありましたが、「インターハイでメンバーが整い、4試合できたのは大きかった。チーム内で競争をさせながらではあるが、後期に挽回するための幹はできてきた」と朝岡隆蔵監督は言います。
また、合宿やフェスティバルで多くの試合を戦うことで経験値もアップしました。朝岡監督は「夏の間は合宿で強化に充てて、走り込みをしたり、チームで共同生活をしたりして、精神的な成長も伸ばしてきた。一回りたくましくするためにやってきたので、その成果が秋以降にどう結びつくかは楽しみ」と期待を口にします。
開幕戦では鹿島の金澤蓮選手(FW #9)と渡邉伶那斗選手(MF #12)がセットプレーからゴールを決め、市立船橋に勝利しています。リベンジを期す朝岡監督は「うちがボールを持って攻めて、向こうが守ってカウンターというゲームを想定している。リスタートが勝敗を分けるというのも感じている。勝負の肝となるところでどれだけ戦えるか」と試合のポイントを挙げます。
鹿島の熊谷監督も「開幕のときは相手の主力選手が代表の活動で抜けていたので、そのときのことは全く参考にならない」と警戒。「プレミアリーグでは高体連のチームと真っ向からぶつかり合ってきた。まっすぐにきてくれるので、こちらもまっすぐぶつかっていきたい」と真っ向勝負で勝点奪取を狙います。
勝利でリスタートを切るのは果たしてどちらのチームか。高校年代トップレベルの戦いに注目です。
監督コメント
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
市立船橋は毎年素晴らしいチームをつくり上げてきます。開幕戦は、うちが負けてもおかしくない内容でした。シュート数を見てみても、特に後半は相手のゲームだったと思います。目標は変わらず、なんとか早くプレミア残留を決めたいです。本当に拮抗したリーグで、今の順位は全く意味をなさないような後期になると思うので、とにかく一戦一戦戦っていきたいです。そして、できることならば後期の最初の試合でいいスタートを切りたいと思います。
朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
鹿島はしっかりとした守備を構築して、隙をついて点を取ってくる勝負強さのあるチームという印象です。開幕戦は失点した時間帯が悪かったですし、リスタートからやられているので、そこの守備は一つポイントだと考えます。後期ではワンプレーを大切にしていきたいと思っています。ここまで負けた試合でも内容では肯定的な要素がたくさんあったので、勝負やワンプレーのこだわる姿勢、ゲームの肝をしっかりと抑えて残りの9試合を戦っていきたいと考えています。
鹿島アントラーズユース vs 市立船橋高校
日時:8月27日(日) 11:00キックオフ
会場:県立カシマサッカースタジアム
アクセス:●JR鹿島線「鹿島神宮駅」からタクシーで約10分
プレミアリーグEAST 第10節
8月26日(土)
16:00 横浜F・マリノスユース vs 大宮アルディージャユース(日産フィールド小机)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs 柏レイソルU-18(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
8月27日(日)
11:00 青森山田高校 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(青森山田高校)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 市立船橋高校(茨城県立カシマサッカースタジアム)
15:00 清水エスパルスユース vs FC東京U-18(清水総合運動場陸上競技場)
首位の清水エスパルスユース(静岡)は、3位のFC東京U-18(東京)との上位対決に臨みます。清水がグループリーグで敗退した日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で、FC東京は連覇を達成。勢いに乗ってアウェイに乗り込みます。その他、勝点1差で清水を追う2位の青森山田高校(青森)は浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)をホームに迎えます。勝点で並ぶ5位の柏レイソルU-18(千葉)と6位の京都サンガF.C. U-18(京都)は互いに中位を抜け出すために勝利を狙います。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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