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G大阪が広島を撃破し上位を猛追! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第14節
2017年09月25日
ピックアップマッチ
ガンバ大阪ユース 3-1(前半1-0、後半2-1) サンフレッチェ広島F.Cユース
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは9月24日(日)に第14節を開催し、ガンバ大阪ユース(大阪)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が対戦しました。
首位・広島を勝点差9で追うG大阪は、「タイトルを取るためには、もう負けられない」(實好礼忠監督)と試合開始から落ち着いたパス回しで主導権を握ります。最初の見せ場は10分。自陣で得たFKが相手ゴール前に入ると、岸田悠佑選手(DF #4)がヘディングで反応。素早く落下点に入った原田烈志選手(FW #41)が「イメージ通りにボールが来たので、押し込むだけだった」と冷静にゴールネットを揺らしました。先制点以降は、広島にボールを持たれる時間が続きましたが、2列目の選手が「ボランチがスライドをして、広島のサイドに対応しつつ、前に出ていければと考えていた」(實好監督)という任務を忠実に実行。ゴール前まで持ち込まれても、「球際だけは絶対に負けないと皆で話していた」(森永耀晟選手/MF #6)と粘り強い対応で、シュートを打たせません。
1点リードで迎えた後半も、「第11節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦で前後半の立ち上がりにやられていたので、今日は首位相手に自分たちがやり返そうと考えていた」(森永選手)と再び攻撃のギアを入れると、55分には左CKのこぼれ球から、森永選手がミドルシュートをたたき込み、広島を引き離しました。61分には、サイドを崩され、明比友宏選手(FW #11)に1点を返されましたが、75分には高い位置で相手のボールを奪った丹羽匠選手(MF #28)がGKとの1対1を落ち着いて決めて、再び2点差としました。終盤には足立丈英選手(DF #45)を投入し、システムを4バックから3バックに変更。中央の守備を固めて、逃げ切りに成功したG大阪が今季初の連勝を飾りました。
監督・選手コメント
實好礼忠 監督(ガンバ大阪ユース)
今日は選手がアグレッシブにプレーしてくれましたし、練習から意識していた球際の強さを試合でうまく出してくれました。前後半ともに良い流れの時と追加点がほしい時にも得点が入り、試合展開が楽になったことも大きかったと思います。また、守備も相手の強烈なアタッカー3人をうまく封じることができましたし、クロスもたくさん上げられましたが、しっかり跳ね返せました。結果も内容も良いゲームができ、今後の試合に弾みがつくのではないでしょうか。
MF #6 森永耀晟 選手(ガンバ大阪ユース)
今節は練習からサンフレッチェを想定した守備の練習をしてきました。相手にボールを回される時間は長かったのですが、チーム全体で守備ができ、苦しい時間帯を我慢できたのが勝因だと思います。首位のチームに勝てたことは気持ち的に大きいですし、初めての連勝というのも非常に価値があります。まだ優勝の可能性が残っているので、ここから1つでも多くの勝点を積み上げて、チャンピオンシップに出られるように頑張ります。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今日はグラウンドに慣れるまで時間がかかりました。そうした中で、立ち上がりに失点した場面は堪えたかったですね。攻撃も一発でサイドを変えたり、ダイナミックさが足りなかったように感じました。選手は頑張っていたとは思いますが、もう一歩、もう二歩くらい相手よりも上回ることができればまた違った内容になったと思いますし、2失点目の対応もまだ甘さを見えました。今節はU-18日本代表の遠征で主力が不在でしたが、次節以降もいない選手が出てくるので、代わりに入る選手の頑張りに期待したいです。
MF #6 根角裕基 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
思うように攻撃ができる時間が少なく、自分たちのペースが作れなかったせいで、守備の時間が増えてしまいました。耐えなければいけない時間に耐え切れず失点して負けてしまったのは悔しいです。攻撃も普段ならゴール前に抜け出せる場面で抜け出せず、足元のパスばかりになりました。代表の活動でいない選手のためにもどうしても勝ちたかったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。優勝するためにも、これからの試合は誰が出ても変わらずプレーできるように練習から意識していきます。
その他の試合結果
アビスパ福岡U-18 1-5(前半1-3、後半0-2) 神戸弘陵学園高校
大津高校 0-3(前半0-0、後半0-3) 東福岡高校
ヴィッセル神戸U-18 3-0(前半0-0、後半3-0) セレッソ大阪U-18
阪南大学高校 1-1(前半0-0、後半1-1) 米子北高校
最下位・神戸弘陵学園高校(兵庫)は、小西力生選手(FW #9)のハットトリックなどでアビスパ福岡U-18(福岡)に大勝し、9位に浮上。大津高校(熊本)と東福岡高校(福岡)による九州ダービーは両者譲らず、スコアレスで前半を終えましたが、62分に生まれた長尾宏清選手(DF #3)のゴールを皮切りに、3点を奪った東福岡が勝利しています。2位・ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と3位・セレッソ大阪U-18(大阪)の上位対決は後半に3ゴールを奪った神戸が勝利し、首位を奪還。米子北高校(鳥取)をホームに迎えた阪南大学高校(大阪)は、57分に福羅光希選手(FW #9)のゴールで先制しましたが、試合終了間際の失点で同点に追いつかれ、今季7度目の引き分けに終わりました。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第15節 スケジュール
10月7日(土)
11:00 米子北高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(どらドラパーク米子陸上競技場)
16:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 大津高校(いぶきの森球技場)
10月8日(日)
16:00 セレッソ大阪U-18 vs 神戸弘陵学園高校(ヤンマースタジアム長居)
10月9日(月・祝)
11:00 アビスパ福岡U-18 vs 阪南大学高校(福岡フットボールセンター)
11:00 東福岡高校 vs ガンバ大阪ユース(東福岡高校)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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