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試合の流れをつかみ得点を重ねた清水が首位ターンを決める! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第9節

2017年07月17日

試合の流れをつかみ得点を重ねた清水が首位ターンを決める! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第9節

ピックアップマッチ

柏レイソルU-18 0-3(前半0-2、後半0-1)清水エスパルスユース

高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは7月15日(土)と16日(日)に第9節を開催し、柏レイソルU-18(千葉)は清水エスパルスユース(静岡)と対戦しました。

序盤に攻勢を仕掛けたのは3連勝を狙うホームの柏でした。「入りはすごく良かったと思う」と田中陸選手(MF ♯8)が話すように、相手のサイドアタックを封じながら、ボールをテンポ良くつないでペースをつかみます。しかし好機をつくれず、試合の流れを掌握するまでには至りません。

すると、清水が一瞬の隙をつき、試合を動かします。19分に滝裕太選手(MF ♯11)の放った左CKを相手DFにクリアされますが、こぼれ球に反応した伊藤駿光選手(DF ♯5)が中央へ折り返します。最後は平墳迅選手(FW ♯9)が頭でねじ込んで待望の先制点を奪いました。これで勢いに乗った清水は32分にも好機をつくり、相手の背後に絶妙なタイミングで抜け出した平墳選手が再びネットを揺らします。清水は序盤の劣勢を跳ね返し、2点リードで前半を折り返しました。

迎えた後半。2点のビハインドを背負った柏が再び攻勢を仕掛けますが、開始早々の53分に杉井颯選手(DF ♯25)が危険なプレーで一発退場。これで数的不利になると思うようにボールを前に運べなくなり、前半同様に自分たちの手で試合の流れを手放してしまいます。

これで再び主導権をつかんだ清水は、「ダブルボランチがハードワークをしてくれた」と平岡宏章監督が語るように、中盤の底に入る吉田峻選手(DF ♯6)と宮本優選手(MF ♯8)を中心が高い集中力を発揮。相手に付け入る隙を与えず、終了間際の90+4分には途中出場の松本陸選手(MF ♯7)がゴールを奪って試合を締めくくりました。勝点3をつかんだ清水は首位をキープ。前半戦を首位で折り返すことに成功しました。

監督・選手コメント

永井俊太 監督(柏レイソルU-18)
CKから先制点を取られてばたついてしまいました。サッカーではよくあることですが、失点で選手たちがピッチ内でパニックになってしまい、2失点目もDFの背後を簡単に取られる形となって非常にもったいなかったと思います。(後半は反撃すべく)プラン通りに試合を進めている中で退場者を出してしまい、難しい戦いになってしまいました。ただ、1人少ない中でも選手たちは諦めずに戦ってくれましたし、次につながる戦いぶりだったと思います。

MF ♯8 田中陸 選手(柏レイソルU-18)
自分たちのサッカーが最初はできていたと思います。ただ、フィニッシュのところがうまくいかずにいると、先に失点をして自分たちはパニックになりました。後半はうまくいっていたのですが、退場者を出して自分たちのサッカーを自分たちから放棄してしまいました。それが敗因だと思います。前半戦が終わって優勝を狙えない位置にいないわけではないので、後半戦は少しでも首位との勝点差を縮められるようにしたいと思います。

平岡宏章 監督(清水エスパルスユース)
立ち上がりから相手がボールを保持してくると思っていたので、選手たちは守備をいつも以上に心掛けてやってくれました。だからこそ得点が先に奪えましたし、先にセットプレーから1点を取れたことが勝利をつかむ上で大きかったのではないでしょうか。前半戦を首位で終えることができましたが、やってきていることが結果につながっているのかなと思います。

FW ♯9 平墳迅 選手(清水エスパルスユース)
1点目のヘディングシュートは自分の形ではないのですが、決め切れたので良かったです。2点目は感覚ではないですけど、伊藤駿光選手(DF #5)と目が合ってここにラストパスを出してくれると思いました。柏は力があるチームなので一瞬の隙を狙うことを意識していて、チャンスを逃さないようにしていた中でゴールに入ってくれました。今日は本当に結果につながって良かったと思いますし、首位で終えることができて良かったです。

その他の試合結果

鹿島アントラーズユース 1-1(前半0-1、後半1-0) 浦和レッドダイヤモンズユース
青森山田高校 1-0(前半1-0、後半0-0) FC東京U-18
横浜F・マリノスユース 3-1(前半3-1、後半0-0) 市立船橋高校
京都サンガF.C. U-18 1-0(前半1-0、後半0-0) 大宮アルディージャユース

鹿島アントラーズユース(茨城)と浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)の一戦は、浦和がシマブク・カズヨシ選手(FW #10)のゴールで先制するも、90+3分に鹿島の有馬幸太郎(MF #14)の劇的ゴールで引き分けとなりました。

2位の青森山田高校(青森)と4位のFC東京(東京)との上位対決は、6分に挙げた堀脩大選手(MF #8)のゴールを守り抜いた青森山田が勝利しました。

市立船橋高校(千葉)とホームで対戦した横浜F・マリノスユース(神奈川)は、前半に大量3得点を奪い、今季2勝目を挙げました。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第10節 スケジュール

8月26日(土)
16:00 横浜F・マリノスユース vs 大宮アルディージャユース(日産フィールド小机)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs 柏レイソルU-18(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
8月27日(日)
11:00 青森山田高校 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(青森山田高校)
15:00 清水エスパルスユース vs FC東京U-18(清水総合運動場陸上競技場)
未 定 鹿島アントラーズユース vs 市立船橋高校(未定)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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