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横浜FMが鹿島を破り連敗をストップ! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第14節
2017年09月25日
ピックアップマッチ
鹿島アントラーズユース 1-3(前半0-2、後半1-1)横浜F・マリノスユース
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは9月23日(土)、24日(日)に第14節を開催し、鹿島アントラーズユース(茨城)と横浜F・マリノスユース(神奈川)が対戦しました。
後半戦再開後、4試合連続無失点で2勝2分と好調を維持する4位の鹿島と、4連敗中で降格圏からなかなか抜け出せない9位の横浜FM。対照的な両者ですが、試合の主導権を握ったのは不調からの脱却を目指す横浜FMでした。
開始早々から果敢にシュートを放っていきます。7分に土佐陸翼選手(MF #19)がハーフライン付近から相手の意表を突くロングシュートを狙うと、11分にもFKから棚橋尭士選手(FW #26)が強烈な一撃でゴールを強襲します。アグレッシブな攻撃でリズムをつかむと24分、澤田章吾選手(DF #5)のクロスをニアで棚橋選手がヘディングシュート。これがバーに当たりながらもネットに突き刺さり、ゲームの流れを引き寄せる1点を奪います。その後も果敢に攻め続けた横浜FMは42分、松田詠太郎選手(MF #37)の単独突破から追加点を挙げ、前半を折り返しました。
対する鹿島は相手の攻勢を前に沈黙し、思うように試合を運べません。好調な守備陣が球際の強さやセカンドボールに対する反応の良さを見せられず、苦しい状況のままハーフタイムを迎えました。
後半に入ると、横浜FMは「我慢する時間が多かった」と椿直起選手(MF #24)の言葉通り、鹿島に攻め込まれる時間が増えます。55分に出津真哉選手(MF #8)の突破から佐々木翔悟選手(DF #7)にチャンスをつくられましたが、最後まで身体を張ってゴールを死守します。高い集中力で鹿島の攻撃をしのぐと、この守備陣の頑張りに攻撃陣も応え、79分に椿選手が右サイドからドリブルを仕掛けてシュート。勝負を決定付ける3点目を奪いました。
84分に出津選手のPKで1点を返されましたが、最後まで危なげなく戦った横浜FMが後半戦初勝利。降格圏からの脱出はなりませんでしたが、復調の兆しをつかむ勝点3を手にしました。
監督・選手コメント
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
勝つためのオーガナイズがしっかりとできていなかったと思います。相手が勝つために割り切って戦ってきたこともあって、自分たちの力を出せずに後手を踏みました。なので、リスクをかけて攻めるしかない状態になったのですが、1点を返すのが精一杯でした。また、今日は後ろの選手が出場停止や代表招集ということもあって何名か変えて試合に挑みましたが、うまくいきませんでした。次の試合まで2週間と期間が空くので、イレギュラーが起こって代わりに誰かが出ないといけない状態になっても大丈夫なように、チームの底上げを図っていきたいと思います。
GK #1 沖悠哉 選手(鹿島アントラーズユース)
普段のメンバーと少し変わり、今までとは異なるゲームでした。なので、全員でカバーをして、より走ることや声掛けをすることを意識してゲームに挑んだのですが、ズレが多少生まれてしまいました。そこをうまくマリノスに突かれてしまったと思います。個人としても失点をしましたが、そこから僕自身がチームを立て直さないといけないなと思っていたのですが、それもうまくできませんでした。
西谷冬樹 監督(横浜F・マリノスユース)
今までは自分たちのミスから落としてしまうような、もったいないゲームが多くありました。でも、そこの部分に前節の清水エスパルスユース(静岡)戦で気が付くことができました。なので今日は守備のところでしっかりとやってくれたと思いますし、攻撃でも自分たちの良さを忘れることなく特長を出してくれたと感じています。球際やセカンドボールの拾い合いのところでもしっかりと戦ってくれました。今まではそれができていなかったのですが、セカンドボールを拾って攻撃につなげて得点まで持っていけました。それも勝利につながった要因の一つだと思っています。
FW #26 棚橋尭士 選手(横浜F・マリノスユース)
先制点の場面では、サイドバックの澤田章吾選手がクロスを上げる時に持ち直したので、DFの背後を取って1度動き直しました。うまくボールが出て来て、あとは決めるだけでした。本当に頭で合わせるだけのゴールだったと思います。自分自身としては久しぶりにフル出場したので、体力的にきついところがありましたが、練習から90分出られるようにトレーニングを積んでいたので大丈夫でした。
その他試合結果
清水エスパルスユース 1-2(前半1-0、後半0-2)市立船橋高校
青森山田高校 0-0(前半0-0、後半0-0)京都サンガF.C. U-18
大宮アルディージャユース 2-1(前半2-0、後半0-1)浦和レッドダイヤモンズユース
柏レイソルU-18 1-2(前半1-1、後半0-1)FC東京U-18
市立船橋高校(千葉)をホームに迎えた首位の清水エスパルスユース(静岡)は、12分に齊藤聖七選手(FW #25)のゴールで先制するも、後半に逆転を許し、今季2敗目を喫しました。京都サンガF.C. U-18(京都)とスコアレスドローで勝点1を分け合った2位の青森山田高校(青森)は、清水との勝点差を1としました。FC東京U-18(東京)はアウェイの柏レイソルU-18(千葉)戦で勝点3を積み上げ、勝点で青森山田と並び、首位に肉薄。終盤戦を前に上位は大混戦となりました。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第15節 スケジュール
10月7日(土)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 清水エスパルスユース(県立カシマサッカースタジアム)
15:00 京都サンガF.C. U-18 vs FC東京U-18(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
16:00 柏レイソルU-18 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(日立柏総合グランド/人工芝)
10月8日(日)
11:00 市立船橋高校 vs 大宮アルディージャユース(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
11:00 横浜F・マリノスユース vs 青森山田高校(横須賀リーフスタジアム)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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