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プレミア復帰1年目で頂点を目指す浦和 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2017年05月05日
4年ぶりにプレミアリーグに復帰した浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)は、これまでSAMURI BLUE(日本代表)で活躍する原口元気選手(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)に代表されるように、数多くのプロ選手を輩出してきました。今年もキャプテンの橋岡大樹選手(DF #4)、副キャプテンの井澤春樹選手(MF #14)など実力者ぞろい。プレミアリーグ復帰1年目ながらトップを狙える陣容がそろっています。
一見、個性ある選手たちが集結したように思われますが、降格翌年の2013年から指揮を執ってきた大槻毅監督は「指導者がそういう子たちが出てくるように取り組んできた」と言います。個の力を持った選手たちが浦和にいるのは、素質を持った選手たちとその才能を開花させるために努力を続けてきた結果だと言うことができます。
大槻監督は今季の環境面について「メディアに出る回数も多くなる、そういう環境要因というのは、プラスの面もあると思う」とプレミアリーグの注目度の高さを挙げます。それには日本を代表するビッグクラブのアカデミーらしい理由がありました。「僕らの後ろには日本一のサポーターがついていて、その人たちの応援に対する責任が僕らにはあると思う。そういうことを意識して戦えるような選手になってほしい」と大槻監督と言葉をつなげました。
ここまでは1勝1分2敗の6位ですが、大槻監督は「ここまでは想定内。これをどう成長に結びつけるか」と前を向きます。
開幕戦で昨年の王者・青森山田高校(青森)を相手に、後半3得点を挙げて逆転勝利を収めたものの、大槻監督は「2点失ったところは、これまで我々が積み上げてきたことと違う」と守備を課題に挙げます。橋岡選手が「僕たちのストロングポイントは球際の強さ」と胸を張る激しい守備を再建し、第4節は市立船橋高校(千葉)では1失点。1-1で開幕戦以来の勝点を手にしました。
もう一つ、指揮官が課題として挙げるのは好不調の波があることです。ただし、波の最高到達点で安定させることができれば、その力はかなりの破壊力を生むことができるため、大槻監督も「コンスタントに力を発揮できるようにしたい」と意気込みます。
赤い波がプレミアリーグを席巻することができるのか。第5節は、大宮アルディージャユース(埼玉)との“さいたまダービー”に臨みます。
監督・選手コメント
大槻毅 監督
プレミアリーグではプレーの強度が高い相手と試合ができるので、選手には刺激になっていると思います。育成の観点からすれば個人の成長を考えるというのはありますが、チームに貢献する、チームで何かを獲得する、成し遂げるというのは選手個人にとって大きいと思います。一年をかけてチームで何かに貢献できる選手の集団になってほしいと考えています。
DF #4 橋岡大樹 選手
大宮はボールをすごく回してくる印象があります。隙があれば守備の間に入ってきて、そこから攻撃の起点をつくってくることが多いのですが、焦れずに90分間集中して、しっかりとした守備で、無失点で勝利したいです。自分のプレーの特長は、一対一や競り合いの強さと声を出すところだと思っています。大宮戦でも常に声を出し続けてチームを鼓舞していきます。目標はもちろんチャンピオンシップ優勝です。
プレミアリーグEAST第5節
5月6日(土)
10:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 大宮アルディージャユース(浦和駒場スタジアム)
11:00 横浜F・マリノスユース vs 鹿島アントラーズユース(神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場)
5月7日(日)
11:00 市立船橋高校 vs 清水エスパルスユース(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
11:00 京都サンガF.C. U-18 vs 青森山田高校(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
14:00 FC東京U-18 vs 柏レイソルU-18(東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝))
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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