第13節の注目試合
FC東京U-18 vs 大宮アルディージャユース

高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは9月16日(土)から18日(月・祝)にかけて第13節を開催し、18日にはFC東京U-18（東京）と大宮アルディージャユース（大宮）が対戦します。

昨年同様に明治安田生命J3リーグに挑むFC東京U-23と並行しながらの戦いですが、現在、プレミアリーグでは首位の清水エスパルスユース（静岡）と勝点4差の3位に位置しているFC東京U-18。特に後半戦は2勝1分と好調を維持しており、佐藤一樹監督も「リーグ戦で上位にいるということは選手が必死にやってくれている結果」と充実ぶりを語ります。前節の市立船橋高校（千葉）戦も4人のメンバー変更がありましたが、1-0で勝ち切っています。

今節は、第4節に3-0で快勝した大宮をホームに迎えての一戦。首位を狙うためには勝点3がほしいところですが、佐藤監督は過度に勝利を意識せずに戦いたいと話します。「僕らはほぼ同じメンバーで戦えていない中で、できることをやっていくことが大事。その結果が優勝争いにつながっていけばいい」。リーグ戦に出場することが多い杉山伶央選手（MF ♯7）などの3年生を中心に、いつも通り戦うことが勝利への最短ルートとなるはずです。

対する大宮は、降格圏の9位・横浜F･マリノスユース（神奈川）と勝点2差の7位に位置しています。後半戦は初戦の横浜FM戦で勝利を挙げるも、その後は勝ち切ることができずに2連敗と思うように結果を残せていません。ただ、内容が悪いわけではなく、「悲観する戦いではない」と大塚真司監督と語ります。

直近の2試合では相手の特長に合わせてしまい、自分たちの戦い方を発揮することができませんでした。だからこそ、FC東京戦は主体的に戦い、「自分たちのプレースタイルを見失わないことが大切」（大塚監督）。特に攻撃面では2試合連続で無得点と苦しんでいます。夏に強化を図った運動量や戦う姿勢を、奥抜侃志選手（FW ♯10）や植松亮選手（MF ♯8）を中心に披露することが求められます。その上で主将の宮﨑浩太朗選手（GK ♯1）を軸に守り切れるかが勝負のポイントとなります。降格圏への転落を防ぐためにも自分たちのサッカーを取り戻し、FC東京戦で3試合ぶりの勝利を目指します。

監督・選手コメント

佐藤一樹 監督（FC東京U-18）
個々のモチベーションが高く、それぞれがチームで役割を果たしてくれています。チーム状態も良く、明るい雰囲気の中でトレーニングを行えています。世代別代表、J3とそれぞれの立ち位置の中で必死に取り組んでいて、慢心するようなこともありません。その中で今節対戦する大宮は、2015年にプレミアリーグへ一緒に上がってきました。その頃のことを思うと、当たり前にプレミアリーグで戦えるわけではないという初心に帰る機会でもあります。ですので、そういう思いを持って戦っていきたいと思います。

DF ♯3 篠原新汰 選手（FC東京U-18）
自分たちのストロングポイントは選手層の厚さで、誰が出場してもチームの中での役割を果たし、かつ自らの特長を出してプレーすることができます。大宮は個々の能力が高く、スキルフルなチームのイメージがあります。特に奥抜侃志選手はドリブルで違いをつくり出せる選手なので、警戒をしたいと思っています。ただ、一人一人が球際で勝つことができれば、自分たちのリズムが出てくると思うので、そこにこだわって戦いたいと思います。

大塚真司 監督（大宮アルディージャユース）
後半戦に向けて、夏のトレーニングを積んできました。最初のゲームでも勝利をつかみ、良いスタートを切ることができました。しかし、その後の2試合は違う特徴のチームに屈してしまいました。相手と戦う上で自分たちは受け身になるところもあったため、そこは改善しないといけません。FC東京戦では相手に合わせるのではなく、主導権をつかんでしっかりと戦いたいと思います。チームとしても、自分自身も、夏に積み上がったものがあるので、今後の戦いも含めて結果につなげていきたいと思います。

MF ♯8 植松亮 選手（大宮アルディージャユース）
相手は個の能力が高く、縦へのスピードが速い印象があります。その中で僕たちはコンビネーションから多くのシュートを放ちたいと考えています。個人としては運動量と正確なパスが特長なので、次の試合ではゲームをコントロールしながらチームにリズムをもたらすことができるプレーをしたいと思います。

FC東京U-18 vs 大宮アルディージャユース
日時：9月18日(月・祝)15:00キックオフ
会場：東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)
アクセス：
●西武新宿線「花小金井駅」より西武バス「錦城高校前」下車、徒歩約1分
●西武新宿線「小平駅」より徒歩約20分

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第13節 スケジュール

9月16日(土)
13:00　柏レイソルU-18 vs 青森山田高校（日立柏総合グランド/人工芝）
16:00　清水エスパルスユース vs 横浜F･マリノスユース（清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP）
16:00　京都サンガF.C. U-18 vs 鹿島アントラーズユース（京都サンガF.C. 東城陽グラウンド）
9月17日(日)
10:00　浦和レッドダイヤモンズユース vs 市立船橋高校（レッズランド）
9月18日(月・祝)
15:00　FC東京U-18 vs 大宮アルディージャユース（東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝）

JFA-TV

第13節を前に、第12節ダイジェスト映像をお届けします。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。

大会期間：2017年4月8日(土)～2017年12月10日(日)
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