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市立船橋、青森山田から逆転勝利で今季2勝目! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第11節
2017年09月04日
ピックアップマッチ
市立船橋高校 2-1(前半1-1、後半1-0)青森山田高校
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは9月2日(土)と3日(日)に第11節を開催し、市立船橋高校(千葉)は千葉県船橋市の船橋市法典公園(グラスポ)球技場で青森山田高校(青森)と対戦しました。
爽やかな秋晴れの中でキックオフを迎えた一戦は、開始早々から市立船橋が攻勢を仕掛けます。高い位置でのハイプレスからボールを奪うと、井上怜選手(MF #8)を中心に厚みのある攻撃を展開します。7分には福元友哉選手(FW #11)が強引に突破してシュートを放つなど、積極的に前へと出ていきます。
対する首位の青森山田も徐々にペースを握り、前半10分過ぎから反撃。浦川流樺選手(MF #16)と壇崎竜孔選手(MF #7)の両翼を中心にサイドから攻め立てます。迎えた17分、浦川選手が右サイドから中に切り込んでシュート。これは長谷川凌選手(GK #1)の好セーブに阻まれますが、こぼれ球に田中凌汰選手(MF #20)が反応して最初のチャンスをしっかりとものにしました。
ビハインドを背負った市立船橋は、ここから意地を見せます。何度も攻撃を仕掛けていくと、42分、ゴール前に抜け出した福元選手が身体を投げ出しながら、飯田雅浩選手(GK #12)よりも先にボールを触ってゴールネットを揺らします。
この1点で息を吹き返すと、後半は攻撃のギアがさらに上がっていきます。「崩し切ることは少なかったけど、アーリークロスや裏のスペースをうまく使えた」とキャプテンの杉山弾斗選手(DF #7)が話したように、シンプルな形でゴール前に侵入していきます。74分には再三に渡って狙っていた形から逆転弾が生まれます。左サイドから杉山選手が早いタイミングでゴール前にクロスを入れると、福元選手がファーサイドで技ありのダイビングヘッド。これが決まり、市立船橋が逆転に成功します。このまま逃げ切った市立船橋は、7月9日(日)の第8節・京都サンガF.C. U-18(京都)戦以来となる勝利で今季2勝目。残留に向け、大きな1勝を手にしました。対する青森山田は清水エスパルスユース(静岡)に次いで2位に後退する結果となりました。
監督・選手コメント
朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
今までは必要のない失点が多かったのですが、今日は中盤の守備が良かったと思います。青森山田はサイドに選手が張ってくる特殊な戦い方だったので、サイドチェンジされた時の守備陣形のスライドが大事でした。ただ、自分たちは守りを固めるつもりはなかったので、アグレッシブによく戦ってくれました。そして、リスタートのところもよく守ってくれました。失点をするとしたら、そこだと思っていたのですが、セットプレーの守備は自分たちの課題でもあったので、しっかりと練習から向き合って対応してくれたと思います。
MF #8 井上怜 選手(市立船橋高校)
立ち上がりは良かったのですが、最初は相手に押し込まれることもあって失点をしました。そこで沈んでしまうのが自分たちの弱点。なので、そこからもっと戦わないといけないと思って前に出て行くと、同点に追い付けました。そして、ハーフタイムにはみんなで話をして、「もっと戦おう」ということをさらに共有することができました。気持ちが締まり、後半も試合内容が悪くなく、みんなで戦うことができたと思います。それが勝利につながったと感じています。
黒田剛 監督(青森山田高校)
今日の試合は中村駿太(MF #11)も郷家友太(MF #10)も得点のチャンスが何度かあったと思います。浦川流樺も突破からチャンスをつくっていて、フリーの選手がいたのでクロスをマイナスで入れていれば試合は難しくなっていませんでした。やっぱり、ゴールを取れるところで前の選手が点を取らなかったら負けてしまいます。サッカーは点を取れる時に取らないと勝てません。今日の負けはチームにとって良い薬になったと思います。
MF #11 中村駿太 選手(青森山田高校)
今日の試合は負けてしまいましたが、シュートまで持っていくことや、アシストできるところまでは持っていけていました。そして、今日は自分よりも体格が良い選手からのマークが厳しかったのですが、それは高校からずっと経験してきていることでしたし、胸より下に来たボールは収めないといけないと考えていたので、収めるところはある程度できていたと思います。ただ、最後のところでゴールをこじ開けられませんでした。フィニッシュの精度をもっと高めていかないといけないと感じました。
その他の試合結果
柏レイソルU-18 3-2(前半2-0、後半1-2)横浜F・マリノスユース
大宮アルディージャユース 0-3(前半0-0。後半0-3)鹿島アントラーズユース
FC東京U-18 2-1(前半1-0、後半1-1)浦和レッドダイヤモンズユース
京都サンガF.C. U-18 0-2(前半0-0、後半0-2)清水エスパルスユース
京都サンガF.C.との一戦に臨んだ2位の清水エスパルスユースは、滝裕太選手(MF #11)の2ゴールにより、2-0で快勝。再び首位に立ちました。鹿島アントラーズユースは前田泰良選手(MF #17)の2得点もあり、3-0で大宮アルディージャユースを撃破。浦和レッドダイヤモンズユースをホームに迎えたFC東京U-18は、1-1で迎えた76分に小林幹選手(MF #10)にゴールが生まれて勝点3を手にしました。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第12節 スケジュール
9月9日(土)
15:00 横浜F・マリノスユース vs 京都サンガF.C. U-18(日産フィールド小机)
9月10日(日)
11:00 青森山田高校 vs 大宮アルディージャユース(青森山田高校)
11:00 市立船橋高校 vs FC東京U-18(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 柏レイソルU-18(県立カシマサッカースタジアム)
17:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 清水エスパルスユース(浦和駒場スタジアム)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定するという大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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